月が上る夜に

これはCR1の〈冒険者〉を対象とした『LHZ』のシナリオである。あなたがGMならば、このシナリオを使うことですぐに『LHZ』を遊ぶことができる。あなたがプレイヤーとしてこのシナリオを遊ぶつもりならば、これを読むのはセッションが終わるまで待ってほしい。このシナリオのガイダンスは以下の通りである。

シナリオガイダンス
プレイヤー人数

4人(3~5人対応)

キャラクターランク

1

プレイ時間

4~5時間

チュートリアル戦闘×1回
ミッション×1回
クライマックス戦闘×1回
オンラインでのセッションの場合は、通して遊ぶと時間がかかる場合もあるため、イベントごとにひと区切りし、2から3回に分割して遊ぶ事を検討しよう。

GM向け情報

シナリオ背景

このシナリオは円卓会議から事件の依頼を受ける所から始まる。
なるべくPCとNPCは友好的な関係であることが望ましい。

このシナリオのクリア条件は黒幕(大地人)を追い詰めることである。
成功すれば情報と円卓会議からの報奨金、100Gが入手出来る。
==== PC番号およびシーンプレイヤーの扱い
このシナリオでは、PC番号を使用せず、またシーンプレイヤーも指定しない。GMは必要であれば任意にシーンプレイヤーを指定してもよい。

プリプレイ

今回予告

夜のアキバにて、不審な事件が起こる。
ゴブリンの影が街のあちらこちらで発見される。
路地裏、商店街、遂には大通りまで…。
ギルドに所属するPC達は、このモンスター騒ぎを解決するために名乗りあげる。
円卓会議に参加している他のギルドから助力を受け、一刻も早い解決を目指そう。

シナリオガイダンス
プレイヤー人数:4人
キャラクターランク:1
内容:チュートリアル戦闘1回+ミッション1回+クライマックス戦闘1回

ログ・ホライズンTRPG
『月が上る夜に』

魂の翼持つ〈冒険者〉たちよ、地平線の彼方にあらたな記録を刻め!

レギュレーション

このシナリオは以下の環境で遊ぶことを想定して作成されている。GMの決定した難易度によって【因果力】が増減するため忘れず反映すること。

使用ルール

  • 『ログ・ホライズンTRPGルールブック』

  • 『ログ・ホライズンTRPG拡張ルールブック』

GMが許可するのであれば「ログホラ・ウェンズデイ」や「セルデシア・ガゼット」の追加データを使用してもよい。

推奨キャラクター

このシナリオはCR1のキャラクター3人から5人を対象に遊ぶことを想定している。4種類の「アーキ職業」のキャラクターが全て揃うようにすることを強く推奨する。プレイヤーの人数が少ないときは、「戦士職」と「回復職」のキャラクターを優先すること。

おすすめサブ職業

このシナリオにはミッションが存在する。このミッションにおいてボーナスを得られるサブ職業は以下の通りだ。

〈狂戦士〉〈騎士〉〈追跡者〉〈狩人〉

状況の解説

PCの立場

PC達は同じギルドに所属している。

ユニオンの結成

このシナリオではPCたちは同じギルドに所属し、パーティーを組んで冒険している。話し合って、ギルドの名前やギルドマスターを決めること。決まったら、キャラクターシートのユニオンの欄に「ギルド名」を記入しよう。
PCが希望するならば、コネクション、ユニオンを取得してもよい。

使用するEXパワー

このシナリオではPCには専用EXパワーは存在しない。

このシナリオでは以下のEXパワーの中から1つを選んで使用することができる。どれを使用するかはプレイ中に決定してよい。

ランダム性を重視しない場合、特に初心者のPLがいる場合はEXパワーを公開してもよい。

このシナリオではアイザック、にゃん太、シロエ、3人のうち誰から受注するかによってEXパワーが自動的に選択される。
この情報は事前に公開してもよい。

アイザックの城塞防御《アイザックのじょうさいぼうぎょ》

EXパワー 黒剣騎士団 アイザック パーティー

  • タイミング ダメージ適応直前

  • 判定 自動成功

  • 対象 自身

  • 射程

  • コスト

  • 制限 シナリオ1回

▼効果・解説
▶効果:アイザック(黒剣騎士団)から依頼を受けた場合にのみ発動可能。
あなたが適用される予定のダメージはあなたが[防御判定]に成功したかのようにすべて無効になる。

▶解説:「お前はオレが守ってやる!《キャッスル・オブ・ストーン》!」

にゃん太の特製料理(にゃんたのフルコース)

EXパワー 食卓の騎士団 にゃん太 パーティー 準備

  • タイミング ブリーフィング

  • 判定

  • 対象 全員

  • 射程

  • コスト

  • 制限 シナリオ1回

▼効果・解説
▶効果:にゃん太(食卓の騎士団)から依頼を受けた場合にのみ発動可能。
対象にかかっている[疲労]を最大30点まで回復させる。

▶解説:「士気を上げるには美味しいご飯が1番ですにゃ」

シロエの援護呪文(しろえのさぽーとすぺる)

EXパワー 記録の地平線 シロエ パーティー

  • タイミング 本文

  • 判定

  • 対象 全員

  • 射程

  • コスト

  • 制限 シナリオ1回

▼効果・解説
▶効果:シロエ(記録の地平線)から依頼を受けている場合にのみ発動可能。
発動したラウンドにおいて、対象が「タイミング:メジャー」の攻撃を行う時にその[命中判定]に+1Dし、[エネミー]タグを持つキャラの[回避判定]、[抵抗判定]を-1Dする。

▶解説:「敵の行動を阻害、味方には支援を。これが〈付与術士〉の戦法ですよ」

セッション難易度

以下の難易度から1つ選択する。そのとき『ログ・ホライズンTRPG』未経験者がプレイヤーに含まれているのであれば「難易度:イージー」を選ぶこと。

イージー

PC全員の【因果力】+1 NPCから[蛍火の宝珠]をもらえる。

ノーマル

特になし クライマックス戦闘でゴブリン2体

ハード

GM用【因果力】+PC人数と等しい数 クライマックス戦闘でゴブリン3体

オープニングフェイズ

GMはメインプレイとオープニングフェイズの開始を宣言し、次のシーンのシーン予告をすること。

インタールード

シーン予告の内容は、次のシーンのシーン定義を目的から順番に読み上げるとよい。プレイヤーからのシーン要望が無ければ、そのまま次のシーンを開始する。
シーン予告とシーン要望の確認は以降のインタールードでも毎回行なうこと。また、このシナリオでは、基本的にすべてのシーンにPC全員が登場する。GMはこれもプレイヤーに伝えよう。

OP1:依頼の受注

シーン種別

シネマティックシーン

解説

【円卓会議へ向かう】

目的

【依頼の受注】

シーンが始まったら「オーバーチュア」を読み上げ、シーン開始時の様子を描写しよう。以降のシーンも、開始したらまず「オーバーチュア」を読み上げること。
「モンタージュ」には、シーンが変化した描写とそれを読み上げるべきタイミングが記載されている。これは厳密なものではないので、GMはPCたちの反応を見つつ、ロールプレイが一段落したなどの区切りの良い場面で「モンタージュ」による変化の描写を行うとよい。

オーバーチュア

【ギルドマスターであるPCの元に円卓会議に所属している『アイザック/シロエ/にゃん太』から〈念話〉が届く。
簡潔に纏めると、
・今アキバで奇妙なモンスター騒ぎが起きている。
知識値をロールする。6で成功。事件について知っている。
・どこのギルドも人手不足で対応できない。
・交流のある君たちにぜひ頼みたい、円卓会議へ来て欲しい。
とのことだ。(ここでコネクション:『アイザック/シロエ/にゃん太』を取得しても良い)】

【OP1-1】

PC達が〈念話〉に応じ、円卓会議へと向かうと、アイザック、シロエ、にゃん太達が出迎えてくれる。
シロエ『すみません、お忙しい中来ていただいて…』
アイザック『D.D.D.や俺らの所は姫さんの護衛で忙しいし』
にゃん太『他のギルドも何かしら理由をつけて断られてしまったのですにゃ』
シロエ『円卓会議から正式に依頼として報酬も用意します。
どうか協力して頂けませんか?』
(念話後にコネクションを取得していない場合、ここで3人のうち誰かから依頼を受けた事にしてここでコネクションを取得する。)
ギルドマスターであるPCがコネクションを取得した場面で、それに応じたEXパワーを配布する。
尚、順番が前後しても構わない(GMの裁量でEXパワーの配布→コネクション取得でも良い)。

シーン終了

【円卓会議からの依頼、『アキバのモンスター騒ぎ』を受注した時点でシーンを終了する。】

ミドルフェイズ

インタールード

ここからはミドルフェイズとなる。GMはミドルフェイズの開始をプレイヤーに宣言しよう。
オープニングフェイズが終了したので、各PCには【因果力】1点づつを配布しよう。

MD1:不審な影

シーン種別

シネマティックシーン

解説

【モンスターとの遭遇】

目的

【モンスターの影を追跡する】

オーバーチュア

PC達がモンスターの影が出没しているというポイントへ向かうと、奇遇にも視界の隅に明らかにモンスターのものと思われる影が映り込む。

【MD1-1】

影を追いかけると徐々に人気は少なくなり、やがて薄暗い森の入口へとたどり着く。
どうやらモンスターはこの中へと入っていったらしい。

シーン終了

森の入口へと向かう。

インタールード

この後ブリーフィングシーン、および戦闘シーンが予定されている。次のシーンが戦闘の前に準備を整える「ブリーフィングシーン」であることを宣言しよう。

MD2:森林前での作戦会議

シーン種別

ブリーフィングシーン

解説

エネミーとの戦闘に備え、PCたちが準備を整えるシーン。

目的

偵察や事前準備を行い戦いの準備を整える。

戦闘準備

特技の発動忘れが無いように気を付けること。

[偵察]タグを持つ行動に成功したPCがいたなら、以下のカットインを読み上げること。

カットイン

気配はおおよそ4匹程だろう。

シーン終了

戦闘の準備が整ったら、シーン終了となる。ブリーフィングシーンもシーンの一種なので、【ヘイト】はリセットされることに注意しよう。

インタールード

次はいよいよ戦闘シーンとなる。使用するエンカウントシートやマーカーなどを用意しよう。プレイ時間に不安があるなら「消耗表」による処理も可能である。

MD3:ゴブリンとの戦闘

シーン種別

戦闘シーン

解説

【ゴブリン×4匹との戦闘】

目的

【ゴブリンの殲滅】

オーバーチュア

PC達が森へ乗り込むと、ゴブリン達は冒険者を挟み、挑戦的な笑みを浮かべている。
さあ、戦闘開始だ!

【MD3-1】

フィールドに特にギミックは存在しない。
ゴブリン達は離れつつヘイトトップへと接近していくだろう。

エンカウントシート(ゴブリンとの戦闘)

A B C D E F G H
1
2
3
4
5
6
7
8

ゴブリン初期位置

初期位置。PCたちはこの範囲内に登場する。

消耗表での戦闘スキップ

このの戦闘は消耗表を用いることでカットすることもできる。もしも戦闘をカットする場合は【「消耗表:体力」、「消耗表:気力」または両方】をそれぞれ1回ずつロールすること。

シーン終了

戦闘に勝利したら、シーン終了となる。倒したエネミーのドロップ品を入手するのを忘れないようにしよう。

インタールード

ゴブリンを難なく全滅させたPC達は森の中へ足を進めていく…。

MD4:森林探索

シーン種別

ミッションシーン

解説

森林内探索

目的

モンスターの発生源へ向かう

オーバーチュア

森の中に足を進めると、木々が生い茂り、至る所にツタが生えていた。
まるで外から入ってくる何かを阻むようだ。

【MD4-1】

冒険者達は森林を探索する。
「S」が開始地点、「G」が今回の目的地だ。
GMはマスを自由に編集して構わないが、開始地点、目的地は変えないこと。
[駆け抜ける!]に因果力を使用する場合、それぞれの判定に+1dしてもよい。

【クリア条件】目的地への到達。
【失敗条件】4ラウンドの経過。消耗表(体力)、消耗表(気力)をそれぞれロールする。(※軽減されない)
注意、マスを踏んだ冒険者が基本的に判定を行う。また、全員がダイスを振る(1ラウンド経過する)間、ダイスを振る順番はイニシアティブ順でなくても構わない。

「黄緑1~3」森の入口。特に何もない。

「黄緑3」はぐれゴブリンとの遭遇。全員:[疲労]20を受ける。
<騎士>、<狂戦士>が居るなら[疲労]を半減する。(全員)

「茶4~7」踏み荒らされた獣道。

「茶4」全員が解析値ロールを行う。11で成功。1人でも成功すれば隠された道、濃緑「5」を発見する(進むかどうかは任意)。<追跡者>判定に+2のボーナス。
「茶6」奇抜なキノコを発見する。知識値10で成功。どうやら毒キノコのようだ。<狩人>判定に+2のボーナス。
 食べた場合、[疲労]10が付与される。
「茶7」足元がぬかるんでいる![進む]の目標値に+2。

「濃緑5」そこは巧妙に隠された森の奥へと続く道。
 まるで冒険者たちを深い森の奥へと誘っているようだ…。
「青6~8」冒険者達の膝下辺りまでの深さの川が流れている。[進む]の目標値に+1。
「茶9」焚火の跡がある。
「黄☆」大きい宝箱を見つけた!中身は人数分あるようだ。 全員財宝表(金銭)+[CR×5]ロールする。

「青7」知覚/解析値ロールを行う。10で成功。右手側に隠された道を見つける。<追跡者>、<狩人>判定値に+2のボーナス
「茶9」焚火の跡に釣られたゴブリンと鉢合わせしてしてしまった![疲労]10を受ける。<騎士><狂戦士>[疲労]を半減する(全員)。

54yb5H2Std
進む

シナリオ動作

  • タイミング ミッション中

  • 判定 運動/操作

  • 目標値 8

▼効果・解説
1マス進む。
〈騎士〉判定結果に+2。

偵察

シナリオ動作

  • タイミング ミッション中

  • 判定 知覚/解析

  • 目標値 6

▼・解説
次の[進む]の判定に+1d(累積しない)、もしくは目の前のマスの詳細が分かる。
<追跡者><狩人>判定結果に+2。

駆け抜ける!

シナリオ動作

  • タイミング ミッション中

  • 判定 運動/耐久

  • 目標値 9

▼効果・解説
2マス進む。(通り過ぎたマスの効果は受けない)
使用後に[疲労]:5
〈狂戦士〉判定結果に+2。

シーン終了

目的地への到達、4ラウンド経過して消耗表をロールした。
目的地に到達出来た場合、財宝表(換金)+(襲撃回数)でロールする。
ミドルフェイズの終了にともない、PC全員に【因果力】を1点ずつ配布すること。
次はいよいよクライマックスフェイズである。ここでプレイに休憩を挟むと良いだろう。

クライマックスフェイズ

インタールード

ここからクライマックスフェイズとなる。GMは、クライマックスフェイズの開始をプレイヤーに宣言しよう。

CL1:黒幕

シーン種別

ブリーフィングシーン

解説

エネミーとの戦闘に備え、PCたちが準備を整えるシーン。

目的

偵察や事前準備を行い戦いの準備を整える。

戦闘準備

次の戦闘シーンは、ミドルフェイズでの戦闘に比べて手ごたえのあるものになる。[準備]タグの特技やアイテムの使用をうながし、万全の状態で戦闘に挑めるようにしよう。
[偵察]タグを持つ行動に成功したPCがいたなら、以下のカットインを読み上げること。

カットイン

怪しいローブを纏った人影の周囲にゴブリンが2~3体ポップする。どうやらあの人影が黒幕のようだ。

シーン終了

戦闘の準備が整ったら、シーン終了となる。

インタールード

次はいよいよ戦闘シーンとなる。使用するエンカウントシートやマーカーなどを用意しよう。

CL2:黒幕を追い詰めろ

シーン種別

戦闘シーン

解説

黒幕を追い詰める

目的

エネミーの全滅、黒幕の戦闘不能および死亡

オーバーチュア

「クソッ!もう嗅ぎ付けて来やがったか…ゴブリンども、行けぇぇ!」
人影はそう吠えると杖を構える。さあ、戦闘開始だ!

【CL2-1】

ゴブリンはまるで黒幕を庇うように行動する。また、ゴブリンが残り一体以下になると黒幕は再召喚を始める。
「杖を構えて呪文を唱え始めた」とカットインを入れるのも良いだろう。

エンカウントシート(黒幕を追い詰めろ)

A B C D E F G H
1
2
3
4 (ゴ)
5
6
7
8

黒幕初期位置

ゴブリン初期位置

初期位置。PCたちはこの範囲内に登場する。
※(ゴ)は難易度ハードのみ登場する。

この戦闘は森の奥、さらに夜ということもあり、全体にプロップ、[夜の闇]が発動している。
黒幕は状況により降伏させても構わない。

シーン終了

戦闘に勝利したら、シーン終了となる。倒したエネミーのドロップ品を入手するのを忘れないようにしよう。
また、冒険者たちは、「財宝表」のいずれかの欄(PC人数×1)回ぶんの財宝を見つける。財宝表ロールを行うこと。魔法素材、換金アイテムのどちらで振るかはプレイヤーが自由に選択してよい。

==

エンディングフェイズ

インタールード

ここからはエンディングフェイズとなる。GMは、エンディングフェイズの開始をプレイヤーに宣言しよう。
エンディングは、すべてのフェイズの中でも比較的変更が容易な部分である。エンディングの目的は物語を終わらせ、プレイヤーに満足をしてもらうことだからだ。

E1:黒幕を倒した!

シーン種別

シネマティックシーン

解説

モンスター騒ぎの収束

目的

物語を終わらせる。

オーバーチュア

(黒幕の戦闘不能)どうやら黒幕の正体は大地人だったようだ。詳しく聞き出すと、
「偉そうな冒険者共に一泡吹かせないかって怪しい男に誘われたんだ…もう反省している、この通りだ!命だけは…どうか!」
と懇願してくる。円卓会議に突き出すかどうかは冒険者達の自由だ。
(黒幕の死亡)どうやら黒幕の正体は大地人だったようだ。彼の居ない今、モンスター騒ぎは一先ず収束しただろう。

【E1-1】

円卓会議に戻り、報告を行うと、彼らが君たちの健闘を讃えてくれるだろう。
依頼達成の報酬金100G×人数分を渡してくれる。

シーン終了

PCたちのロールプレイが一段落したら、このシナリオは終了となる。
【報酬配分に関して追記事項がある場合はここに記述】
エンディングフェイズが終わったら、メインプレイを終了し、アフタープレイに移ること。

アフタープレイ

アフタープレイ」にしたがってアフタープレイを行なう。
このシナリオで配布するログチケットは以下のとおり。

◆プレイヤー
キャラクターランクアップ1枚、アザーゲット2枚
◆GM
キャラクターランクアップ1枚、財産ゲット(プレイヤー人数+1)枚、アザーゲット4枚

上記にくわえて、セッションに最後まで参加したプレイヤーとGMには「因果力ゲット」が1枚ずつ配布される。さらに、活躍したPCのプレイヤーには「因果力ゲット」を追加で1枚配布しよう。
この「因果力ゲット」配布は優れたプレイヤーを見つけ出すための措置ではない。その日のプレイを振り返って互いの健闘をたたえるためのものである。ぜひ全員の好プレイを思い出して、チケットを配布しよう。

セッションの終了

すべての処理が終わればセッションは終了となる。これにて今回の冒険は幕を閉じた。次なる冒険のためにいまは一時の休息としよう。お疲れ様でした!

データセクション

エネミーデータ

シナリオに登場するオリジナルのエネミーデータを記載する。ディベロッパーはこのエネミーデータを他のシナリオに使用してもよい。

〈黒の召喚術士〉 クロノサモナー

ランク:1 大地人 エネミー 暗視 黒幕 ボス 識別難易度:10

  • STR 2

  • DEX 3

  • POW 2

  • INT 3

  • 回避 1+2D

  • 抵抗 2+2D

  • 物理防御力 10

  • 魔法防御力 14

  • 最大HP 85

  • ヘイト倍率 ×3

  • 行動力 3

  • 移動力 2

  • 因果力 4

▼特技
《再召喚》_[マイナー]_ゴブリンが1体以下の場合のみ使用できる。2D6をロールし、7以上で成功。至近を含む2sq内の任意の場所にゴブリンを[行動済]として1体ポップさせる。〔ムーブ〕5以上で成功。《再召喚》でポップしたゴブリンは、《ゴブリンの召喚》で出現したゴブリンと同じものとして扱う。〔因果力1〕ポップさせるゴブリンを+1体する。

《爆破》_[メジャー]_対決(4+2D/回避)_射程20sq_ゴブリン1体を[戦闘不能](確定)にする。同sq内に存在するキャラにゴブリンの残存体力+2dの物理ダメージを与える。〔マイナー〕任意のゴブリン1体を1sq即時移動させてもよい。

《魔術弾》_[メジャー]_ラウンド1回_対決(5+2d/抵抗)_射程4sq_対象(単体)に25+2dの魔法ダメージを与える。〔因果力1〕対象(範囲)にしてもよい。

《ゴブリンの召喚》_常時_このエネミーはシーン登場時に〈緑小鬼〉(配下エネミーと呼ぶ)2~3体を任意の位置に配置できる。配下エネミーからはドロップ品を入手できない。このエネミーが[戦闘不能]になったとき配下エネミーは同時にすべて[戦闘不能]になる。

《爆破避けの加護》_常時_このエネミーが存在するSq内で《爆破》を行った際、このエネミーには《爆破》による命中判定は発生しない。

《暗視》このタグを持つエネミーが、灯りのない場所でも問題なく活動ができることを表わす。
このタグを持つキャラクターは、プロップの【暗闇】および類似する効果のうち、望まない効果を受けない。また、このタグを持つキャラクターが何らかの行動を実行する際に、その行動の対象が得ている【暗闇】および類似する効果のうち、望まない効果を無視してもよい。

《再行動》[行動済]になった瞬間に使用。行動力0で[未行動]になる。

▼ドロップ品
固定:ひしゃげた杖[換金](100G)

▼解説
モンスター騒ぎの元凶。彼には何か訳がありそうだが…?

〈緑小鬼〉 ゴブリン

ランク:1 モブ 人型 ゴブリン エネミー 識別難易度:自動

  • STR 1

  • DEX 2

  • POW 1

  • INT 1

  • 回避 8

  • 抵抗 7

  • 物理防御力 6

  • 魔法防御力 2

  • 最大HP 25

  • ヘイト倍率 ×2

  • 行動力 4

  • 移動力 2

  • 因果力 1

▼特技
《ゴブ連携》_[白兵攻撃]_メジャー_対決(12 [固定]/回避)_単体_至近_[21+2D]の物理ダメージを与える。〔マイナー〕対象に[追撃:5]を与える。

《ゴブリンレイジ》_ダメージ適用直後_このエネミーが[精神]ダメージを受けた時に使用する。このエネミーは即座に《ゴブ連携》を使用しても良い。この時、ダメージロールに+5を得る。

《前線突破》_[移動]_ムーブ_このエネミーは2Sqまで[即時移動]をしてもよい。〔マイナー〕移動距離は+1Sqされる。

▼ドロップ品
固定:換金素材(16G)
クライマックス戦闘のゴブリンはドロップしない。
▼解説
悪の亜人間種族の一種。細身で醜く引き歪んだような小柄な体躯と緑がかった皮膚を持つ。〈大災害〉以前より、ゲーム開始直後からレベル上限到達後に至るまで、長く付き合うモンスターとして知られていた。一体一体は決して強くはないが、好戦的ですばしっこく、徒党を組んで前線を突破してくるため、思わぬ痛手を被ることも少なくない。

プロップデータ

シナリオに登場するオリジナルのプロップデータを記載する。ディベロッパーはこのデータを他のシナリオに使用してもよい。

プロップ ランク:1 自然 地形

  • 探知難易度 3

  • 解析難易度

  • 解除難易度

▼効果・解説
足元がぬかるんでいる泥。〔接触〕対象はこのプロップ内に進入した時点で残りの移動を失う。、さらに【移動力】が1まで低下する。この効果はこのプロップから離れるまで持続する。

夜の闇

プロップ ランク:1 シーンエフェクト 天然

  • 探知難易度 自動

  • 解析難易度 自動

  • 解除難易度

▼効果・解説
暗く、辺りがよく見えない。シーン内の全てのsqにおいて、対象は、至近以外からの攻撃に対する[防御判定]に+2される。この効果はこのプロップから離れるまで持続する。

デベロッパー情報
シナリオ作成

ゆるゆら

powerd by LhzDev