雑踏(読み)ざっとう

精選版 日本国語大辞典「雑踏」の解説

ざっ‐とう ‥タフ【雑踏・雑沓・雑鬧タウ・雑遝】

〘名〙 (形動ナリ・タリ) さわがしくこみあうこと。また、人が多くでてこみあうこと。ごたごたすること。また、そのさま。人ごみ。
懐風藻(751)和藤原大政遊吉野川之作〈大津首〉「潺湲侵石浪、沓応琴鱗」
※北の(1966)〈辻邦生〉「ヴェトナム語が〈〉店からも雑のなかからも聞えていた」 〔漢書‐劉向伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

国民健康保険

健康保険(健保(けんぽ))などの被用者保険適用外の、自営業者などを対象とする医療保険。略称は国保(こくほ)。[山崎泰彦 2020年11月13日]沿革日中戦争が拡大するなかで、戦時体制下の健民健兵策とし...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android