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京都・妙心寺退蔵院の襖絵を描く“現代の御用絵師”村林由貴の「新しい水墨画」|文藝春秋digital
禅とは何か。自分は何を書くべきなのか。9年間、問い続け、描き続けた。京都・妙心寺の塔頭、退蔵院の襖絵を描くために全てを賭して生きる“現代の御用絵師”の人生を追う。/文・近藤雄生(ノンフィクションライター) 全てを賭した76面の襖絵 日本最大の禅寺である京都・妙心寺の法堂(はつとう)は、1657年に創建された。その天井には、画壇の名門・狩野派の中でも天才と名高い狩野探幽による巨大な雲龍図が描か...