参院選で落選した松山三四六氏、政治活動から距離を置く考え 自民党長野県連の会議に出席
7月の参院選県区(改選数1)に自民党公認で立候補、落選したタレントの松山三四六氏(52)が23日、党県連が長野市で開いた総務会・選挙対策委員会・職域支部長合同会議に出席し、選挙後初めて報道陣の取材に応じた。「(議員の)バッジを着けなくてもやれることはたくさんあると思うに至った」と述べ、現時点では政治活動から距離を置いて子どもや若者を支える活動を続ける考えを示した。
松山氏は参院選終盤、過去の女性問題などを巡る週刊誌報道をきっかけに失速し、立憲民主党現職の杉尾秀哉氏(65)に敗れた。選挙後は支援を受けた人や団体などに、お礼や謝罪をして回ったという。
松山氏はこの日、選挙時より長く伸びた髪と黒色のスーツ姿で会場入りし、出席者とあいさつを交わした。取材に対し、現在は支援者と共に県内の子どもや若者を勇気づけるための活動を始めているとし、「もう一度政治にチャレンジするというよりは、地道に一歩ずつ目の前の人を笑顔にし、悲しみに寄り添う活動をしていきたい」と話した。
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