たくさんギターを買っていますと、たまに妙にノイズが大きいギターに遭遇します。
同じタイプのギター同士(例えばストラトとストラト。レスポールとレスポールみたいに)で比べても、個体Aはノイズが無いのに個体Bはノイズが大きい、といった具合に。。。
電装系のパーツが劣化していたり不良品だったりするのかな?と思ってピックアップや電装パーツを全て交換しても、こういったケースではほぼ間違いなくノイズは全く減りません。
そんなギターに当たってしまった時、今までは一体何が悪いのかまったくわかりませんでした。
・・・いや、てか、いまだにわかってません(汗)
理由はわかりませんが、なぜか外来ノイズの影響を受けやすい個体なのでしょう。
しかし不思議です。
例えばストラトとストラトならコピー品も含めてほぼ同じ構造でほぼ同じ木材を使っているのに、こうも個体によってノイズの差があるなんて。。。
ちなみに我が家のギターのラインナップの中では、、、
この、フラットトップの謎レスポールコピーが異様にノイズが大きい代表選手です。。
ハムバッカーは本来ノイズに強いはずなのに、シングルコイルが載っている他のギターよりも断トツでノイズが大きいです。
ピックアップのポジションをドコにしていても「ジーーー」と鳴りっぱなし。
どのピックアップもすべて初期不良だった、なんて超レアケースなので考えられないですよね?
ということは、ピックアップが壊れているという可能性はほぼ消えます。
電装系も、ポット、セレクター、配線材、コンデンサ、ジャック全てを交換しました。
でも治りません。
ということは木材・・・?
いやいや、ノイズを集めやすい木なんて有り得るのか??
まさかフレットやペグ、ブリッジなど金属部品が「アンテナ代わり」になって、外来ノイズを集めやすくなっているのか???
なんて考えても答えは出ないので、初めて導電塗料を塗ってみることに。
(答えをご存知の方、いらっしゃいましたらぜひ教えてください)
まずは、この謎レスポールの導電塗料を塗る前のキャビティの写真を。
ピックアップセレクター(トグルスイッチ)のキャビティ。
ポット、コンデンサ、ジャックが載ったコントロールキャビティ。
ピックアップのキャビティ。
ちなみに、フロントがP-90(ソープバー)サイズで、リアがハムバッカーサイズです。
オリジナル状態では、上記すべてのキャビティに導電塗料は塗られていません。
用意したのは、この導電塗料です!
SONICの、SP-01 Water Based Shielding Paintという商品です。
サウンドハウスさんで1500円ほど。
これを適当な筆を使ってぬりぬりしていきます。
コントロールキャビティ。
塗り忘れがあるとそこからヤツら(ノイズ)は侵入する・・・というゴキブリみたいなことをどこかで見たので、角や隅など塗り残しがないようにタップリ気味に塗ります。
トグルスイッチのキャビティも。
そうそう。「導電塗料が乗りやすいように塗る前に紙やすり等でキズを付けておくといい」とどこかで読みましたが、面倒臭いので僕は乾拭きした程度で塗りました。
それでもしっかり導電塗料は乗りましたよ。
ピックアップのキャビティも。
これらのキャビティ間を結ぶ配線のトンネル内も本当は全部塗った方がいいんでしょうけど、筆のサイズだったり角度だったりでどうしても届かない箇所が出てきてしまうので、その辺はもうしょうがないと諦めました。
こんな感じで3~4時間ほど乾燥させてから2度目を塗り、
そこからさらに丸1日乾燥させました
コントロールキャビティ以外の全てのキャビティにラグをネジ留めし、それらにアース線をハンダ付けしてポットの背中にアースを落とします。僕は全キャビティから1本ずつアース線を引いてしまったので計3本のアース線が増えたことになってしまいましたが、あとからよく考えたら全てのラグを1本のアース線で繋げば計1本で済みましたね(汗)
初体験にミスはつきもの、ということで(笑)
では早速、導電塗料の塗布前と塗布後の比較動画をご覧ください!
※ 歪みをかなりハイゲインにした状態です!
いやぁ・・・凄くないすか?これ・・・
想像してた以上にノイズが減った、
というよりほぼゼロになりました!
元々外来ノイズの影響を受けやすい個体だったから変化がよりわかりやすいのもあるとは思いますが、ここまで好結果が出るとは思いませんでした!
(当たり前ですが、塗布前・塗布後どちらもアンプやエフェクターの設定、録音レベルの設定は同じにした上での比較動画です!)
歪みをかなーりハイゲインにした状態でこのノイズの無さ。。。
弾いていない時あまりに無音なので「クリーンかな?」とか「アンプのボリュームを上げ忘れたかな?」と錯覚してしまいますが、いざ弾くとハイゲインなディストーションサウンドが飛び出す!という なんとも不思議な感覚に陥りますwww
youtube版も載せておきます!
初めてユーチューバーを意識して編集頑張ったので、いいねいっぱいください!(笑)
さて。
巷では、シールディングすると高音がスポイルされてしまう的な話もよく聞きますよね。
その点は、僕的にはそんなに気にならなかったというか、僕は「ならこのギター弾く時はアンプのトレブルをちょっと上げればよくね?」くらいの考え方なので、そんなデメリットとは思いません!それより、ギターはライブで使えることを大前提として選んでる僕としては、ノイズが減る(無くなる)ことの方が数億倍は魅力的です(^^)
そして今回ノイズが減ったことに次ぐ大きなメリットと思ったこと!
それはコードの響きがめっちゃキレイになったことです!!
このギターは特にノイズがデカかったから尚更だと思いますが、やはりノイズにも周波数?帯域?があると思うので大小あれどコードの響きに干渉してたと思うんです。それが無くなって純粋に弦が奏でる音だけになったことが、コードをキレイに聴かせているんだと思います!
これは僕的にすごくデカい改善点でしたね!
「ノイズは無くせばいいってもんでもない」という人もいますから、きっとどの程度ノイズを減らすのか(今回の場合はどれだけ導電塗料を塗るのか)というサジ加減もきっと重要なんだと思います。その辺はきっと経験とセンスなんでしょうね!
個人差あるとは思いますが、ギターって1つでも気になるところがあるとそれだけで授業中や仕事中もめちゃくちゃ気になってしまったり、そのせいで愛せなくなったりする場合もあるじゃないですか?そういう意味では僕は今回この謎レスポールへの愛を再確認できる良い機会になったと思います(^^)
同じタイプのギター同士(例えばストラトとストラト。レスポールとレスポールみたいに)で比べても、個体Aはノイズが無いのに個体Bはノイズが大きい、といった具合に。。。
電装系のパーツが劣化していたり不良品だったりするのかな?と思ってピックアップや電装パーツを全て交換しても、こういったケースではほぼ間違いなくノイズは全く減りません。
そんなギターに当たってしまった時、今までは一体何が悪いのかまったくわかりませんでした。
・・・いや、てか、いまだにわかってません(汗)
理由はわかりませんが、なぜか外来ノイズの影響を受けやすい個体なのでしょう。
しかし不思議です。
例えばストラトとストラトならコピー品も含めてほぼ同じ構造でほぼ同じ木材を使っているのに、こうも個体によってノイズの差があるなんて。。。
ちなみに我が家のギターのラインナップの中では、、、
この、フラットトップの謎レスポールコピーが異様にノイズが大きい代表選手です。。
ハムバッカーは本来ノイズに強いはずなのに、シングルコイルが載っている他のギターよりも断トツでノイズが大きいです。
ピックアップのポジションをドコにしていても「ジーーー」と鳴りっぱなし。
どのピックアップもすべて初期不良だった、なんて超レアケースなので考えられないですよね?
ということは、ピックアップが壊れているという可能性はほぼ消えます。
電装系も、ポット、セレクター、配線材、コンデンサ、ジャック全てを交換しました。
でも治りません。
ということは木材・・・?
いやいや、ノイズを集めやすい木なんて有り得るのか??
まさかフレットやペグ、ブリッジなど金属部品が「アンテナ代わり」になって、外来ノイズを集めやすくなっているのか???
なんて考えても答えは出ないので、初めて導電塗料を塗ってみることに。
(答えをご存知の方、いらっしゃいましたらぜひ教えてください)
まずは、この謎レスポールの導電塗料を塗る前のキャビティの写真を。
ピックアップセレクター(トグルスイッチ)のキャビティ。
ポット、コンデンサ、ジャックが載ったコントロールキャビティ。
ピックアップのキャビティ。
ちなみに、フロントがP-90(ソープバー)サイズで、リアがハムバッカーサイズです。
オリジナル状態では、上記すべてのキャビティに導電塗料は塗られていません。
用意したのは、この導電塗料です!
SONICの、SP-01 Water Based Shielding Paintという商品です。
サウンドハウスさんで1500円ほど。
これを適当な筆を使ってぬりぬりしていきます。
コントロールキャビティ。
塗り忘れがあるとそこからヤツら(ノイズ)は侵入する・・・というゴキブリみたいなことをどこかで見たので、角や隅など塗り残しがないようにタップリ気味に塗ります。
トグルスイッチのキャビティも。
そうそう。「導電塗料が乗りやすいように塗る前に紙やすり等でキズを付けておくといい」とどこかで読みましたが、面倒臭いので僕は乾拭きした程度で塗りました。
それでもしっかり導電塗料は乗りましたよ。
ピックアップのキャビティも。
これらのキャビティ間を結ぶ配線のトンネル内も本当は全部塗った方がいいんでしょうけど、筆のサイズだったり角度だったりでどうしても届かない箇所が出てきてしまうので、その辺はもうしょうがないと諦めました。
こんな感じで3~4時間ほど乾燥させてから2度目を塗り、
そこからさらに丸1日乾燥させました
コントロールキャビティ以外の全てのキャビティにラグをネジ留めし、それらにアース線をハンダ付けしてポットの背中にアースを落とします。僕は全キャビティから1本ずつアース線を引いてしまったので計3本のアース線が増えたことになってしまいましたが、あとからよく考えたら全てのラグを1本のアース線で繋げば計1本で済みましたね(汗)
初体験にミスはつきもの、ということで(笑)
では早速、導電塗料の塗布前と塗布後の比較動画をご覧ください!
※ 歪みをかなりハイゲインにした状態です!
いやぁ・・・凄くないすか?これ・・・
想像してた以上にノイズが減った、
というよりほぼゼロになりました!
元々外来ノイズの影響を受けやすい個体だったから変化がよりわかりやすいのもあるとは思いますが、ここまで好結果が出るとは思いませんでした!
(当たり前ですが、塗布前・塗布後どちらもアンプやエフェクターの設定、録音レベルの設定は同じにした上での比較動画です!)
歪みをかなーりハイゲインにした状態でこのノイズの無さ。。。
弾いていない時あまりに無音なので「クリーンかな?」とか「アンプのボリュームを上げ忘れたかな?」と錯覚してしまいますが、いざ弾くとハイゲインなディストーションサウンドが飛び出す!という なんとも不思議な感覚に陥りますwww
youtube版も載せておきます!
初めてユーチューバーを意識して編集頑張ったので、いいねいっぱいください!(笑)
さて。
巷では、シールディングすると高音がスポイルされてしまう的な話もよく聞きますよね。
その点は、僕的にはそんなに気にならなかったというか、僕は「ならこのギター弾く時はアンプのトレブルをちょっと上げればよくね?」くらいの考え方なので、そんなデメリットとは思いません!それより、ギターはライブで使えることを大前提として選んでる僕としては、ノイズが減る(無くなる)ことの方が数億倍は魅力的です(^^)
そして今回ノイズが減ったことに次ぐ大きなメリットと思ったこと!
それはコードの響きがめっちゃキレイになったことです!!
このギターは特にノイズがデカかったから尚更だと思いますが、やはりノイズにも周波数?帯域?があると思うので大小あれどコードの響きに干渉してたと思うんです。それが無くなって純粋に弦が奏でる音だけになったことが、コードをキレイに聴かせているんだと思います!
これは僕的にすごくデカい改善点でしたね!
「ノイズは無くせばいいってもんでもない」という人もいますから、きっとどの程度ノイズを減らすのか(今回の場合はどれだけ導電塗料を塗るのか)というサジ加減もきっと重要なんだと思います。その辺はきっと経験とセンスなんでしょうね!
個人差あるとは思いますが、ギターって1つでも気になるところがあるとそれだけで授業中や仕事中もめちゃくちゃ気になってしまったり、そのせいで愛せなくなったりする場合もあるじゃないですか?そういう意味では僕は今回この謎レスポールへの愛を再確認できる良い機会になったと思います(^^)
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