たいよぉぉぉぉ
これはCR6の〈冒険者〉を対象とした『LHZ』のシナリオである。あなたがGMならば、このシナリオを使うことですぐに『LHZ』を遊ぶことができる。あなたがプレイヤーとしてこのシナリオを遊ぶつもりならば、これを読むのはセッションが終わるまで待ってほしい。このシナリオのガイダンスは以下の通りである。
【戦闘、ミッションの数などをここに記述】
オンラインでのセッションの場合は、通して遊ぶと時間がかかる場合もあるため、イベントごとにひと区切りし、2から3回に分割して遊ぶ事を検討しよう。
GM向け情報
シナリオ背景
【シナリオのおおまかな話の流れ、およびシナリオクリア条件などをここに記述】
PC番号およびシーンプレイヤーの扱い
このシナリオでは、PC番号を使用せず、またシーンプレイヤーも指定しない。GMは必要であれば任意にシーンプレイヤーを指定してもよい。
プリプレイ
レギュレーション
このシナリオは以下の環境で遊ぶことを想定して作成されている。GMの決定した難易度によって【因果力】が増減するため忘れず反映すること。
使用ルール
-
『ログ・ホライズンTRPGルールブック』
-
『ログ・ホライズンTRPG拡張ルールブック』
GMが許可するのであれば「ログホラ・ウェンズデイ」や「セルデシア・ガゼット」の追加データを使用してもよい。
推奨キャラクター
このシナリオはCR6のキャラクター4人から5人を対象に遊ぶことを想定している。すでにいくつかの冒険を経験したプレイヤーがCRを上昇させた環境を念頭に置いているが、新たに「ハイコンストラクション」でキャラクターを作成してもよいだろう。4種類の「アーキ職業」のキャラクターが全て揃うようにすることを強く推奨する。プレイヤーの人数が少ないときは、「戦士職」と「回復職」のキャラクターを優先すること。
おすすめサブ職業
【シナリオにミッションがある場合などには以下を編集して使用する】
このシナリオにはミッションが存在する。このミッションにおいてボーナスを得られるサブ職業は以下の通りだ。
状況の解説
君達はPTを組み、依頼を受けた状態でワトという町にやってきたところからシナリオは始まります。
==== PCの立場
PT結成済みですでに依頼を受注した状態です。
使用するEXパワー
【EXパワーを使用しない場合、以下を編集して使用する】
このシナリオではPCには専用EXパワーは存在しない。
セッション難易度
以下の難易度から1つ選択する。そのとき『ログ・ホライズンTRPG』未経験者がプレイヤーに含まれているのであれば「難易度:イージー」を選ぶこと。
オープニングフェイズ
GMはメインプレイとオープニングフェイズの開始を宣言し、次のシーンのシーン予告をすること。
インタールード
シーン予告の内容は、次のシーンのシーン定義を目的から順番に読み上げるとよい。プレイヤーからのシーン要望が無ければ、そのまま次のシーンを開始する。
シーン予告とシーン要望の確認は以降のインタールードでも毎回行なうこと。また、このシナリオでは、基本的にすべてのシーンにPC全員が登場する。GMはこれもプレイヤーに伝えよう。
OP1:【依頼を受けよう】
シーンが始まったら「オーバーチュア」を読み上げ、シーン開始時の様子を描写しよう。以降のシーンも、開始したらまず「オーバーチュア」を読み上げること。
「モンタージュ」には、シーンが変化した描写とそれを読み上げるべきタイミングが記載されている。これは厳密なものではないので、GMはPCたちの反応を見つつ、ロールプレイが一段落したなどの区切りの良い場面で「モンタージュ」による変化の描写を行うとよい。
【OP1-1】
【村へたどり着いた君達へ40台の商人
ナムル[大地人][モブ][交易商人][LV35] が話しかけてくる。
「良くいらっしゃってくれました、冒険者さん。」
「早速お話をさせていただきますが、普段ならばこの辺りの採取物は良く稔り、収穫にはちょうどいいんですわ、ですが最近のこの暑さ、野菜もしなびるわぁ
果物は熟しすぎて取れなくなるもんもあるしまつ。今までこんなこたぁなかったんです。
きっと何かが起こっているはず、原因の調査、解決をお願いしたいんですわ」
「ちなみに報酬はこちらに・・3000枚、これで何とかお願いしますわ・・」と金貨のずっしり入った袋を取り出しております
と、言った具合に依頼の内容を説明される。
】
シーン終了
【質疑応答を終え、依頼に納得してもらったら】
【OP1-2】
【君達は依頼の内容に納得するとひとまず原因の調査に乗り出した。 そんな中、狩りに行っていた狩人達から有益な情報がもたらされる。 これについては、GMが確認できる対象として、商人や狩人周辺状況を説明するとよいだろう。
・商人:1月程前から温度が上昇し続けている。 基本的に町からアキバのほうへ向かうほど温度は低くなっているようだ。
・周辺状況:北方面にかなり大きな森東西は平原で、南は秋葉方面へと道が伸びている。 暑さの為か、いろんなものに元気がない。
・狩人:普段は森へ狩りに行っている。 二人組
「そういえば、北の方の森を抜けた先に、陽炎が立ってたな・・ 暑さでまいっちまったからすぐに引き返したが・・」
「ああ、そういやああったなそんなの、なんか暑さでここまで来たかと思ったが・・何かあるのかもしれんな」
「そういやあ、あの辺獲物もなんか少なくなってきてねえか?」
「「そうだなぁ」」
シーン終了
【狩人の情報をもとに、PL達が北の森を目指したらシーン終了】
ミドルフェイズ
インタールード
ここからはミドルフェイズとなる。GMはミドルフェイズの開始をプレイヤーに宣言しよう。
オープニングフェイズが終了したので、各PCには【因果力】1点づつを配布しよう。
MD1:【陽炎の先には】
【MD1-1】
【君達は村を出て北へと進んでいく。 すると森の木々を超える高さの陽炎が立っている一帯を発見する。
その先にはモンスターが立てたであろう砦のような物が出来上がりつつあった。君達はその中を進んで行くとコボルド達が精を出して働いている、が、君達を見て鐘を鳴らし厳戒態勢を取り始めた。
】
シーン終了
【PC達が砦に攻め入ったら】
MD2:【突撃、隣のコボ砦】
戦闘準備
[偵察]タグを持つ行動に成功したPCがいたなら、以下のカットインを読み上げること。
シーン終了
戦闘の準備が整ったら、シーン終了となる。ブリーフィングシーンもシーンの一種なので、【ヘイト】はリセットされることに注意しよう。
インタールード
次はいよいよ戦闘シーンとなる。使用するエンカウントシートやマーカーなどを用意しよう。
MD3:【シーンタイトルMD3】
【MD3-1】
【基本的に<小牙竜鬼の詠唱師>は砦の外壁から降りず長射程から攻撃する。
<黒狸族の美食戦士>はプロップ【食糧庫】をHTよりも優先し、PC達より先に入ったなら中にあるベリーのタルトを2個手に入れその後、マップ端へ逃走する。マップ端まで移動できたならば、シーンからいなくなり、クライマックス戦闘に現れる。
・エンカウントシートはミドル戦闘を使用する。
】
エンカウントシート(ミドル戦闘)
A | B | C | D | E | F | G | H | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||||
2 | ||||||||
3 | 砦 | 扉 | 扉 | 砦 | ||||
4 | 初期 | 砦 | ||||||
5 | 初期 | 砦 | ||||||
6 | 砦 | 侵 | ||||||
7 | 砦 | 砦 | 砦 | 砦 | ||||
8 | 食糧庫 |
消耗表での戦闘スキップ
このの戦闘は消耗表を用いることでカットすることもできる。もしも戦闘をカットする場合は【「消耗表:体力」、「消耗表:気力」または両方】をそれぞれ1回ずつロールすること。
シーン終了
戦闘に勝利したら、シーン終了となる。倒したエネミーのドロップ品を入手するのを忘れないようにしよう。
インタールード
【君達は砦の大扉を抜け、砦の内部へと侵入していった!】
MD4:【砦の内部を突き進め】
【MD4-1】
【概要
・ミッション開始時にトランプの山から1枚引き、それをPLに見えるように置く。
この引いたトランプのスートと数値によって内容が変化する。
(スートの効果)
クラブ: 換金財宝表をカードの数値分プラスして振る。
ハート:疲労をカードの数値分回復する。
スペード:体力消耗表を-3で振る。
ダイヤ:物品消耗表を-3で振る。
ジョーカー:気力消耗表、魔法素材財宝表を振る+宝物を一つ獲得(内容はGMが決めてくれ) 数値は0として扱う
この効果は部屋に入ったとき(つまり移動した時)に発揮される。
成功条件:どちらかを満たす。その後、体力消耗表を振る。
1・Aのカードに対して≪先へ進む≫を成功させる。
2:6部屋クリアする
制限時間:3R(5人)4R(4人)イニシ順不問
失敗条件:制限R内に成功条件を満たせなかった。 体力、気力、物品消耗票を振る。
PL側行動
≪先へ進む≫メインプロセス(運動or知識/次の部屋のカードの値+3)
次の部屋のカードの効果を発揮し、次の部屋へ進む。
その後、山からカードを1枚引いて隣に置く。
(サブ職業:追跡者 辺境巡視等)達成値+2
※行先が複数ある場合は先にどこへ進むか指定する事。
≪迂回する≫メインプロセス(操作or知覚/9)_範囲;付近1部屋 シーン一回
置いてあるカードを一枚山の一番上のカードと入れ替えることが出来る
(達成値12)カードを3枚まで入れ替えることが出来る
(サブ職業:星読み 生還者 魔王 怪盗等)達成値+2
(≪先へ進む≫に成功)再利用可能
≪先行する≫[偵察]メインプロセス(操作or運動or知覚/10)
1d6を振り出目の数÷2(端数切り上げ)だけ山札からカードを引き、現在いる位置の隣のカードの上下に置く。
(ルートが増える)
(サブ職業:軽業師、設計士、探検家等)達成値+2
(≪先へ進む≫に成功)再利用可能
≪手伝い≫メインプロセス(任意の技能/7)
次の判定に+1Dをする (累積する)
下記画像は左から進み、先へ進む。先行すると実行した場合の例となります。
】
シーン終了
【ミッションクリアしたらシーン終了。】
ミドルフェイズの終了にともない、PC全員に【因果力】を1点ずつ配布すること。
次はいよいよクライマックスフェイズである。ここでプレイに休憩を挟むと良いだろう。
クライマックスフェイズ
インタールード
ここからクライマックスフェイズとなる。GMは、クライマックスフェイズの開始をプレイヤーに宣言しよう。
CL1:【祈る神官】
戦闘準備
【戦闘前の注意点等があればここに記述する】
次の戦闘シーンは、ミドルフェイズでの戦闘に比べて手ごたえのあるものになる。[準備]タグの特技やアイテムの使用をうながし、万全の状態で戦闘に挑めるようにしよう。
[偵察]タグを持つ行動に成功したPCがいたなら、以下のカットインを読み上げること。
シーン終了
戦闘の準備が整ったら、シーン終了となる。
インタールード
次はいよいよ戦闘シーンとなる。使用するエンカウントシートやマーカーなどを用意しよう。
CL2:【2つの太陽】
【CL2-1】
【基本的にはエネミーはHTを狙っていく。プロップ効果が起動した際には因果力をたっぷり使用して≪フェイスフルブレード≫を叩きつけよう。
】
エンカウントシート(クライマックス戦闘)
A | B | C | D | E | F | G | H | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||||
2 | ||||||||
3 | 守 | 守 | ||||||
4 | 守 | 守 | 守 | 守 | ||||
5 | ||||||||
6 | 守 | 虎 | 虎 | 守 | ||||
7 | ||||||||
8 | 初 | 初 |
シーン終了
戦闘に勝利したら、シーン終了となる。倒したエネミーのドロップ品を入手するのを忘れないようにしよう。
また、冒険者たちは、供物としてささげられていた財宝を見つける。「財宝表」のいずれかの欄(PC人数×1)回ぶん財宝表ロールを行うこと。魔法素材、換金アイテムのどちらで振るかはプレイヤーが自由に選択してよい。
エンディングフェイズ
インタールード
ここからはエンディングフェイズとなる。GMは、エンディングフェイズの開始をプレイヤーに宣言しよう。
エンディングは、すべてのフェイズの中でも比較的変更が容易な部分である。エンディングの目的は物語を終わらせ、プレイヤーに満足をしてもらうことだからだ。
E1:【消滅した太陽】
【E1-1】
【ワトの町へと戻った君達はナムルさんより報酬を貰う。
「おお!ありがとうございます!これでここいらの産業も大丈夫でしょう・・・・」としみじみつぶやきながら、金貨の詰まった袋を君達へ手渡した。】
シーン終了
PCたちのロールプレイが一段落したら、このシナリオは終了となる。
【報酬配分に関して追記事項がある場合はここに記述】
エンディングフェイズが終わったら、メインプレイを終了し、アフタープレイに移ること。
アフタープレイ
「アフタープレイ」にしたがってアフタープレイを行なう。
このシナリオで配布するログチケットは以下のとおり。
上記にくわえて、セッションに最後まで参加したプレイヤーとGMには「因果力ゲット」が1枚ずつ配布される。さらに、活躍したPCのプレイヤーには「因果力ゲット」を追加で1枚配布しよう。
この「因果力ゲット」配布は優れたプレイヤーを見つけ出すための措置ではない。その日のプレイを振り返って互いの健闘をたたえるためのものである。ぜひ全員の好プレイを思い出して、チケットを配布しよう。
セッションの終了
すべての処理が終わればセッションは終了となる。これにて今回の冒険は幕を閉じた。次なる冒険のためにいまは一時の休息としよう。お疲れ様でした!
データセクション
エネミーデータ
シナリオに登場するオリジナルのエネミーデータを記載する。ディベロッパーはこのエネミーデータを他のシナリオに使用してもよい。
プロップデータ
シナリオに登場するオリジナルのプロップデータを記載する。ディベロッパーはこのデータを他のシナリオに使用してもよい。