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【システムエンジニア】廣瀬 京子
【システムエンジニア】廣瀬 京子
システム情報局情報システム開発課統計・国際システムグループ
(現システム情報局情報システム開発課情報システム管理グループ)
2019年10月 | システム情報局入行 情報システム開発課 統計・国際システムグループ |
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システムを作る側と使う側の「橋渡し役」を目指して
私は、銀行系のシステム会社や保険会社、フリーランスなどで、システムを作る側・使う側の両方の経験を積んだ後、システムエンジニアとして日本銀行に入行しました。
システム開発では、システムを作る側と使う側の間の認識の齟齬が原因でトラブルが発生することが多々あります。入行前のキャリアの中で、両側の立場を経験してきたことで、その間を取り持つ役割の重要性を感じ、システムを作る側と使う側の「橋渡し役」を目指すようになりました。こうしたなか、当時働いていたシステムベンダーの一員として、日銀ネット(日本銀行とその取引先金融機関との間の資金や国債の決済をオンライン処理するためのシステム)の開発に携わる機会がありました。日本経済に不可欠なインフラである日銀ネットに携わり、日本銀行の社会的意義に魅力を感じたことと、システム情報局で活躍される方々と共に仕事をする中で、その仕事内容が目指してきた「橋渡し役」に合致すると感じたことが、日本銀行への入行を志望した理由です。
システムエンジニアとして日本銀行で働くこと
現在は、国際収支システムの更改プロジェクトに携わっています。国際収支システムは、国際収支統計(外国との間での財・サービス等の取引や、それに伴う資金の流れに関する統計)のデータ収集・集計等を行うためのシステムです。長期間かつ規模の大きなプロジェクトであるため、行内外の多くの関係者と協力しながら稼動開始に向けて開発作業を進めています。ニュースで見聞きしてきた統計を作成するシステムに携わることができ、緊張感とともにやりがいを感じています。統計自体については全く知見のないところからのスタートでしたが、ユーザーからの要望を受け、関係者の間で合意できる解決策を見つけていくというプロセスにおいて、「橋渡し役」として貢献できているのではないかと思います。要望を実現するに際しては、フィージビリティやシステム開発におけるリスクも踏まえ、よりシンプルで分かりやすい実現方法を採用するよう心がけています。
日本銀行に入行し、日本銀行には社会にインパクトがある様々な業務があることを実感しました。システムを開発する立場から、それらの業務を通して社会に貢献できることは、システムエンジニアとして日本銀行で働くことの大きな魅力の一つです。
多様な経験を活かせる組織
日本銀行のシステムエンジニアに求められることは、システムを設計・開発する知識だけではありません。日本銀行の業務を深く理解したうえで、システムの設計・開発の知識を活用して、システム開発を進めていく必要があります。また、システムの企画や機器の調達、セキュリティの管理やシステム運行等、様々な活躍の場があり、それぞれが日本銀行を支える大切な仕事です。
転職をすると初めて経験することもありますが、日本銀行には部署の垣根を越えて協力してくれる人たちがたくさんいます。多様な経験を積んできた今だからこそ、「初めて経験することで得られる気づき」と「外部での経験と比較することで感じ取ることができる気づき」の両方があると思います。それらを強みに、今後も、日本銀行のシステムエンジニアとして社会に貢献できるよう研鑽を積みたいと思います。
2019年10月 | システム情報局入行 情報システム開発課 統計・国際システムグループ |
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