ジャガイモの騎士団
このシナリオはCR2のPC用にデザインされている。
プレイヤー人数は3~6人対応、推奨は4人となる。プレイ時間は3~4時間ほどであり、この種のシナリオとしては中小規模のボリュームを持っている。
オンラインでのセッションの場合は、さらに時間がかかるため、通して遊ぶ場合はイベントごとに一区切りし2~3回に分割して遊ぶ事を検討しよう。
ミッションや戦闘のマップなどはこちらのURLにまとめられています。 http://kimipuro.sakura.ne.jp/LHTRPGs0201_PotatoKt.zip |
このシナリオは、2016年夏のコミックマーケット90より頒布している『アキバの街のGM出張版2016夏』に封入されている8本の内の1つです。
興味がありましたらこちらに委託されていますので、ご参照ください。
GM向け情報
シナリオ背景
年が明けて雪解けも近い2・3月頃。PCたち一行は、エッゾ帝国のススキノに滞在している。
〈大災害〉当初、首都ススキノは武装化した無法者〈冒険者〉の集団に制圧されていた。しかし、アキバを離れた戦闘ギルド〈シルバーソード〉によって環境が随分改善されている。
PCたちは〈シルバーソード〉の料理人フェデリコから、北西に2日程の場所にあるシリノツ村に出没する〈灰斑犬鬼〉の討伐を依頼される。〈シルバーソード〉のメンバーたちはススキノを防衛する別のレイドに参加するため手が離せないでいたのだった。
ジャガイモ畑に罠を張り、被害を増やさないように〈灰斑犬鬼〉を撃退すればシナリオクリアとなる。
PC番号およびシーンプレイヤーの扱い
このシナリオでは、PC番号を使用せず、またシーンプレイヤーも指定しない。GMは必要であれば任意にシーンプレイヤーを指定してもよい。
プリプレイ
ここからはプリプレイの情報を記載する。プレイヤーたちにハンドアウトを渡したら下記の「今回予告」を読み上げよう。その後は手順に従ってキャラクターを作成し、難易度を選択しよう。
レギュレーション
このシナリオは以下の環境で遊ぶことを想定して作成されている。GMの決定した難易度によって【因果力】が増減するため忘れず反映すること。
使用ルール
-
『ログ・ホライズンTRPGルールブック』
-
『ログ・ホライズンTRPG拡張ルールブック』
GMが許可するのであれば「ログホラ・ウェンズデイ」や「セルデシア・ガゼット」の追加データを使用してもよい。
推奨キャラクター
このシナリオはCR2のキャラクター3人から6人を対象に遊ぶことを想定している。
既にいくつかの冒険を経験したプレイヤーがCRを上昇させた環境を念頭に置いているが、新たにハイコンストラクション、もしくはリコンストラクションでキャラクターを作成してもよいだろう。
4種類の「アーキ職業」のキャラクターが全て揃うようにすることを強く推奨する。プレイヤーの人数が少ないときは、「戦士職」と「回復職」のキャラクターを優先すること。
おすすめサブ職業
このシナリオには、畑を防衛するミッションが存在する。
このミッションに置いてボーナスを得られるサブ職業は以下の通りだ。プリプレイの際に参考にしてほしい。
状況の解説
PCの立場
PCたちは全員、エッゾ帝国のススキノに滞在している。〈シルバーソード〉の料理人フェデリコから、北西に2日程の場所にあるシリノツ村に出没する〈灰斑犬鬼〉の討伐を依頼される。
場所的に問題があるなら、舞台をマイハマ近郊にしてNPCをフェデリコからにゃん太班長に変更しても良い |
ユニオンの結成
このシナリオではPCたちは先の問題を解決するべく一緒に冒険をしてきた仲間である。PCが希望するならば、「ユニオンの取得(ルールブックP76)」および「セッション中のパーソナルファクター取得(ルールブックP286)」に従ってこれらを取得してもよい。
使用するEXパワー
このシナリオではPCには専用EXパワーは存在しない。
セッション難易度
以下の難易度から1つ選択する。そのとき『ログ・ホライズンTRPG』未経験者がプレイヤーに含まれているのであれば「難易度:イージー」を選ぶこと。
オープニングフェイズ
GMはメインプレイとオープニングフェイズの開始を宣言し、次のシーンのシーン予告をすること。
インタールード
シーン予告の内容は、次のシーンのシーン定義を目的から順番に読み上げるとよい。プレイヤーからのシーン要望が無ければ、そのまま次のシーンを開始する。
シーン予告とシーン要望の確認は以降のインタールードでも毎回行なうこと。また、このシナリオでは、基本的にすべてのシーンにPC全員が登場する。GMはこれもプレイヤーに伝えよう。
GMは下記、地域情報のコラムも一読すること。
シーン1「悩める銀剣料理人」
シーンが始まったら「オーバーチュア」を読み上げ、シーン開始時の様子を描写しよう。以降のシーンも、開始したらまず「オーバーチュア」を読み上げること。
「モンタージュ」には、シーンが変化した描写とそれを読み上げるべきタイミングが記載されている。これは厳密なものではないので、GMはPCたちの反応を見つつ、ロールプレイが一段落したなどの区切りの良い場面で「モンタージュ」による変化の描写を行うとよい。以降のシーンでも同様にプレイをすればよいだろう。
PCたちはススキノでのんびりと戦いの傷を癒そうと惰眠をむさぼったりしている。
ひととおりロールプレイが終わったところで、来客を受ける。
GMは「銀剣の料理人」を一読すること。
フェデリコはこのような背景でPCたちの助力を求めている。彼らとPCたちを会話させよう。
銀剣の料理人
ここでは〈シルバーソード〉の料理人フェデリコとの依頼と相談のシーンに関するアドバイスをまとめる。彼はシナリオの中心的なNPCなので事前に把握しておくと良い。
銀剣の料理人の背景
彼は新しいホームであるススキノを守りたいと思っている。しかし、ススキノに存在する戦力では強力なレイドに対抗できる戦力が〈シルバーソード〉しか存在しないため、他の簡単なクエストにまで手が回らないでいた。
GMはあくまでも冒頭のつかみとして、ほのぼのとした雰囲気と演出でPCたちにロールプレイさせて欲しい。
そして、大きなレイドクエストの後方支援としてのシナリオであることを示唆し、後のNPCたちが信頼できる人物であると誘導するべきである。
シーン終了
PCたちが依頼を請けたところで、シーン終了となる。
オープニングフェイズを終了し、ミドルフェイズに移行すること。
ミドルフェイズ
インタールード
ここからはミドルフェイズとなる。GMはミドルフェイズの開始をプレイヤーに宣言しよう。オープニングフェイズが終了したので、各PCには【因果力】1点づつを配布しよう。
ミドルフェイズにおいてPCたちはいよいよ事件の細部に関わっていく。
シーン2「エッゾの白き道」
このシーンはシリノツ村へ向かうシーンだ。
シリノツ村への旅
PCたちがシリノツ村への旅を開始する。
ひととおりロールプレイが終わったところで、『2回』の『エッゾ探索表』(CR2×5+2D)をロールする。
同じ結果が連続して出た場合は、GMの許可を受けた上で、2回目を振り直しても良い。
エッゾ探索表(CR2)
出目 | アイテム |
---|---|
12 |
リスの足跡 |
13 |
氷の雨 |
14 |
フキの林 |
15 |
魔の霧 |
16 |
ご一緒してもよろしいですか? |
17 |
銀盤上の乱戦 |
18 |
死の館へようこそ |
19 |
雪ゴブリンの根城 |
20 |
霧の森出現 |
21 |
川のせせらぎ |
22 |
われら化石発掘団 |
シーン終了
PCたちが『イースタル探索表』の結果を受けたあと、シリノツ村に到着したらシーン終了となる。
インタールード
GMは、次のシーンがシリノツ村の村長から、詳細を聞き、ミッションの解説を受けるシーンと説明しよう。
シーン3「被害は甚大なんです」
このシーンはシリノツ村の村長たちから、詳細を聞き、ミッションの解説を受けるシーンだ。
PCたちは2日間のエッゾの旅を終えてシリノツ村に到着した。ひととおりロールプレイが終わったところで、シリノツ村の村長バロンの面談を受ける。
GMは下記「モンタージュ」を一読すること。
村長のバロンはこのような背景でPCたちの助力を求めている。彼とPCたちを会話させよう。
シーン終了
PCたちが村長の説明を受け、芋畑に罠を張る準備を終えたところでシーン終了となる。
インタールード
次のシーンは防衛準備を行うミッションとなる。GMはミッションの開始をプレイヤーに宣言しよう。
シーン4「備えよ常に」
『戦場マップに直接影響を与える』ミッションのアブストラクション(抽象)シーンだ。
『備えよ常に』は比較的小型のミッションだ。
ミッションの結果は後の戦闘に重要な影響を与える。
GMはこのミッションについて、作戦重視で和気藹々と遊んでもらうことを心がけるべきだろう。
ミッション『備えよ常に』
『シリノツ村』のジャガイモ畑を防衛することになった君たちだが〈灰斑犬鬼〉の討伐に向けて、芋畑を囮に迎撃しなければいけない。まずはこの畑に幾つかの罠を仕掛けて事前準備することになった。
このミッションのガイダンス
このミッションは3ラウンド(4人パーティなら12回行動)で終了する。プレイ時間は30~60分を想定している。
PC人数による調整
PCが3人、もしくは5人・6人の場合は『全体のシナリオ動作が12回』になるよう(3人なら4ラウンドなどに)調整する事。
このミッションのプレイ方法
「ミッション:備えよ常に」はラウンド進行ルールを利用して行うミッションである。このミッションではエンカウントシート「郊外の芋畑」(クライマックスフェイズ参照)を使用する。
このミッションの目的は、後の戦闘マップを優利にするため、『芋畑』に罠を仕掛けることである。
PCたちは2種類のシナリオ動作を繰り返し、戦闘に向けての備えを入手する。このミッションにおける1ラウンドは10~15分程度とする。
ミッションの始まる前に
このミッションでは「警戒カウンター」と、「落とし穴カウンター」を用いる。実際には行為判定の成功数をカウントできればそれで良い。
このミッションで役に立ちそうなサブ職
シナリオ動作(2種類)
勝利条件と敗北条件
このミッションそのものには、直接の勝利条件も敗北条件も存在しない。
しかし、その結果はクライマックスフェイズの戦闘にて重大な影響を与える。
カウンターの効果
- [警戒カウンター]
-
[警戒カウンター]1つにつき、次の戦闘の最初のラウンドのみPC全員の【行動力】は+1される。
- [落とし穴カウンター]
-
[落とし穴カウンター]1つにつき、戦闘マップにプロップ【落とし穴】を配置することができる。
落とし穴を配置しよう
規定のラウンド数までプレイが終了したら、エンカウントシート上に[落とし穴カウンター]の数だけ落とし穴を配置しよう。
GMはエンカウントシート「郊外の芋畑」(クライマックスフェイズ参照)を提示し、10分程度の協議で配置場所を決めるようプレイヤーに宣言すること。
GMは退席するなり(オンラインセッションであれば別チャットで相談してもらうなど)して、落とし穴の位置がわからないようにすること。 また、戦闘では GMはPCの設置し【落と穴】は見えていなものとしプレイよう。 |
プロップデータ抜粋
ミッションが終了したら
PCたちには結構な数の[疲労]が蓄積されているはずだ。この先には戦闘シーンが待っているため、レストタイムを設けて[疲労]を回復させると良いだろう。
シーン終了
PCたちが罠を張り迎撃の準備を整えればシーン終了となる。ミドルフェイズの終了にともない、PC全員に【因果力】を1点づつ配布すること。
クライマックスフェイズ
いよいよクライマックスフェイズである。ここでプレイに休憩を挟むと良いだろう。
インタールード
ここからクライマックスフェイズとなる。GMは、クライマックスフェイズの開始をプレイヤーに宣言しよう。
ここからは〈灰斑犬鬼〉を狩る展開となる。次のシーンはブリーフィングだ。
シーン5「ノールが来たぞ!」
戦闘準備
次の戦闘シーンは、手ごたえのある戦闘になる。[準備]タグの特技やアイテムの使用をうながし、万全の状態で戦闘に挑めるようにしよう。
〈灰斑犬鬼〉たちは自然環境の中に慣れているかも知れないが、冒険者たちはそうとは限らない。戦闘を優利にするアイテムか特技が無ければ苦戦は必須だろう。用意があるなら必ず使うべきだ。
バロン村長からの説明を受けながら戦闘準備を行ったことにすると雰囲気が出るだろう。
[偵察]タグを持つ行動に成功したPCがいたなら、以下のカットインを読み上げること。
シーン終了
PCとGMの戦闘準備が完了したなら、シーンを終了する。
インタールード
次は『郊外の芋畑』にて獲物たちとの戦闘シーンとなる。使用する戦闘マップなど、戦闘に必要なものを用意しよう。次のシーンは特殊なプロップが適応される。処理を間違えないよう注意しよう。
シーン6「踏み潰される前に」
GMへのアドバイス
プロップ自身がヘイトを持った『芋畑』によってPCの行動を著しく制限され、高いヘイトを要求されるマップである。エネミーだけでなく、自分たちが必要以上に『芋畑』を破壊しないように気をつけよう。
CR2になればCR1よりも格段に能力が向上しているのが分かるだろう。脅威が様々な形で立ちはだかるようになって、新しい体験ができてこそのCR上昇でもある。成長した対応能力を十分に発揮させてみよう。
バトル『踏み潰される前に』
村人たちの『芋畑』に侵入した、モンスターを撃破する戦闘である。ただし、プロップ『芋畑』は半分未満(25ヶ所中12ヶ所)にしてはいけない。可能な限り守ること。
GMはエネミーの戦力が覆せないと判断した時に戦闘終了しても構わない(おそらく、〈フクロウ熊〉が撃破された後、〈灰斑犬鬼〉が残り1体程度になったぐらいだろう)。
プロップ一覧
エネミー一覧(識別前)
エネミー一覧(識別後)
人数による調整
PCが3人の場合はC3の〈灰斑犬鬼の錆剣持ち〉を削除する。
PCが5人の場合はH7に〈フクロウ熊〉1体と、A1に〈灰斑犬鬼の錆剣持ち〉を1体追加する。
PCが6人の場合はE3、F3に〈灰斑犬鬼の遠吠え使い〉を1体づつ追加する。
難易度によるEXパワー
高難易度により潤沢なGM用【因果力】がある場合、以下のEXパワーを用いることを検討しよう。
戦闘の終了
エネミーの戦力がPCたちにこれ以上の損害を与えるのは難しいと、GMが判断した時点(おそらく、〈フクロウ熊〉が撃破された後、〈灰斑犬鬼〉が残り1体程度になったぐらいだろう)で戦闘終了としても良い。
クライマックスフェイズは終了し、エンディングフェイズに移行する。
エンディングフェイズ
次のシーンからはエンディングフェイズとなる。
GMはエンディングフェイズの開始をプレイヤーに宣言しよう。
インタールード
エンディングは、すべてのフェイズの中でも比較的変更が容易な部分である。エンディングの目的は物語を終わらせ、プレイヤーに満足をしてもらうことだからだ。
シーン7「ジャガイモ尽くしの宴会」
銀剣の料理人との再会
シリノツ村に帰還したPCたちは、レイドを終わらせて駆けつけたフェデリコに再会した。
フェデリコ特製のフライドポテトにポテトサラダ、コロッケ、そして親方直伝のポテトグラタンが並んでいる。
また、〈フクロウ熊〉を撃破していれば、熊肉のクリームシチュー、熊肉のベーコンステーキもメニューに加わる。
シーン終了
PCたちが満足したら、このシナリオは終了となる。
双方の村からの謝礼として1人あたり下記の『報酬』を手に入れる。エンディングフェイズが終わったら、メインプレイを終了し、アフタープレイに移ること。。
報酬(PC1人あたり)
村からの謝礼として下記を得る。
『100G』 + フェデリコのポテトグラタン1つ(下記、季節の野菜ポトフと相当とする)
加えてエネミードロップ品のロールを行うこと。
エネミードロップ
〈フクロウ熊〉
1~2:極彩色の羽毛[換金] (20G)
3~4:クマの左手 [換金] (35G)
5~6:狂熊の毛皮[コア素材](40G)
〈灰斑犬鬼の遠吠え使い〉
1~3:黄濁丸[魔触媒2](20G)
4~5:まだらの毛玉[換金](25G)
6:震える喉笛[換金](60G)
〈灰斑犬鬼の錆剣持ち〉
固定:灰斑犬鬼の爪[換金](15G)
アフタープレイ
「アフタープレイ」にしたがってアフタープレイを行なう。
このシナリオで配布するログチケットは以下のとおり。
この配布はその日のプレイを振り返って互いの健闘をたたえるためのものである。ぜひ全員の好プレイを思い出して、チケットを配布しよう。
セッションの終了
すべての処理が終わればセッションは終了となる。
これにてジャガイモ畑の防衛をめぐる冒険は幕を閉じた。次なる冒険のためにいまは一時の休息としよう。お疲れ様でした!
GMハンドアウト
この部分には、シナリオを遊ぶのに必要なゲームマスター向けの情報が記されている。
レギュレーション
【CR2】規定所持金(500G)以内であればプレフィックス可。リコンハイコンOK
使用ルール
『ログ・ホライズンTRPGルールブック』を使用する。
GMが許可するのであれば「ログホラ・ウェンズデイ」や「セルデシア・ガゼット」の追加データを使用してもよい。
シナリオ紹介
シナリオ作成方針
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TRPG初心者向け
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ログ・ホライズン初心者向け
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CR2キャラ、4~6人用
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3~5時間のシンプル構造と戦闘重視のシナリオ
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ススキノ近郊のフィールドアドベンチャー
スタッフリスト
- シナリオ作成・ディベロップメント
-
Hastur
- キャライラスト
-
やまね・ashcape・baton・Hastur / (フリー素材)いらすとや
- マップチップ
-
(フリー素材)ぴぽや・MACK / looseleaf
- 背景
-
(フリー素材)誰そ彼亭・きまぐれアフター・ぐったりにゃんこ
- 素材・レイアウトデザイン
-
銀雨・もし・Hastur
- データチェッカー
-
葉崎京夜
- テストプレイヤー
-
松吉信和、Do-to、Dr、ゼロサキ
- スペシャルサンクス
-
玖珂真・風杜神奈・I=DressNagoyaGroup・伊達龍之介・てぃあご
(他、各方面のみなさまに感謝を)
データセクション
エネミーデータ
シナリオに登場するオリジナルのエネミーデータを記載する。ディベロッパーはこのエネミーデータを他のシナリオに使用してもよい。
プロップデータ
シナリオに登場するオリジナルのプロップデータを記載する。ディベロッパーはこのデータを他のシナリオに使用してもよい。