こうした方針のもと、近年標準化の対象がサービス分野や業種横断的な社会システム分野等にも拡大している状況や、コロナウイルスによるリモート化・非接触といった技術サービス等の急速な社会への普及という変化も踏まえ、経済産業省は、新たに国際標準原案の開発・提案、JISの開発等を民間団体・企業等に委託をして実施する事業について、調査を行いますので、御協力をお願いいたします。
Ⅰ.本調査について
1.本調査の目的
※3 中長期的に標準化活動に携わる人材確保・育成を模索しようとしていること。
Ⅱ.調査項目
1.標準開発テーマ
以下に該当するテーマであって、今後我が国において取り組むべきと考えるもの。
①ISO/IEC規格原案の開発・提案又はJIS原案の開発であって、
②以下のいずれかに該当し、標準開発を通じて新市場創造、イノベーション促進、我が国産業の競争力強化につながり、また、これらの対応への遅れが我が国産業の競争力低下や市場喪失につながるもの。
- 先端技術・製品や新たなサービス・システムに関するルール整備に必要な標準
- 安全・安心の確保や消費者保護のために規制に引用されるもの等、我が国社会・産業基盤の整備に資する標準
- モノやサービスをつなぐ社会システム等、異業種間連携等が必要であり、経済波及効果の大きい分野の標準
- 国連のSustainable Development Goalsとなっている分野(環境、防災等17分野)等、世界の課題解決に資する分野の標準
- 我が国の中堅・中小企業等が保有する優れた技術・製品に関する標準
- 認証制度の構築及びそれを含む標準(認証制度の構築そのものも例外的に含む)
- コロナ禍及びポスト・コロナによるリモート化、非接触化、自動化などの社会変容への対応に必要な標準
※留意事項
・国立研究開発法人等を中心にした業種横断的な標準化体制によって実施するテーマ等、単独企業・団体では対応が困難な標準開発テーマも受け付けます。
・アジア諸国等との共同研究を通じて、国際標準化提案等を目指す標準開発テーマも受け付けます。
・国際標準開発については、ISO/IECと協調・リエゾン関係にあるフォーラム等の組織を通じて、ISO/IECに国際標準提案を行うという国際標準開発手法も対象とします。
・今年度経済産業省の標準開発事業で実施しており、かつ令和5年度も継続予定のテーマについては、別途調査を行いますので、本調査における調査票をご提出いただかなくて結構です。
・ISO/IEC規格・JISの新規規格制定の提案のみでなく、既存規格の改正も対象とします。
2.標準開発フィージビリティ・スタディ(FS)調査テーマ
3.異業種、水平/垂直連携に資する標準化活動(新規提案の有無は問わない)
③複数の規格原案注2の策定・提案を、複数の企業、業界団体で実施する標準化テーマ
4.新規提案によらず、継続的な標準化活動が必要なテーマ
② 他国提案についても議論に参加するため、常態的に国際標準化活動を行うことが特に求められるもの
③ 企業の競争力や消費生活に影響を及ぼすような非製品分野の迅速な標準化活動が必要なもの、様々なステークホルダーを包摂する社会を目指すための基盤づくりが必要なもの
Ⅲ・回答方法
1.提出書類
※様式は経産省ホームページの「様式ダウンロード先」からダウンロードしてください。
※調査票(エクセル)内に、国際標準、エネルギー需給高度化、JIS、FS調査、異業種等連携(標準開発・提案を行う場合)、異業種等連携(標準開発・提案を行わない場合)、継続的テーマの各シートがございます。
※テーマ調査票の中に「令和5年度実施計画内訳(※単位は“円”)」のシートがございます。実施内容等記載する調査票を記載するのに併せて、こちらのシートに費用の内訳を記入願います。また、内訳において、特記すべきことがある場合は、当該シートの備考欄に記載ください。
【参考2】算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧
【参考3】電気事業者別排出係数>
なお、電力の排出係数は、電源構成に基づき各電力業者により異なるため、必要に応じて、代替値(0.000453 (t-CO2/kWh))を使用ください。
※留意事項
① 提出ファイル名は、下記の通り、「テーマ名(企業・団体名)」としてください。(テーマ名等は適宜短縮してください。)
(例)
・「○○に関する国際標準化_(●●協会).xlsx」(1.選択の場合のテーマ例)
・「○○に関するJIS開発(●●工業会).xlsx」(1.選択の場合のテーマ例)
・「○○に関する標準化調査(●●株式会社).xlsx」(2.選択の場合のテーマ例)
・「○○に関する異業種等連携(●●株式会社).xlsx」(3.選択の場合のテーマ例)
・「○○に関する標準化活動(●●株式会社).xlsx」(4.選択の場合の テーマ例)
② ご想定のⅡ.調査項目に該当するシートをご確認のうえ、記載ください。
・概要
・技術等詳細及び社会的意義
・標準化する項目又は異業種連携等において実行する具体的な標準化活動(案)
2.提出期限
※締め切り以降、当省の標準化担当者から、調査票に関する問い合わせを行う場合があります。
3.提出先
※メール件名は必ず全角で「R5標準化テーマ調査」としてください。
(件名が異なると、届かない場合がありますので、御注意ください。)
4.問い合わせ先
E-mail:hyoujyun_chousa_q@meti.go.jp
5.今後のスケジュール(予定)
令和5年1月下旬以降 日本産業標準調査会にて審議の上、令和5年度実施予定テーマを決定
お問合せ先
- 産業技術環境局 基準認証政策課、国際標準課、国際電気標準課
E-mail:hyoujyun_chousa_q@meti.go.jp
最終更新日:2022年10月26日