「研究予算がありません!」
これはCR2の〈冒険者〉を対象とした『LHZ』のシナリオである。
あなたがGMならば、このシナリオを使うことですぐに『LHZ』を遊ぶことができる。
あなたがプレイヤーとしてこのシナリオを遊ぶつもりならば、これを読むのはセッションが終わるまで待ってほしい。
GM向け情報
おことわり
オンライン環境におけるテキストセッションを想定してシナリオを記載しています。オフライン環境で遊ぶ場合は、各自で改変を加えてください。
各シーンでの行動や結果が、後のシーンやミッションに影響を与えるような流れになっています。GMとして本シナリオを回す際は、全体の流れを押さえてからからセッションに臨むことをオススメします。
Scene1「研究予算がありません!」
Scene2 準備パート「交渉材料を探せ!」
Scene3 交渉パート「プロジェクト継続の道を切り拓け」
Scene4 研究パート「新たなる文明の扉を開け」
Scene5「成果報告会!」
シナリオ背景
ここの所、成果が思わしくないプロジェクトチーム(PCたち)が、ロデリック商会予算配分員会から戦力外通告を受ける場面からシナリオは開始する。
ギルド本部の思惑は、予算削減・研究プロジェクトの統廃合は建前であり、「たるんだギルメンに発破をかける」「やる気がない、将来性のない研究をふるいにかける」ことが今回の目的だ。
PCたちは熱意と研究の可能性を予算配分委員会に示すことで、十分な予算や資源を確保し、自らの研究を完成させることでシナリオクリアとなる。
ロデリック商会 https://lhrpg.com/lhz/i?id=1413
ロデリック商会の組織図 https://lhrpg.com/lhz/i?id=2881
裁定方針について
本シナリオはコメディシナリオです。PL/PCたちの目的は「未完の研究テーマ」を完成させ、自分たちの研究をセルデシア世界に発表することであり、これはGMの目的でもある。
GMはPC間の公平さを担保しつつ、裁定はPCフレンドリーに!さながら、ギルドメンバーたちの奮起を温かく見守るロデリック学長のような気持ちでマスタリングすることで、より豊かなセッションになるでしょう
ミッションアレンジについて
このシナリオでは「パイルアップ」と「アグリメントロープ」というミッションアーキを使用しています。もしマスタリングに迷った時や、アレンジを加えたいと思った時は、下記のサプリが参考になります。
セルデシアガゼットVOL.3「特集・ミッション作り方ガイド其ノ1」
セルデシアガゼットVOL.19「特集・ミッション作り方ガイドアグリメントロープ」
プリプレイ
このセクションには、セッション当日のプリプレイの流れを記載している。
①~④の流れに沿って、プリプレイを進行しよう。
①今回予告・PCの状況
セッションを開始したら、まずは今回予告とPCの状況を読み上げよう。
今回予告の代わりに、後述するマスターシーンを描写してもいいだろう。
②PC/PL自己紹介
PCの行動力順にPC/PLの自己紹介を促そう。
PCが得意なことや、このシナリオを通してやりたいこと、事前に取得したコネクションやユニオンについても紹介を添えてもらうといいだろう。
③研究テーマの確認
PLのうち1人に、事前に相談した「未完の研究テーマ」を発言してもらおう。
まだ相談が済んでいない場合はここで相談し、PL同士の意識を統一しておくとセッションの進行がスムーズになるだろう。
④プリプレイ特技・ログチケットの使用確認
順番不問でプリプレイ特技の使用と、因果力チケット・アザーチケットの使用を確認しよう。
マスターシーン
GMはメインプレイの開始を宣言し、マースターシーンを読み上げよう。
Scene0「ロデリック商会 定期成果報告会にて」
マスターシーンとは、GM主導で「PCは知らなくてもよいが、プレイヤーに知っていて欲しい情報」を描写するためのシーンだ。PCは登場していないか、登場していても脇役であること伝え、シーンの目的を果たそう。
時期は2月末。時折、うっすらと雪がちらつく頃。ロデリック商会のギルドホールの講堂では、月に1回の研究成果報告会が開かれていた。
ホール正面のステージには演台が置かれ、報告者はそこに立ち、立体映像を映し出す水晶球や背後にある巨大な黒板を使いながら、ある者は声高らかに、ある者はやや緊張気味に、それぞれの研究成果を報告している。
多少の金貨を支払えばロデリック商会に所属していない者も聴講ができるため、他の有力ギルドの冒険者や、アキバ新聞の記者、魔法都市ツクバの研究者、商機を求める大地人豪商など、様々な顔ぶれが混じっている。
ギャラリーは、ステージを取り囲むように設置された固定式の机とイスに座り、研究成果に耳を傾けている。座席は3分の2ほど埋まっているので、その数はおよそ400名弱といったところだ。
今日の最後の報告が締めの挨拶に入り、ギャラリーたちがごそごそと帰り支度を始めた頃、ステージ奥からギルドマスターであるロデリックが現れた。
ロデリックは挨拶もそこそこに、これからロデリック商会のギルドメンバー向けの話をすると断わりを入れて、神妙な面持ちで語り始めた。
「我々は、この異世界にやってきて、数多くの既知の知識では測ることができない謎や、それを解明・応用し、創造する喜びに出会いました。それらは、個々の冒険者ではたどり着けないほど多く、そして迂遠な地平線のように広がっています」
「その地平線を互助によって切り拓くために、我々ロデリック商会は、メンバーの自由な発想、意思、知的探求心を何より尊重し、様々な研究部・プロジェクトを増設、研究・開発に邁進してきました。ギルドを運営し、ここまで大きな組織になったことをうれしく思っています」
恭しく一礼したロデリックはさらに言葉を続ける。
「しかし、ここで一度、自分たちのあり様を見直さなければならない時がきたように思います。地球世界とセルデシア世界との境界の希薄化、未知の軍勢〈典災〉の脅威、ミナミとの技術革新競争、地球世界の生活様式の獲得など、我々のような、研究を任された組織が取り組むべき地平線が、目の前にはたくさんあります」
「しかし、予算や資源は有限です。円卓会議からの予算もありますし、研究成果に応じた各研究科からの収入もありますが、十分とは言えません。自由の翼を持って、思い思いの研究に励むことは大いに喜ばしいことですが、我々、ロデリック商会として挑むべき地平線は、このセルデシア世界に住まう人々の『あらゆる面における豊かさ』に寄与すべきとボクは考えます」
「そのような観点から、先日開催した予算配分委員会本議会にて、次期の予算配分の抜本的な見直し及び、研究部・科の統廃合について協議をしました。詳細は各研究チームあてに追って通知しますが、大変厳しい結果が出たプロジェクトもあります」
そう言葉を切ると、眼鏡のくいっと持ち上げた。
水面に石を投げ入れたように、会場にどよめきが広がる。
外部の者たちは「これは面白そうなことが始まったぞ」と好奇の目を向けるばかりだが、ギルドメンバーの反応は、自信ありげに微笑む者、不安げに顔を青くする者、野次までは飛ばさぬものの不快感をあらわにする者などさまざまだ。
「ボクたちもこの決定を一方的なものにしたくはありません。1週間後、ヒアリングの機会を設けます。処遇に不服があり、希望するチームはその旨を、明日中に本部へ申し出てください。私からは以上です」
さらにどよめく会場。混乱冷めやらぬ出席者たちをよそに、ロデリックは舞台の裏手へ消えていった。
シーン終了
以上を読み上げた時点でマスターシーンは終了となる。オープニングフェイズへ移行しよう。
オープニングフェイズ
GMはメインプレイとオープニングフェイズの開始を宣言し、次のシーンのシーン予告をすること。
インタールード
シーン予告の内容は、次のシーンのシーン定義を目的から順番に読み上げるとよい。プレイヤーからのシーン要望が無ければ、そのまま次のシーンを開始する。
シーン予告とシーン要望の確認は以降のインタールードでも毎回行なうこと。以降、このシナリオでは、基本的にすべてのシーンにPC全員が登場する。GMはこれもプレイヤーに伝えよう。
Scene1「研究予算がありません!」
シーンが始まったら「オーバーチュア」を読み上げ、シーン開始時の様子を描写しよう。以降のシーンも、開始したらまず「オーバーチュア」を読み上げること。
「モンタージュ」には、シーンが変化した描写とそれを読み上げるべきタイミングが記載されている。これは厳密なものではないので、GMはPCたちの反応を見つつ、ロールプレイが一段落したなどの区切りの良い場面で「モンタージュ」による変化の描写を行うとよい。
PCたちは、時間通りに現れたり、寝ぐせをつけて遅刻したり、研究室で徹夜をキメたりしているだろう。シーンへの登場を促し、NPCを交えて朝のひと時を演出しよう。
シーンの目的である「これからの行動」をチームで考えるよう促そう。
選択肢は下記3点が考えられ、相談の様子を見て、GMまたはNPCが選択肢を示してもよい。選択によって次のシーンが変わるため、「シーン終了」の欄に記載している内容も伝えてしまって構わない。
①プロジェクトの継続を断念する、または他科との統合を検討する。
②委員会の要望を飲み、5月の成果報告会に挑む。
③再ヒアリングを申し入れ、何らかの要望を試みる。
※②と③は成果が思わしくなかった場合に、研究費の返還が待っている。
研究費には、研究に使う費用に加えてメンバーの生活費も含まれている。生産・狩り・クエストをしない研究員にとってはライフラインそのものであり、これが削減、下手をすると0になってしまうかもしれないという危機的状況をしっかり伝えるといいだろう。
シーン終了
PCたちがこれからの行動を決めたところでシーンは終了する。
インタールード
PCの選択によって次のシーンを変えること。
①研究を断念する場合→エッゾとの都市間転移門の研究に回されたことにし、エンディングに移行する。※記述なし
②再ヒアリングをしない場合→シーン4「研究パート」に移行する。クライマックスフェイズに移行するため、PC全員に【因果力】を2点配付する。
③再ヒアリングに臨む場合→シーン2「準備パート」に移る。
Scene2 準備パート「交渉材料を探せ!」
このシーンの意図は、再ヒアリングに向けた準備のロールプレイを通してPCの個性を掴むことや、PL同士のアイスブレイクを狙うことだ。
「自由に行動してもよい」という状況に戸惑い、なかなか行動を決められないプレイヤーのために、「シーンのねらいはキャラクタープレイを楽しむこと」ということGM発言で伝えることや、積極的に先の情報や判定ボーナスを与えることで、PLの不安の軽減を心がけると良いだろう。
プチロールタイム
ここからはプチロールタイムに入る。
次のミドルフェイズでは、予算配分員会と対面し、実際に交渉するミッションが待っている。
交渉ミッションの目的は、サリチェが話していたとおり、クライマックスに控えている研究ミッションで使えるリソース(時間・お金・人手など)を委員会から融通してもらうことだ。
この交渉をするにあたって、PCたちの熱意や研究の可能性を伝える、交渉を有利に進めるために、PCたちが準備をするシーンであることをしっかり伝えよう。
■〈シナリオ動作〉と判定技能・得られるメリットについて
下記データは製作者がマスタリングしやすいように整理したやり方です。
PCが提案した動作に対し交渉ミッションで使えるリソースを渡すことが出来れば、どのような整理でもOKです。
〈市場ニーズ調査する〉(運動・解析)
〈競合する研究を調べる〉(交渉・解析)
〈弁論用に研究がもたらす価値をまとめる〉(耐久・交渉)・・・など
〔判定成功〕[価値:n]タグを持つ成果を得る。
→「市場の声[価値:n]」「他研究との比較データ[価値:n]」「渾身のプレゼン資料[価値:n]」など
難易度に応じて強度を設定→普通:[価値:2] 至難:[価値:4]
[価値:n]は交渉ミッションにおけるシナリオ動作〈プロジェクトの価値を語る〉のコストになる。
〈必要経費を試算する〉〈スケジュールを立てる〉〈必要な労働力を見積もる〉(解除・解析)
〈研究過程を資料にまとめる〉〈試作品を仕上げる〉(耐久・操作)・・・など
〔判定成功〕[根拠:n]タグを持つ成果を得る。
→「緻密な(予算)(研究計画)[根拠:n]」「(資料名・試作品名)[根拠:n]」
難易度に応じて強度を設定→普通:[根拠:1] 至難:[根拠:2]
[根拠:n]は交渉ミッションにおける能動判定に、nの数だけボーナスを得る。
〈豪勢な料理を作る〉(操作・知識)
〈チームの掛け声を作る〉(交渉・知覚)
〈チームのグッズを作る〉(操作)・・・など
〔判定成功〕[団結]タグを持つ成果を得る。
→「甘辛カツカレー[団結]」「掛け声『やるぞ、やるぞ、やるぞー!』[団結]」「ロゴ入り赤ヘルメット[団結]」
PCは全員[団結]タグの数だけ、次のインタールードで【因果力】を得る。
これを提案したPLには惜しみない拍手を送ろう!
〈予算委員会側の要望を探る〉(運動・知覚)
〈袖の下を使う〉(交渉・因果力1)
〈協力者を探す〉(知識)・・・など
〔判定成功〕[根回し]タグを持つ成果を得る。
[根回し]は①~③の動作に当てはまらないワイルドカード枠。提案に沿ったメリットを与える。
・交渉ミッションにおけるシナリオ動作〈取引を提案する〉〈目配せをする〉のコストになる。
・委員会側の要望リストを事前に知ることができる(その場か最終打ち合わせの時に開示)
CR2における判定難易度目安 簡単:6~7 普通:8~9 至難:10~12
PLの雰囲気を見て「①~④の動作を想定している」>「具体的な動作名」>「タグで得られる具体的なメリット」を順次開示するのもアリ。
PCの提案に合わせて「判定技能を変える」「得られるメリットを2種を組み合わせる」などアレンジも加えるとよい。
「んー?どうしたんですか?」
「もしかして、何をしたらいいか思いつかないんですか」
「もー、研究以外はからきしなんですから」ぷんぷん
「そうですね・・・」
①「机上の空論でもいいので『この研究の成功が、冒険者や世界にどういう発展をもたらすか』を弁論用にまとめてみるのはどうでしょう?」
「仮説なくして実証無しともいいますし、同調してくれる方もいるんじゃないでしょうか?」
②「何か試作段階のものでいいので、現状の成果をまとめておくのはどうでしょうか?」
「目に見える物があれば説得力が増すかもしれません!」
③「委員会側の動向を探ってみる、というのはどうでしょう?」
「もし事前に委員会の腹案が分かっていれば、交渉が幾分か楽になるかもしれません」
次のミッションで必要になる「PCの要望リスト」を相談して作成しよう。
PC/PLのアイディアを聴きつつ、GMが5~6つほどにまとめよう。
☆まとめる時のコツ
プレイヤーの提案を【お金】【人員】【場所】【物資】【時間】に分類するとリスト化しやすいだろう。
また【お金】の場合は「予算増額金貨5万枚」【時間】の場合は「開発期間の延長1か月」を単位とし、1つの要求を倍にする選択肢もあることも伝えておこう。
シーン終了
PCたち要望をまとめられればシーンは終了する。
ミドルフェイズ
インタールード
ここからはミドルフェイズ「予算配分委員会を相手に、PCたちが交渉するシーン」に移る。
シーンの提案がなければPC全員に【因果力】を1点づつ配布しよう。
さらに、準備パートで[団結]タグを手に入れていた場合はその数だけPC全員に【因果力】を追加配布しよう。
Scene3 交渉パート「プロジェクト継続の道を切り拓け」
PCたちがシーンに登場している間、ミッションシートなどの準備をしよう。
☑ルール・PC動作・NPC動作の共有メモ貼り出し
☑ミッションシートの貼り出し
☑PCマーカー・委員会マーカー・交渉トークンの配置
※「データセクション」に貼り出し用のテキストを掲載しているので活用してほしい。
ミッション「プロジェクト継続の道を切り拓け」
ここからは、弁論フェイズ(前半戦)と折衝フェイズ(後半戦)に分かれた交渉型ミッションをプレイする。
マップシートなどの準備をした後、前後半を含めたルールを説明し、PLたちが理解したらミッションを開始しよう。
▼ミッションシート(8×8サイズ)
ここからの下のシナリオ動作は、準備パートで使用可能になっている場合のみ開示すること。
シーン終了
折衝フェイズが終了し、両者の要望が記録できればシーンを終了する。
クライマックスフェイズ
インタールード
ここからクライマックスフェイズとなる。クライマックスフェイズの開始を宣言し、PC全員に【因果力】1点を与えよう。
Scene4 研究パート「新たなる文明の扉を開け」
PCたちがシーンに登場している間、ミッションシートなどの準備をしよう。
☑ルール・PC動作・EXパワーの共有メモ貼り出し
☑ミッションシートの貼り出し
☑未完の研究コマ、各タグ・トークンの配置
※「データセクション」に貼り出し用のテキストとランダムイベント表を掲載しているので活用してほしい。
ミッション「新たなる文明の扉を開け」
ここからは、得られた予算と時間を駆使し、研究・開発に勤しむ、研究ミッションをプレイする時間だ。
交渉パートで勝ち取った要望が予算や時間であればリソースが増加し、その他であればPCEXパワーの実行権を得られる。
ここまでの苦難を乗り越えて、PCたちの発想が光るシーンにしよう!
▼ミッションシート(8×8サイズ)
EXパワー
以下のEXパワーは交渉パートの結果に応じて公開すること!
1D8 | 発生イベント |
---|---|
1 |
〔イベント〕「ふしぎなくすり飲まされて~①」薬学部から治験募集の知らせが届いた!何でも力が一時的に集中力がアップするんだとか・・・?【自動成功】うおおお、意識がクリアになり、頭が冴えわたる。【因果力】1点を得るが、副作用として「不思議なお薬表」をロールしてその効果を受ける 笑 |
2 |
〔ハプニング〕「なんだこの請求書は!!」書類の山からはらりと1枚の紙切れが落ちる。な、な、なんと、支払期限の過ぎた第8商店街からの請求書だ!!延滞料を含めて[予算トークン]1を支払う。【基本(交渉/10)】成功すれば事情に理解を得られる。なんと支払いは「投資だよ!」おまけしてくれた! |
3 |
イベント〕「またロデ研の仕業かよー」アキバの街近隣にイケメンだけを襲うトリフィドが出現。何でも除草剤のつもりでカケザンXを撒いたんだとか!?討伐クエストが発令されているぞ!【基本(耐久・解除/10)自身に[イケメン]タグを付与するなら判定に+2】成功すれば報酬として[予算トークン]+2。ほくほくだぁ! |
4 |
〔ハプニング〕「市場の波に乗れ!」よく使っている素材アイテムに高騰の兆しあり。次のラウンドで実行するシナリオ動作にて「追加コスト」として支払う[予算トークン]の額が倍になる。【基本(知覚・交渉/10)】成功すれば先物買いを成功させデメリットが発生しない。 |
5 |
〔イベント〕「ふしぎなくすり飲まされて~②」薬学部から治験募集の知らせがまた届いた!何だか報酬が高い気がするが・・・?【自動成功】ぐにゃぁと視界が揺らぐ。「rmdcn」をロールしてその効果を受けるwww あっ、[予算トークン]を2つもらってね! |
6 |
〔ハプニング〕「情報漏洩!!」君たちの研究室にライバル部門のスパイが紛れ込んだ![先進性]または[収益性]タグが付与されている場合、そのうち1つを[完成]タグに変える。【基本(運動/9)】成功すればスパイを撃退し、不利益を回避できる。 |
7 |
〔ハプニング〕「コレハ想定外デス」研究中に予期せぬトラブルが発生し何かが暴走した!このままでは各方面に被害を出しかねない!委員会の監視の目が厳しくなり、研究に公益性を求められる!勝利条件に[公益]タグを1つもつこと(すでに条件としてある場合は3つ)が増える。【基本(解除/9)】成功すれば被害が出る前に事態を収拾できる。ひゅー、助かったぜ。 |
8 |
「眠りにつけ、冒険者よ」常蛾の群れがアキバの街を襲う。PCは全員【基本(抵抗/9)】を行い、失敗したPCは【因果力】を1点失う。【魔法防御力】が10以上あるPCは判定に+2を得る。 |
2D | おくすりのこうか |
---|---|
2 |
モリモリマッチョA:筋肉がもりもりになる。 |
3 |
テアシノビール:手足がぐにゃぐにゃになり伸びる。ゴムゴムのー! |
4 |
ボボボッボ・ボッボボG:髪の毛が伸びて天を突きあげる。 |
5 |
ウマイゾンX:呑むと口から怪光線がでる。 |
6 |
二次元の天使ヘイメンガエル:飲むとペラペラの薄い身体になる。 |
7 |
ドッチナノン:性別を逆転させる。 |
8 |
Boin暴食:強力な胃薬だが、副作用で胸が大きい人は大きくなり小さい人は小さくなる。 |
9 |
おしゃべりころりんちょ:動物の言葉がわかるようになるかわりにしゃべる言葉が意味不明になりバイブスがアガる。 |
10 |
セイカクハンテン薬:本人の性格的特性が逆になる。 |
11 |
スノーホワイト:睡眠状態になり、叩いても蹴っても目が覚めなくなる。キスされることで効果が切れる前に目が覚める。 |
12 |
メガトン:体重が増加する。どこに肉が付くかは、普段の生活態度次第。 |
シーンの終了
既定のラウンドが経過し、ミッションの結果を記録したらシーンは終了する。
エンディングフェイズ
インタールード
ここからはエンディングフェイズとなる。GMは、エンディングフェイズの開始をプレイヤーに宣言しよう。
Scene5「○月、成果報告会!」
エンディング
※PCたちのロールプレイが一段落したら、このシナリオは終了となる。下記エンディングを読み上げよう。
惜しみない拍手と歓声。苦難は去った。
委員会の結果を待たずとも、プロジェクトの存続は明らかだ。
この後君たちは、理論を詳しく知りたい者や、商談をしたい者に取り囲まれ、クタクタになるまで言葉を交わし続けた。
それも仕方あるまい。君たちは新しい可能性を世界に示したのだ!
さぁ、これをどう応用しようか?次はどんな扉を開こうか?
そんな夢を膨らませつつ、冒険者は休息し、プレイヤーは物語を結ぶとしましょう。
――――ログ・ホライズンTRPG『研究予算がありません!』 了
アフタープレイ・ログチケット
「アフタープレイ」にしたがってアフタープレイを行なう。
セッションの終了
すべての処理が終わればセッションは終了となる。
これにてロデ研における波乱は成功裏に幕を閉じた。次なる冒険のためにいまは一時の休息としよう。お疲れ様でした!
データセクション
このセクションには各ミッションで使える、情報確認用テキストを掲載している。
Scene3 交渉パート「プロジェクト継続の道を切り拓け」 共有メモ
Scene4 研究パート「新たなる文明の扉を開け」
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