渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

あ!この、おみおつけ!

2021年01月21日 | open


めちゃくちゃ悔しい。
なんでこのかみさんの味噌汁よりも美味い
御御御つけを俺は作れないのか。
何だよ、これ。
食に勝負の概念を持ち込むほどの愚はない
が、これは・・・。
これで、反則の油揚げと豆腐の具材でやら
れたらどうなってしまうのか。

渾身の俺のウエストキョー焼き物、かみ
さんの味噌汁にかすむ。
はかり知れなく悔しい。


うちのかみさんの料理は美味い。
しかし、それは料理が上手いのではない。
料理が巧いのだ。
それは「これはこうなのっ!」と決めつけ
ないことに最大の特徴がある。
とても頑固な人間なのに、こと料理に関し
てはとても柔軟だ。
もっと良い物を、もっと美味しい物を。
それを常に考えているから、味に決して
傲慢な味が出てこない。
そして、妻のこの指標は、1980年代初頭、
私との暮らしにおいて開始された。
「美味しい物を食べるのではなく、美味
しく食べる」
魯山人が提言していた、食の究極の真理
だ。

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