●有野からの挑戦
 続いてのコーナーは、いつもとは逆に有野課長のお題に挑戦してもらおうというもの。『スーパーマリオ』30周年記念として、9月に発売される予定のWii U用ソフト『マリオメーカー』を使って、有野課長が作成したコースにこの日のゲストが挑むことになった。この企画のために有野課長は、2日間15時間かけて3つのコースを作成したという。任天堂の作業着を着て、形から入るあたり、有野課長の並々ならぬ決意が垣間見られる!?
※関連記事:『マリオメーカー(仮題)』9月発売決定! 横スクロールコースを自由に作って世界中のプレイヤーと共有

 最初に挑戦するのは、引き続き登場のP-P氏とキヨ氏という、大人気実況者コンビ。マスクつながりだけでなく、ふだんから仲がいいというふたりが、有野課長が作成したコースにいざ挑戦!

宮本茂氏も川上量生氏も人気実況者も有野課長が作った『マリオ』に大苦戦! “ゲームセンターCX in ニコニコ超会議2015”をリポート【ニコニコ超会議2015】_11
宮本茂氏も川上量生氏も人気実況者も有野課長が作った『マリオ』に大苦戦! “ゲームセンターCX in ニコニコ超会議2015”をリポート【ニコニコ超会議2015】_12
▲黄色い歓声とともに、キヨ氏が登場。

 自信満々でコースに挑むふたりだったが、なんとも意地悪なワナの数々に悪戦苦闘。しかし、そこはさすがの実力者。交互にプレイするなかで、P-P氏が2回目のプレイで見事にクリアーしたのだ。「ここでじっと待てば、“スーパースター”が跳ね返ってくるはず」(P-P氏)という具合に(※実際にその通りになった!)、有野課長の仕込んだワナのウラのウラを読んだプレイぶりに会場からは歓声が上がり、有野課長は苦笑い。
 「課長はクリアーできるんですか?」というP-P氏の質問に、「じゃあ」と実際にプレイする有野課長。ふたりが「ここは行けない」と踏んだ下段の通路を、巨大ノコノコを飛ばして強引に道を切り開く有野課長のアイデアに、会場も感嘆。「でも、この先は通られへんのやけどね(笑)」と、しっかりオチまで用意された難コースだった。

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▲意地悪ながらも、考えられたステージをクリアーしたキヨ氏&P-P氏。実際にクリアーしたP-P氏に、有野課長の名刺がプレゼントされた。
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▲KADOKAWA・DWANGO及びドワンゴの代表取締役会長を務める川上量生氏。

 ふたり目の挑戦者として登場したのは、なんと川上量生氏。まさに“ニコニコ超会議”の生みの親ともいうべき川上氏がみずからステージに登壇し、課長の難コースに挑戦することになった。
 有野課長からは、「クリアーできなかったら、“超会議”という名前を“カチョウ会議”にしてください」というトンデモなお願い。川上氏は「いいですよ」と気軽に応じたものの、果たして……。その川上氏が挑戦するステージは、海のステージ。相変わらずいやらしい敵の出現パターンに加え、コインで作られた下方向への矢印を進むと、最終的には画面外に消えてミス扱いになるという、これまた意地悪なワナも。川上氏も「最初はミスだと思わなかった!」というほどの仕掛けに、有野課長もニンマリ。それでもアドバイスを受けて最後にはステージをクリアーした。

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▲有野課長の思惑通りの“ワナ”に引っかかる川上氏。
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▲任天堂専務取締役(代表取締役)・宮本茂氏。

 そして3人目の挑戦者として登場したのは、思わず有野課長が「あっ!」と驚くほどのスペシャルゲスト。なんと、任天堂の宮本茂氏が登場! 『スーパーマリオ』の生みの親として知られる宮本氏を前に、さすがの有野課長も緊張気味だったが、名刺交換ができてうれしかったのか、一気にリラックスムードに。
 ステージ裏で、ここまでの2ステージの感想を聞かれた宮本氏は「ヒドイ(笑)。意地悪なコースですね」と語る。『マリオ』をプレイするのは久々だという宮本氏、ゲーム実況の先駆者・有野課長が作ったコースを、ゲームクリエイターのレジェンド・宮本氏が挑戦するという“ドリームマッチが”始まった。
 今回も意地悪な仕掛けが多く、さすがの宮本氏もクリアーできず。“泣きの1回”で再挑戦するものの轟沈してしまった。最後は有野課長がお手本としてプレイし、見事にクリアーした。
 宮本氏は「改めてヒドイ(笑)。でも、おもしろいコースだった。」と評価し、くり返しプレイしたいと感想を述べた。「クリアーする気満々だったけど、結局自分だけクリアーできなかったので残念」としきりに悔しがった。

 有野課長は、「(ゲームセンターCXでは)12年間、いろいろなゲームで苦戦を強いられてきたので、『マリオメーカー』のようなゲームがあると、楽しくてしかたないですね(笑)。クリエイターの方にも、どんどん挑戦したいですね」と語り、豪華ゲストで大盛り上がりのイベントは終了した。

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▲有野課長、念願の名刺交換!
▲Wii U GamePadを手に、真剣な表情でプレイする宮本氏。
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▲宮本氏が“泣きの1回”で、再プレイを希望するが、クリアーできず。
▲ジャンプ台の使いかたなど、宮本氏からも褒められた有野課長が作成したコース。
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