違法、脱法建築で路地狭く　避難妨げか、梨泰院

共同通信 | 2022年11月1日 23:04

　１０月３１日、雑踏事故が起きたソウル・梨泰院の路地で、現場検証する韓国警察
　１０月３１日、雑踏事故が起きたソウル・梨泰院の路地で、現場検証する韓国警察

　【ソウル共同】ソウルの雑踏事故を巡り、韓国メディアは１日、現場の路地周辺で違法、脱法建築が行われ、安全に必要な最低限の道幅が確保されていなかったと報じた。現場の坂道は幅約３メートルと非常に狭くなっており、避難や救助の妨げにつながった可能性がある。

　現場の坂道に隣接するハミルトンホテルが仮設フェンスを無断で置き、混雑時の通行の支障になっていた。ホテルと賃貸契約する飲食店は坂道につづく道にテラス席をはみ出るよう設置、違法建築に当たるという。

　ＫＢＳテレビによると、ホテルはフェンスについて「エアコンの室外機を保護するためで法的に問題はない」と説明。

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