北アルプス常念岳で「不明」の2人、八ケ岳に登っていた 県警ヘリ出動後に判明(4日)
北アルプス常念岳で3日に宿泊予定だった山小屋に到着せず、行方不明となっていた女性2人について、八ケ岳連峰に登っており無事が確認されたことが4日分かった。安曇野署によると、2人は北アルプスで悪天候が見込まれるとして、直前に登る山を八ケ岳連峰の権現岳に変更していたという。
同署によると、3日午後6時半すぎに山小屋から「宿泊する予定の人が到着していない。遭難したのではないか」と連絡が入った。4日午前6時半から1時間ほど県警ヘリで捜索していたところ、同8時20分ごろ2人のうち1人の家族から「別の山に登っていた」と連絡があり、無事を確認した。
2人は山小屋に宿泊のキャンセル連絡を入れたとしているが、山小屋側はキャンセルの連絡は無かったと話しているという。
同署は登山計画が変わった際は、変更した計画で再度登山計画書を出し直すなど、変更したことを知らせるよう呼びかけている。
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