ブラックシップ解放戦線!
これはCR6の〈冒険者〉を対象とした『LHZ』のシナリオである。あなたがGMならば、このシナリオを使うことですぐに『LHZ』を遊ぶことができる。あなたがプレイヤーとしてこのシナリオを遊ぶつもりならば、これを読むのはセッションが終わるまで待ってほしい。このシナリオのガイダンスは以下の通りである。
【戦闘2ミッション1】
オンラインでのセッションの場合は、通して遊ぶと時間がかかる場合もあるため、イベントごとにひと区切りし、2から3回に分割して遊ぶ事を検討しよう。
GM向け情報
シナリオ背景
幽霊船に死した後も囚われた船奴を解放することが目的となる
ミッションで船長の謎を解き、クライマックスの戦場をPCの好きなように改造し戦いに備える
PC番号およびシーンプレイヤーの扱い
このシナリオでは、PC番号を使用せず、またシーンプレイヤーも指定しない。GMは必要であれば任意にシーンプレイヤーを指定してもよい。
プリプレイ
レギュレーション
このシナリオは以下の環境で遊ぶことを想定して作成されている。GMの決定した難易度によって【因果力】が増減するため忘れず反映すること。
使用ルール
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『ログ・ホライズンTRPGルールブック』
-
『ログ・ホライズンTRPG拡張ルールブック』
GMが許可するのであれば「ログホラ・ウェンズデイ」や「セルデシア・ガゼット」の追加データを使用してもよい。
推奨キャラクター
このシナリオはCR6のキャラクター3人から5人を対象に遊ぶことを想定している。すでにいくつかの冒険を経験したプレイヤーがCRを上昇させた環境を念頭に置いているが、新たに「ハイコンストラクション」でキャラクターを作成してもよいだろう。4種類の「アーキ職業」のキャラクターが全て揃うようにすることを強く推奨する。プレイヤーの人数が少ないときは、「戦士職」と「回復職」のキャラクターを優先すること。
おすすめサブ職業
【シナリオにミッションがある場合などには以下を編集して使用する】
このシナリオにはミッションが存在する。このミッションにおいてボーナスを得られるサブ職業は以下の通りだ。
状況の解説
PCの立場
PCたちは全員、マイハマ湾付近に滞在している。幽霊奴隷について探っていたりバカンスを楽しんでいたらブラックシップに囚われてしまう。さぁ脱獄だ!
ユニオンの結成
このシナリオではPCたちは先の問題を解決するべく一緒に冒険をしてきた仲間である。PCが希望するならば、「ユニオンの取得(ルールブックP76)」および「セッション中のパーソナルファクター取得(ルールブックP286)」に従ってこれらを取得してもよい。
使用するEXパワー
このシナリオではPCには専用EXパワーは存在しない。
セッション難易度
以下の難易度から1つ選択する。そのとき『ログ・ホライズンTRPG』未経験者がプレイヤーに含まれているのであれば「難易度:イージー」を選ぶこと。
オープニングフェイズ
GMはメインプレイとオープニングフェイズの開始を宣言し、次のシーンのシーン予告をすること。
インタールード
シーン予告の内容は、次のシーンのシーン定義を目的から順番に読み上げるとよい。プレイヤーからのシーン要望が無ければ、そのまま次のシーンを開始する。
シーン予告とシーン要望の確認は以降のインタールードでも毎回行なうこと。また、このシナリオでは、基本的にすべてのシーンにPC全員が登場する。GMはこれもプレイヤーに伝えよう。
OP1:【砂浜で拾うものは】
シーンが始まったら「オーバーチュア」を読み上げ、シーン開始時の様子を描写しよう。以降のシーンも、開始したらまず「オーバーチュア」を読み上げること。
「モンタージュ」には、シーンが変化した描写とそれを読み上げるべきタイミングが記載されている。これは厳密なものではないので、GMはPCたちの反応を見つつ、ロールプレイが一段落したなどの区切りの良い場面で「モンタージュ」による変化の描写を行うとよい。
場所はマイハマのリゾートビーチから
貴方達は日ごろの喧騒から離れたリゾート地に居てバカンスを満喫している。
【OP1-1】
バカンスを満喫しに来た貴方達は思い思いに遊び始めます。
では、自己紹介を兼ねて何をして遊ぶのか教えてください。
リゾートビーチには、冒険者の入れ知恵によって出来た、海の家。
ビーチボールをやるためのコート等もあります。
皆が揃って自己紹介などをし終わったら、波際や海に居るPCがボトルメールを見つけ戻ってきます。
もしも誰も波際や海に行かないのであれば、ランダムPCの足元で「トサッ」という音がし、そこにボトルメールが落ちています
ボトルを開けると空模様が急激に悪くなり、濃霧が周囲を覆いだし、陽の光を通さず。周囲が夜のように暗くなりだす。
ボトルに入っていた手紙には、短くも悲痛な文章が書かれていた。
貴方達がその手紙を読み終えると、足場の砂がボロボロで年季の入った板に変わっている。
空気も気持ちのいい潮香りから腐った魚のような臭いのするものに変わっている。
そして、濃霧が完全に晴れ視界がクリアになり周囲が明るくなると、貴方達はわかる。
私たちは、いつの間にか海上の真っ只中のガレオン船に乗っている、と。
シーン終了
ボトルメールを拾い海賊船ブラックシップへと強制転移したらシーン終了となる。
ミドルフェイズ
インタールード
ここからはミドルフェイズとなる。GMはミドルフェイズの開始をプレイヤーに宣言しよう。
オープニングフェイズが終了したので、各PCには【因果力】1点づつを配布しよう。
MD1:船上の戦い
PC達が突然の事で甲板を見渡し、様々なところを見ているとマストにジョリーロジャーが掲げられているのを見つけたり、統一されていない服装をした足の透けた男たちを見つける。
突如、男の怒鳴り声が鳴り響く
「お前ら!、180年ぶりの冒険者だ!とっ捕まえろぉ!」
突然の事で茫然としていた甲板のエネミーが気を取り戻し、PCたちに襲い掛かる
「冒険者様戦っちゃいけない。逃げてくれぇ」と若い大地人の青年幽霊が叫ぶと
「黙ってろ、奴隷が」怒鳴り声を上げた男が、青年幽霊を鞭でうち黙らせます。
MD2:【シーンタイトルMD2】
戦闘準備
【戦闘前の注意点等があればここに記述する】
[偵察]タグを持つ行動に成功したPCがいたなら、以下のカットインを読み上げること。
シーン終了
戦闘の準備が整ったら、シーン終了となる。ブリーフィングシーンもシーンの一種なので、【ヘイト】はリセットされることに注意しよう。
インタールード
次はいよいよ戦闘シーンとなる。使用するエンカウントシートやマーカーなどを用意しよう。プレイ時間に不安があるなら「消耗表」による処理も可能である。
MD3:【シーンタイトルMD3】
【シーン開始時に読み上げる内容をここに記述】
【MD3-1】
【戦闘時のエネミーの動き、プロップの動作などをここに記述】
E3、C5水の精霊
G3.F5七人ミサキ
PC初期位置はI4,I5
擬態ギンチャクFG、G3、D4
消耗表での戦闘スキップ
このの戦闘は消耗表を用いることでカットすることもできる。もしも戦闘をカットする場合は【「消耗表:体力」、「消耗表:気力」または両方】をそれぞれ1回ずつロールすること。
シーン終了
戦闘に勝利したら、シーン終了となる。倒したエネミーのドロップ品を入手するのを忘れないようにしよう。
▼ドロップ品
七人ミサキ 《セブンピークス》
1~4 : 濡れた帯[換金](45G)
5~6 : 七御霊[魔触媒6](50G)×2
水の精霊 《ウンディーネ》
1~5 : 蒼水晶[魔触媒6](50G)
6 : 波涛の旋律[コア素材](100G)
MD4:【シーンタイトルMD4】
パチパチパチパチと乾いた拍手音がする。拍手をしているのは、エネミーに指示していた船長だ。
「俺様の可愛い部下を虐めてくれたな。」
「さて、冒険者様。これ以上暴れるなら、分かってくれるよな」先ほど鞭打ちされた青年を立たせ、首を締め上げていきます。
【MD4-1】
この際、船長の指示に従い素直に投獄されますとミッションフェイズに移行します。
もしも、船長の指示に逆らい反抗し、武力解決に出ますと、船長と戦闘になり、船長は倒されますが。
その後すぐに階段から船長が現れます。
「まだやるか?冒険者。不死身の船長を相手によ。幾らでもやってやる。お前らの心、MP、HPが尽きるまで戦い続けてやる。」
不死身のエネミーが相手という事で、戦闘の末投獄されてしまうとPLの皆さんにお伝えしましょう。
シーン終了
【シーン終了条件等を記述する】
ミッションフェイズ
ブラックシップ解放戦線
このミッションそのものには、直接の勝利条件も敗北条件も存在しない。 しかし、その結果はクライマックスフェイズの戦闘にて重大な影響を与える。
ミッション行動を12回終えたら、情報カウンターの数に関係なく、クライマックスフェイズに突入する。
情報カウンターの最大数は9個である。
- 情報カウンター1
-
漕ぎ場にて
「俺はジョシュアだ、今陸はどうなっているんだ?」
「俺たちが何度となく、反抗し船長を海に沈めたり、心臓に杭を打ち付けたりしたが、アイツは暫くしたら平然とした顔で後ろに居た。」
漕ぎ場でそのことを船奴の幽霊に教えてもらえる。
「そこ、何を話している!」
漕ぎ場で別の所で話していた船奴の幽霊が船長の部下に激しく鞭を打たれ、身を丸くしている
「これに懲りたら身分をわきまえるんだな」
鞭を打ち終えた部下が監視に戻る、PC達は過酷な環境から早く彼らを解放してあげようと思うだろう。
そして、船長には何やら死なないからくりがあるようだ。しかし、そのからくりは180年かけてもまだ解き明かされていない - 情報カウンター2
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クレーム案件コンテンツ、幽霊船戦。
それはリアルでの15年前、そうエルダーテイルで3番目の拡張パック〈銀のオデッセイ〉発売が発売された年の出来事。
ボイスチャットへ移行された。色々な初期不具合によるクレームがあった。しかし、あるコンテンツからのクレームは数も質も違ったのだ。
「ボスが死なない、デバッグをしっかりとしろ。FOE」
「いきなり転移させておいて、帰れないとかユーザーを苦しめて楽しいですか?FOE」
「船に居ると何だか変な声が下から聞こえて不気味でたまらない。ボイスチャットに移行してすぐらしいけど、関係無い。不愉快だからすぐ直してくれない?FOE」
「FOEがエルダーテイルプレイしてないことが良くわかる事例」
ボスが死なない、特殊なゾーンへの強制移動、帰還呪文不可能、船外への念話不可能という製作者の悪意すら感じるこのコンテンツはユーザーからの多数クレームによって2週間で廃止となった。
コンテンツ担当者らしき物が当時のSNSで、
「仕様道理だ、何も悪くない。」と言っていたといううわさがある。
被害ユーザーにはそれ相応の謝罪ギフトが送られるというFOE社の汚点とも言える事件があった。 - 情報カウンター3
-
牢屋にて
君たちが普段から目にする自分のメニューのEXP欄、その総量がじわじわと下がり始めている。
その速度は亀の歩みのような速さで、零になるのは遠い先だと分かる。
その時、牢屋に怒声が響く
「貴様だな!漕いでる最中に私語をしたのは!来い!見せしめに100叩きの後特別室行きだ!」
船長の部下らしき幽霊が現れ、君たちに情報をくれた幽霊がむち打ちを受けた後どこかに連れていく。
「嫌だぁ、嫌だぁ!」と船奴の幽霊の悲痛な叫びが牢屋に響く
「・・・口を利いたから最下層に送られたんだ」
と誰かが呟いた。誰が呟いたかは分からない。 - 情報カウンター4
-
牢屋にて
君たちを閉じ込めている牢屋が何だか少し、大きく綺麗になっている気がする。いや確実に変わっている。
なぜなら昨日よりも足を延ばせるようになっているからだ。
昨日最下層に連れていかれた幽霊が戻ってこない、他の船奴の幽霊に話を聞いても、
「冒険者様が気にすることじゃない。生きてるあんた達の事だけを考えなさい」
「それにあそこには船長の配下がいます。今、目を付けられてしまうのはまずい」と答えて冒険者たちの動きを抑えようとする - 情報カウンター5
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不死の秘密を探りに大胆に君たちは船長室に潜入した。
PCは海図にチョウシへの航路が点々とピンで示されているのを目撃する。
もしかしたら、この船はマイハマ湾へと向けて航路を進めているのではないか?
その海図にも撃墜マークなのかバツ印が大量に記されている、どうやらこの海賊船に襲われた船は大量にあるようだ。
牢屋に戻ってきたらまた船奴の幽霊が減っていた、残っているのに聞いたら船長に連れていかれたとしか答えてくれない。
そして、その時船長のレベルを確認したら、最初であった時よりもレベルが上がっていることが分かる。
最初会ったときはレベル55であったのに、今はもうレベル78と急激な上昇を果たしている。 - 情報カウンター6
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牢屋にて
依代の正体は生前から大切にしているオルゴールだと生き生きとしてる幽霊が教えてくれる。
いつもそれは身に着けていて、君たちの力で戦いさえすれば、その時の戦闘で自然と壊れる何も心配することはないと言う。
本当にそんなことはありえるのだろうか?
それにこの胡散臭く生き生きとした幽霊初めて見る顔である。
船がまた大きくなっていた。最初は普通の帆船だったのに今はもうガレオン船のような大きさになっている。 - 情報カウンター7
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牢屋にて
「確かにオルゴールは大切にしている様子はあるけど、75年前アレは一度壊れたのに船長は元気だった!」
という古株で老人の幽霊から確かな証言を手に入れる。
この生き生きとした幽霊は船長側の幽霊に間違いない!信じちゃダメだ。 - 情報カウンター8
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探せるところは探し尽くした。なのに、船長の魂の依代らしき物が見つからない。
あと探してないのは最下層。しかしそこの入り口には船長の配下が目を光らせている。
「・・・冒険者の皆さん、私たちが騒動を起こして船長たちの目を入り口から逸らさせます。ですので、その間に最下層に行って秘密を探ってきてください。」と残り少なくなってしまった船奴の幽霊たちの目に決意の炎が灯る。 - 情報カウンター9
-
明け方、太陽が海岸線から顔を出そうとしたその時、砲弾が詰まっている火薬庫、甲板の大砲が一斉に大きな爆発を起こし、船体に大きな穴が空き海水が流れ込み始める。
この騒動に乗じてPC達は最下層へと忍び込んでいく。
ブラックシップ最下層、そこには、ぼぉぉぼぉぉと淡く青白く光り、時折人の顔が浮かび上がり悲痛な声を漏らす竜骨があった。
それについて調べると、聞きなれた音と共にコンソールが出現し、それについて解説される。
藍鱗海竜の骨で作られたものであり、幽霊や魂、レベルを吸収してそれを元に船を巨大化させたり、船長を蘇らせる力、モンスター生産する力を持っていることが分かる。
これを壊したら船はすぐに沈んでしまうだろう。だけど、これを壊さないと船長は永遠に蘇り続けることは間違いない。
ボスの復活情報と幽体藍鱗海竜の依代のプロップデータを公開する。
壊すことを選択したなら、海賊船ブラックシップは海へと完全に沈んでいく。
すると、竜骨の依代に囚われていてた幽霊の魂が天へと昇っていく。
冒険者のそばを通っていく魂が皆口々に「ありがとう」「やっと休める」「家族に会える」
と安息の言葉を漏らしていく。
可哀そうな幽霊はこれで解放された、でもまだ終わりじゃない。船長がまだ生きているのだから。
ミドルフェイズの終了にともない、PC全員に【因果力】を1点ずつ配布すること。
次はいよいよクライマックスフェイズである。ここでプレイに休憩を挟むと良いだろう。
クライマックスフェイズ
インタールード
ここからクライマックスフェイズとなる。GMは、クライマックスフェイズの開始をプレイヤーに宣言しよう。
CL1:ブラックシップ海中戦
戦闘準備
【戦闘前の注意点等があればここに記述する】
次の戦闘シーンは、ミドルフェイズでの戦闘に比べて手ごたえのあるものになる。[準備]タグの特技やアイテムの使用をうながし、万全の状態で戦闘に挑めるようにしよう。
[偵察]タグを持つ行動に成功したPCがいたなら、以下のカットインを読み上げること。
シーン終了
戦闘の準備が整ったら、シーン終了となる。
インタールード
次はいよいよ戦闘シーンとなる。使用するエンカウントシートやマーカーなどを用意しよう。
CL2:【シーンタイトルCL2】
冒険者たちが一斉に甲板に上がると甲板が変わり果てていることに驚く。
騒動前は皹一つなかった柵は、朽ち果て人を支える力が無いことは明らかだ。
ワックスが効いて海水を弾いていた甲板は、皹が走り所々に穴が開いている。
錆一つなかった大砲は騒動もあったせいか。君たちが弄らなかったもの以外は錆に塗れ、車軸が折れてとても使えそうにない
船長「・・・俺様の180年かけた計画、船、奴隷すべてが消えた。」
「今からお前たちを俺の奴隷にすれば、奴隷にすれば、まだ間に合うぅ!俺様の奴隷になれ冒険者ぁ!」
言い切ると肉体に霞がかかりだす、人間大だった靄はどんどん大きくなっていく。
そして、靄が晴れると幽体を思わす半透明の海竜が現す。
さぁ、戦闘の始まりだ。
【CL2-1】
【戦闘時のエネミーの動き、プロップの動作などをここに記述】
ボスはD4に配置し、高ヘイトを狙うように行動する。
PC人数4人の場合はボスのみ
PC人数5人の場合爆弾河豚をG4〈鉄砲人造幽霊〉をE7に追加
PC人数6人の場合更に爆弾河豚E5〈鉄砲人造幽霊〉G2に追加
エンディングフェイズ
インタールード
ここからはエンディングフェイズとなる。GMは、エンディングフェイズの開始をプレイヤーに宣言しよう。
エンディングは、すべてのフェイズの中でも比較的変更が容易な部分である。エンディングの目的は物語を終わらせ、プレイヤーに満足をしてもらうことだからだ。
E1:【シーンタイトルE1】
180年もの長い間、罪もない大地人を死してなお、働かせていた。邪悪が今滅んでいく。
暗い海の中にも明るい未来を示すように、月の光が差していく。
【E1-1】
〈幽体藍鱗海竜〉 ゴーストプレシオーサを何とか倒せた冒険者たち、〈幽体藍鱗海竜〉が虹の泡に返還されていく。
「・・・憎い、憎いぞ。冒険者」怨嗟の声が小さく響かせ、すべてが虹の泡へとすべて返還される。
今ここに長年に置いて、マイハマ湾付近で暴威を振るい、大地人を震えあがらせていた。マイハマ湾の幽霊船が消えたのである。
そして、君たち冒険者を来た時と同じ様にまた霧が包みだす。
来た時のような不快な臭いえはしない、それどころか、気持ちの良い潮の香りがする。
足場は戦闘の跡が激しく残る甲板から砕けた貝殻が混じる、砂浜に変わっている。
霧が晴れると、君たちがボトルメールを開けた時と同じところに居る。
あの時の手紙は変わらず手元にある
でも、書かれてる内容が違う。
手紙の裏を見ると、マイハマ湾の一部の砂浜の土地の権利書だということがわかります。
どうやら、このボトルメールは土地の権利書の裏側を使って書かれたもののようです。
そして、権利書が示すところは、貴方達が休暇を過ごす予定だった場所を示しています。
そう、マイハマ湾のリゾートビーチです。
彼らが守り通した土地は、ただの砂浜から立派なリゾートになり人々に愛される場所になっていた。
彼らの180年間は無駄ではなかった。
これをリゾート関係者に見せればVIP待遇は間違いないでしょう。
そして、この権利書さえあればこの砂浜を自由にできるでしょう。
(冒険者が戻ってきたタイミングは、最初にボトルメールを開けてきてすぐだとする。)
==== シーン終了
PCたちのロールプレイが一段落したら、このシナリオは終了となる。
【報酬配分に関して追記事項がある場合はここに記述】
エンディングフェイズが終わったら、メインプレイを終了し、アフタープレイに移ること。
アフタープレイ
「アフタープレイ」にしたがってアフタープレイを行なう。
このシナリオで配布するログチケットは以下のとおり。
上記にくわえて、セッションに最後まで参加したプレイヤーとGMには「因果力ゲット」が1枚ずつ配布される。さらに、活躍したPCのプレイヤーには「因果力ゲット」を追加で1枚配布しよう。
この「因果力ゲット」配布は優れたプレイヤーを見つけ出すための措置ではない。その日のプレイを振り返って互いの健闘をたたえるためのものである。ぜひ全員の好プレイを思い出して、チケットを配布しよう。
セッションの終了
すべての処理が終わればセッションは終了となる。これにて今回の冒険は幕を閉じた。次なる冒険のためにいまは一時の休息としよう。お疲れ様でした!
データセクション
エネミーデータ
シナリオに登場するオリジナルのエネミーデータを記載する。ディベロッパーはこのエネミーデータを他のシナリオに使用してもよい。