※2022年8月時点の内容です
CROコンサルタント
石川澄華
エクスペリエンスプロデュース部門 グロースコンサルティング事業部 CROグループ(2021年12月入社)
経験を活かしつつ、スキルアップできる環境を求めて
前職は、HTML5やCSS、JavaScriptを扱い、Webサイトをコーディングするフロントエンドエンジニアでした。クレジットカード会社に総合職として新卒入社したのですが、新人研修で受講したコーディング研修で企画したサービスのシステム構築、Webサイト制作までを実行する一連の流れを経験したことでものづくりへの魅力に気づき、それがきっかけでWeb制作に関わるポジションを希望したところフロントエンドエンジニアに配属され、自社の会員サイトの制作、改善、機能の実装などを担当してきました。
フロントエンジニアの職務内容は、10名規模で自社サイトの全領域を担当するため影響範囲は広く、ダイレクトに顧客の契約/利用促進にもつながるため、やりがいはとても大きい職務でした。その中で、1stパーティデータとWebサイト内のユーザー行動を紐づけ、顧客インサイトから最適なWebサイト構造にリニューアルするプロジェクトで、改善効果が上がり、マーケティングの効果を体感し始めたころでもありました。
具体的に転職を意識したのは4年目に入ってからです。自社のプロジェクトだけを長い期間担当していると、その領域への理解やCVR改善のための知見を得ることができた一方で、習得するスキルが自社の環境に最適化され、偏りが生じます。今後のキャリアを考え始めたときに、フロントエンジニアとしての経験を活かしつつ、「生み出す側」から“顧客の欲求を満たし効果を高める”スキルを身に着けたキャリアアップがしたいと思い、転職活動をスタートさせました。さらにスキルアップできる環境で働きたいと思うようになりました。
条件として「多岐にわたる企業、業界で挑戦できること」「デジタルマーケティングに秀でており吸収できること」「なにより私自身がワクワクできること」を軸に採用活動を始めましたが、条件に沿う企業は、電通デジタルだけでした。その中でも、特に印象的だったことなんですが、実は私、CRO(Conversion Rate Optimization)という仕事については、「CROコンサルタント」の採用情報を見るまで全く知りませんでした。気になって調べてみると、WebサイトからのCVR(コンバージョン率)を顧客データやUI/UXを活用し改善。事業売り上げを引き上げるために多様なデジタルマーケティングを駆使し、幅広いスキルを組み合わせる専門性の高い役割だと知りました。また、前職でマーケティングの効果を体感したアプローチと共有する部分があることも気づきました。私が転職活動中に調べた中では、電通デジタルだけがCROについて分かりやすくコーポレートサイトの記事でPRされていましたし、その思いやサービス内容から、ここでCROコンサルタントとして働けたら、大きくスキルアップができるのではないかという、未来に向けてワクワクするような気持ちがありました。
OJTで学び、3カ月目には1人で案件を担当
CROに関しては未経験で入社し、不安もありましたが、先輩社員の担当する案件に加えていただき、OJTでCROソリューションについての理解を進めました。アクセス解析、Webサイト分析、KPI設計、導線設計、戦略のプランニングといった戦略実務を学び、入社して3カ月頃には、1人で案件を担当し、今では5案件ほどを担当しております。
入社当時驚いたことは、妥協を許さない「データ分析」とCVR改善のプロとしての「戦略性含めたリレーション力」でした。データに向き合うことで顧客の声をすくい上げる。その声を反映しCV増加にどうつなげるべきか、をとてつもない量とスピードで議論し組み立てていく様子に衝撃と難しさを痛感しました。でも、すぐにその重要性や効果は理解できました。
入社して初めて1人で担当したのは、大手通信サービスのWebサイトのLP(ランディングページ)の分析レポートを作成する、というプロジェクトでした。私のLPOのイメージとしては、そのLPに対してアクセス解析などから改善を施す、と思っていたんですが、実施したことはあらゆる分析技能を活用し顧客を理解することでした。
まず、LPに流入する顧客を理解するために広告キーワードからクラスタを定義し、各クラスタと競合になるLPを比較分析。競合比較から各LPの強みや課題を見つけ出し、アクセス解析で定量的な裏付けを行い改善方針を見出しました。もちろん、それだけではなく、電通デジタルではあらゆるチームが所属しているのですが、制作チームと共闘してデザイン化、および開発、公開と完遂しきるところまで社内を横断し、結果も平均238%のコンバージョン率の改善に至りました。CROコンサルタントとして非常に良いスタートを切ることができ、ホッとしつつ、「顧客の欲求を満たし効果を高める」をいち早く吸収できるようにとより一層気合が入ったプロジェクトでもありました。
仮説をデータドリブンで検証する面白さと難しさ
CRO業務の面白さは、最初に仮説を立てて、その仮説を様々な方法で検証していく過程にあると感じています。電通デジタルのCROグループは、経験や勘に頼らず、データに基づいた判断・アクションをする「データドリブン」が特色です。様々なデジタルマーケティングツールやデータを使い、定性・定量両面から深掘りをしていく中で、どんどん辻褄が合い、仮説が証明されていく過程が謎解きのようにスリリングで非常に興味深いです。
一方で、問題や課題、目的に応じて打ち手が多種多様なので、案件ごとに同じものはありません。先輩方は、動画を活用したり、分析や打ち手にAI(機械学習)を使ったりなど、さまざまなアプローチや戦略プランニングを構築して改善成果を上げています。自分に足りないことばかりが見えてきて、途方に暮れることもありますが、過去のプロジェクトの資料を見て勉強したり、専門性の高いプロがグループ内にいるので直接相談し、考え方や設計方法を吸収しています。また、自分自身が様々なWebサービスを利用する中で感じたことをメモしたりしながら、自身の強みであるフロントエンジニアの経験を活用し、UI設計だけではない技術者視点からの改善アプローチで早く追いつけるように経験を積み上げていきたいと思っています。
クライアントと相対する緊張感はやりがい
電通デジタルは、働きやすい環境が整っていると実感しています。基本はリモート勤務ですが、出社してもいいし、会社が契約しているシェアオフィスを使ってもいいし、働くうえで最適な環境を自分で選べるところはとても気に入っています。現在はリモート勤務をベースにしつつ、週に1~2回出社、月に数回はシェアオフィスを使うというスタイルで働いています。
リモートなのでなじめるか多少不安もありましたが、CROグループでは、毎朝30分、オンライン会議ツールを使った雑談タイムが設けられています。グループメンバーと世間話をしたり、現在担当している案件で困っていることなどをメンバーに相談したりでき、新たな環境にもスムーズになじむことができました。
前職との違いを感じる点としては、クライアントとその先のエンドユーザーがいるなかで、Webサイトの戦略設計を左右する分析を任せていただいている緊張感です。事業会社の場合、仕事で接するのは同じ社員なので、納期やスケジュールにも融通が利きました。電通デジタルの場合、これまで築き上げてきた信頼やブランド、クライアントからの期待があり、求められるアプトプットには相応するように高いクオリティや戦略性が求められます。今のところ、それらのプレッシャーは私にはいい方向に作用していて、非常に大きなやりがいと責任を感じています。
これまでの経験を強みにできるCRO
CROコンサルタントは幅広い領域に対応しなければいけません。データ分析はもちろんのこと、企画や戦略・戦術、仮説立案、UXを考慮したUI設計、コーディング、A/Bテストを活用した効果検証からCVR改善しきるところまで、PDCAの一連に携わることができる一方で、取り扱うツールも多く、学ばなければならないことがたくさんあります。フロントエンドエンジニアの頃と比べると学ぶべき知識が多く、幅も広いですが、その分問題や課題に対する解決できる確率を高めることができるため、成長を実感できる魅力のある職種です。
私も、フロントエンドエンジニアとして身につけた知識や経験を自分の軸としながら、デジタルマーケティングに纏わるスキルを獲得していき、顧客の欲求を満たし効果を高めクライアントサイトの課題解決に貢献できるCROコンサルタントになりたいと思っています。
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