母親が看護師だったから、なんとなくなった看護師。
僕が就職を考えたころは就職氷河期と呼ばれる時代で、

看護師やったらきっと食べるのに困ることはないやろ~
と思い、厳しい就職氷河期を乗り越えるため、看護学校に入りました。
夢に毎日出てきた看護実習や分厚い過去問をやって国試を受験し、なんとか看護師の免許をもらいました。
ただ挫折は、結構働き出してすぐにやってきました。



看護師向いてない。
もう辞めたい…。
看護師なら誰もがこんな挫折感を味わったことはあると思いますが、僕は看護師1年目に挫折を味わい「看護師を辞めたい」という気持ちでいっぱいでした。
今日は、リアリティを追求した体験談を書いていこうと思います。
そんなあなたの疑問にお答えします。
そんな感じのことを少しでも考えたことのあるあなたにはぜひ最後までブログを読んでもらえれば、こんな選択肢があるということも知ってもらえると思います。
そもそもなんで普通の会社員に転職したの?


そもそも疑問が湧いたのは、友達とご飯を食べている時でした。
同じ看護大学を卒業した同級生の友達で、3年ぶりぐらいの再会でした。
その友達との会話の中で、


最近病院(仕事)どうなん?
と、友達に聞くと、


病院辞めたよ♪
との返答が。


そうなん?で、次はどこの病院に転職したん?
と再就職先を聞くと、


もう看護師してないの、今はOL♪
との返答。
よくよく話を聞くと、インスタで成功して、人に教えれるようになって、そのスキルを生かしてそれ系の会社に就職したとのこと。
カッコイイ言葉で言うと「ウェブマーケティング」ですって。
そして衝撃的だったのが、


看護師してるよりも給料いいし、夜勤もないし楽しい♪
って言葉でした。
その言葉を聞いた時、
僕も看護師だけやり続けるだけの人生でほんまにええんか?
という小さな疑問が芽生えました。
小さな疑問はだんだんと大きくなり、自分の中でとんでもなく大きなものになりました。
僕が一般企業に転職するきっかけとなったのは、この小さな疑問が心の中で大きくなったからです。
そもそも看護師→OLが難しいものだと考えていた

そもそも、看護師が企業に転職しOLになること自体ものすごくハードルが高いものだと思ってました。
看護師しか職務経歴がないのに社会に通用すんの?
ビジネスマナーとか一切知らんしそれで門前払いされそう。
今までやってきたことなんか看護師のことばっかりやし。
ただ、それはあくまでも看護師しか知らない僕の感想で、さっきの友達からするとむしろ看護師にこだわる方がハードルが高いそうで、


OLなら国試とか受けなくても誰でもなれるんだよ?
と言われました。
そう、友達が伝えたかったことは、
ということです。
その言葉を信じ、僕も会社員(OL)に転職しました。
あなたが思っている以上に看護師からOLになるハードルは低いですし、数字でみても分かるとおり病院は無床のクリニックなども含めて約20万の施設数なのに対し、日本の企業数は約200万社であることから、単純に考えて企業のほうが求人数も多く転職しやすいと言えます。
看護師からOLに転職することはできる??

さっき書いた「そもそもの話」のとおり、看護師からOLに転職することはできます。
ただ、思ったほどメリットがなかったりデメリットもあるため、よ~く考えて転職をする必要があります。
ただ、僕みたいにスキルがそんなに高くない人間でもOL(会社員)になれたのでそこがご安心を。
みたいな感じでした。
こんな普通の看護師の僕でも、看護師からOL(会社員)として一般企業に転職できました。
また転職活動については
と、こんな感じです。
看護師からOLに転職したときのメリット

OLになると看護師から変わること、そのメリットとデメリットを紹介していこうと思います。
看護師からOLに転職したときのメリット

命に関わる仕事から開放された
看護師の仕事は少しのミスが大きな事故になってしまうこともあり、命に関わるプレッシャーが多い仕事でした。
ミスが原因じゃなくても、患者さんの死の場面に遭遇することは多く、精神的にめっちゃ疲れる仕事でした。
診療科によって、回復する患者さんを多く見られる職場もあれば、僕が勤めてた急性期病棟みたいに、エンジェルセットがいっぱいいる職場もあります。
そう、命に関わる仕事から開放されたくてOLに転職したい人も多いと思います。
体力的にきつかったが楽になった
看護師の仕事は本当に忙しくて、急な患者さんに対応したり、予想しなかった斜め上のイレギュラーな仕事のオンパレードでした。もう逆にパラダイスに思えるぐらいです。
あと、日勤・夜勤・日勤・夜勤の連続で体調を崩したり、体力的にきつい仕事でした。
体力だけならいいですが、メンタルも当然やられました。
看護師の仕事は好きだけど、もう少し体力的に楽な職場に転職したい、いっそOLに転職したいと思う人も当然いると思います。
OLになれば体力的に楽になります。
きつかった夜勤から開放された
看護師に夜勤はつきものです。
・夜勤で生活リズムが乱れてめっちゃ体調が悪い
・家族やパートナーと予定が合わない
・昼夜逆転の生活で精神的におかしくなる
こんなストレスで夜勤のないOLに転職したいと考える人もいると思います。
OLは基本的に夜勤はありません。
給料とか待遇がちょっとマシになった
みなさんも知ってのとおり、看護師の仕事は体力的にも精神的にもきっつい仕事です。
なのでせめて給料や福利厚生だけは高待遇であってほしいと願うのは当然です。
でも、なかなか満足のいく給料がもらえなかったり、福利厚生が名ばかりの職場が多いのも事実です。
OLに転職してセルフ働き方改革したいと思う人がいて当然だと思います。
OLになれば少しは改善されます。
人間関係に終止符を打てた
看護師は、ネチネチとしたあの特殊な女性職場や、医師のセクハラやらモラハラやらで、人間関係にうんざりしてる人も多いです。
仕事内容もきついのに人間関係まで終わってたら、毎日仕事をするのが辛くて辛くて仕方ないと思います。
病棟の看護師のラインナップはなかなか変わらないし、辞めて欲しい人は全然辞めずに粘ってるのが現状での、それだったらOLに転職してしまって人間関係をリセットしてしまおうと考えたくもなります。
看護師の退職理由の堂々第1位は、圧倒的に人間関係の悩みです。
転職してOLになって、あの特殊な女性職場から開放されました。
看護師からOLに転職したときのデメリット

今度は逆にデメリットを紹介していきたいと思います。
給料が下がる
看護師は一般企業のOLより基本給は高いし、夜勤手当などの給料のプラスアルファがあるので、OLに転職すると給料は下がりがちです。
まあ交渉次第やけどね
よっぽど事務系の資格でも持ってない限り、看護師より給料が高い職場に転職するのは現実的には難しいこともあります。
看護師としての経験は評価されないことがある
一般企業では医療関係の企業でもない限り、看護師としての資格や知識や経験は評価されないことがあります。
仕事にやりがいがなくなることもある
責任がなく単調な事務を担当した場合、ひたすらおんなじ作業を繰り返すことに仕事のやりがいがなくなってしまうこともあります。
看護師は責任があることと引き換えに、意義のあるやりがいのある仕事が多かったことに気づく瞬間もあります。
看護師から普通のOLに転職するための手順と道筋

僕がTwitterを始めてからDMでたくさんの人に「OLへの転職は難しいのでは?」「私は看護師の資格しか持ってないから」とご相談いただきます。


そんなことないです~。
看護師の資格があれば十分一般企業に転職可能です。
ただ、看護師から一般企業OLへ転職するためにはOLへの転職方法ってのがあります。
転職活動開始!どういう流れで進んでいけばいい?

僕も何から始めたらいいのかが全く分かりませんでしたが、今はいろんな人から相談を受けてるのでわかります。
看護師からOLへの流れとしては、
といった感じです。
この通りに進んでいけばあなたもきっと看護師からOLへ華麗なる転身をとげることができます!
一つずつ説明します〜。
転職サイトに登録する (期間:1〜3日)

看護師の勉強しかしてこなかったから、基本的に看護師は一般企業の常識を知らない。
だから絶対に転職サイトに登録しましょう!
転職サイトに登録することで一般企業の常識を知れますし、他にもこんなにたくさんのメリットがあります。
転職サイトに登録することでスムーズに転職活動を進められるので、働きながら転職活動する看護師にも最適です。
転職サイトの最大の魅力は完全無料でマンツーマンのサポートを受けれるところです。
しかも一般企業に応募するときに履歴書と職務経歴書と呼ばれるものを送付しますが、それに加えて推薦書を一緒に送ってくれるので、他の応募者よりも書類選考を通過しやすい傾向にあります。
そして転職サイトは3〜4つ登録するのがベストです。
転職サイトによって取り扱ってる求人が違うので、複数の転職サイトを組み合わせることで、よりたくさんの求人を知ることができます。
僕も複数の転職サイトに登録して転職したので、まずは最初に転職サイトに登録するといいです。


でもいっぱいありすぎてどの転職サイトに登録したらいいかわからない
そんな人のために僕のオススメ転職サイトを載せときますので参考にしてください。
看護師辛くない?
看護師以外に生きる道、見つけといたよ!
ちなみに、転職サイトに登録したら転職する意思があることをはっきり伝えた方がいいです。
なんでかって言うと、転職の意思が薄いと思われると、求人の紹介をしてもらえなくなることがあるからです。
たとえ情報収集目的だとしても「転職したい」とはっきり伝えておくことで、求人の紹介から実際に応募に至った場合も手厚いサポートをしてもらえます。
大手の転職エージェントに登録するときは、この傾向が強いので注意してくださいね。


転職の意思を濃いめに出すんだよ!!
転職サイト経由でまずは応募してみる (期間:1〜2ヶ月)

転職サイトに登録すると、転職エージェントと面談が行われます。
僕が初めて転職エージェントと話をしたときはこんな感じでした。


どんな仕事をしたいですか?


えっと~?(どんな仕事が自分に向いてるんかわからんな~)
転職エージェントとの面談すると
☑どんな職業に就きたいのか
☑何の分野に進みたいのか
と絶対に聞かれます。
これまで看護師として働いてきただけに、他の世界のことは本当にわかりません。
そこで自己分析することで進みたい方向が決まることもありますので、ぜひぜひ自己分析してみてください。
このときの面談でエージェントからびっくりするような言葉が飛び出しました。


まずは10社以上応募してください!


へ?10社ですか??
一般企業の転職活動はたくさんの求人に応募して、その中から書類選考で通過した企業だけ次のステップに進めます。
そのため完全に条件を満たしてなくても、少しでも良いと思う求人があったら積極的に応募していくようにするといいです。
「落ちて当たり前」くらいの気持ちで求人に応募
求人を探すときはここに注意して選ぶようにしましょう。
自己分析する

看護師からOLになるために、最初に業界・職種の情報収集をする理由としては、自分の興味のある仕事をざっくりでもいいから見つけることが重要だし、そもそも転職エージェントもどんな仕事について何がしたいかがわかる方がより良い転職先を見つけやすいです。
多くの看護師・看護学生は、看護や医療の業界についてはすごく良く知ってるんですが、他の仕事のことはあまり知らないと思います。
当然僕もその一人でした。
社会がどういう仕事で成り立っているか、まずそれを知り、そこから自分の興味のある分野を見つけるというプロセスが一番良いかなと思います
最初はざっくり理解できればいいので、Googleで情報収集すればいいと思います。
検索ワードとしては
☑業界 研究職種 種類
☑未経験でもできる職種
☑第二新卒
☑未経験 業界
などがいいと思います。
これらに目を通したら、「この業界が楽しそうだな」とか「この仕事をしてみたいな」とかピックアップしてみるといいです。
そこから、業界の雰囲気を掴むために「IT 仕事 やりがい」などGoogle検索してみましょう。
この業界で働くやりがいや大変さ、苦労するところなどが載っているサイトやブログがヒットすると思いますので、それを読んだうえで自分がその業界で仕事をしたいか考えてみるといいと思います。
面接対策する (期間:1〜2週間)

書類が通ったら面接に向けて準備していきましょう。
一般企業の面接は看護師よりちょっと難しいです。
看護師は慢性的に人手不足のため基本的に落とされることはありません。
それに対し一般企業では企業の戦力になる人物が欲しいので、かなり厳選されます。
しっかり面接対策をすることで企業の求める人物像になることができ、面接通過率もめっちゃ上がります!
面接対策をして臨めばいい結果が出ます。
面接を受ける (期間:2〜4週間)

面接対策で準備してきたことを全て出し切りましょう!
看護師から普通のOLに転職するための手順と道筋 おさらい

看護師から一般企業のOLへ転職するための手順と道筋をお伝えしました。
最後にもう一度転職を成功させるためにすべきことはこちら。
「自分に看護師は向いてない」と感じるあなたにこそ、一般企業という選択肢もあると知ってもらいたいです。
今日のこの記事の内容を活かして楽しく働ける環境が手に入ればいいですね。
みなさんが良い職場に巡り会えますように!
看護師→OL転職へのオススメ
看護師辛くない?
看護師以外に生きる道、見つけといたよ!
それでも看護師を諦めきれないあなたにオススメ
え?看護師諦めきれない?
看護師でも、楽な職場もあるよ!






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