5年前、栃木県で、登山講習中の高校生らが雪崩に巻き込まれ死亡した事故の初公判で、教師3人が無罪を主張した。
2017年、栃木・那須町のスキー場付近で雪崩が発生し、登山の講習中だった大田原高校の山岳部員7人と教師1人が巻き込まれて死亡した。
講習の責任者だった猪瀬修一被告(56)ら教師3人は注意を怠り、8人を死亡させ、5人にけがをさせた、業務上過失致死傷の罪に問われている。
初公判で、猪瀬被告は「当日朝、計画変更した時点では、雪崩の発生を予想できなかった」と述べ、3人は無罪を主張した。
自然災害による事故で、教師の刑事責任が問えるのか注目される。