学生の時、友人のアパートで打(ぶ)ってる
俺。
相手の背中が透けて見える程にはならな
かった。
昭和の時代、煙草吸わない男、酒を飲ま
ない男、麻雀を打たない大学生は、ほぼ
いなかった。
学生街も大学のある町も雀荘だらけだっ
た。
しかし、アパートでも、あちこちの部屋
から夜中にはドンジャラの音が聴こえた。
学生だらけのアパートの場合、他の部屋
の住人は「静かにしてください」などの
クレームなどつける者はいなかった。
何日か後には静かだった部屋からは宴会
の喧騒が聴こえてくる(笑)。
あっちでドンジャラ、こっちでかっぽれ、
そっちでなんじゃらもんじゃら、ヒャッ
ハー!てのが定番だった。
昭和の大学生は、医大以外はどこもそう。
基本、部屋に風呂などは無い。全員が銭湯
に行く。
風呂屋の近くのアパートを借りるのもポイ
ントだった。
小さな石鹸カタカタ鳴るから(笑)。
「神田川」ってね、早稲田の学生の物語
なんだよ。作詩の喜多條忠さんの実話。
そして、学生が住むアパートメントはこん
なのが多かった。
部屋の中はどこもこの感じ。(ネットから)
渋谷駅そばにも原宿同潤会アパートのよう
なアパートメントがあった。
今は集合住宅のアパート自体が少なくなっ
てきているが、本当は、日本語のマンショ
ンは英語ではアパートメントだ。マンショ
ンという英語はクレムリンのような建物の
ことを指す。日本でいうマンションは英単
語ではアパートメントもしくはコンドミニ
アムだ。
