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総裁からのメッセージ

日本銀行は、1882年(明治15年)の開業以来、わが国唯一の中央銀行として、銀行券の発行や金融政策運営をはじめ、様々な政策・業務運営に取り組んでいます。

日々の経済活動は、常に、人と人とのつながりの中で成り立っています。日本銀行の政策目標は、「物価の安定」と「金融システムの安定」というのが二つの柱ですが、これは、経済活動が円滑に行われるために、必要不可欠なものです。日本銀行の仕事は、全ての人の日々の生活に密接に関わる、大切な基盤を作っているのです。

そのため、日本銀行の職員には、まず、パブリック(公的)な仕事をしたい、社会全体に貢献したい、という気持ちが求められます。また、最近の金融経済情勢の変化には目を見張るものがありますが、こうした世の中の変化に常に高いアンテナを張ること、さらには適切に対応するためのチャレンジ精神も大切です。

日本銀行は、「発券銀行」、「銀行の銀行」、「政府の銀行」として、このホームページ上で紹介するものをはじめ、様々な役割を果たしています。それを遂行するためには、様々な知識・経験が必要とされます。学生時代の専攻も含めて、是非、多様なバックグラウンドを持った方々に、日本銀行の門戸をたたいて欲しいと思います。

日本銀行総裁
黒田東彦Kuroda Haruhiko