関西独立リーグ消滅へ 紀州も脱退 毎日新聞
野球の関西独立リーグの紀州は12日、リーグを11月に脱退したと発表した。今後は社会人野球を統括する日本野球連盟(JABA)への加盟を目指す方針という。関西独立リーグの残る兵庫、06ブルズもすでに脱退届を提出しており、リーグは事実上消滅することになった。
脱退の理由について紀州の竹中則行球団社長は「各球団の目指す方向性が違ってきた」と説明。その上で「選手の野球への思いや、地域貢献を考えるとJABAが最適だった」と述べ、近く同連盟に加盟登録を申請するという。
JABAによると、リーグの脱退が確認されればチームの加盟は可能。しかし、リーグに在籍した選手は退団後1年間はJABAでの選手登録はできないという。過去に大阪HDクが関西独立リーグから脱退後、JABAに加盟した例がある。
一方、兵庫は06ブルズと関西地区の別の球団を加えて、来シーズンから新リーグ設立を目指す。兵庫の関係者は「運営体制を確立し、ファンからも信頼されるリーグを作っていきたい」と話している。
最近になってようやく、NPBからも注目されるようになった、と思われる関西独立リーグ、でありますが、とうとう「解散」と言うか「崩壊」の憂き目にあってしまいました。
発足当初に一度見に行きはしましたが、その頃はまだまだ見れるもんでもなく、こんな事を言うのもアレですがそれこそ「掃き溜め」みたいな感じでした。
結局丸5年でドラフト指名選手は2人(深江真登/オリックスバファローズ、 福泉敬大/読売ジャイアンツ育成)のみ。野球選手としてのレベルは上がりつつあったんだろうけど、経営陣の軋轢ほど面倒なものもなく、リーグ運営自体が何となく曖昧と言うか何と言うか。
毎年のようにチームが脱退、加入を繰り返して、足場固めすらままなってない。これじゃ客足も伸びるわけもなし。お客さんの数がふた桁って試合もザラだったそうで、経営云々以前の問題。
だいぶ前に関西独立リーグの件に関しては触れたことがありますが、とうとうJABA日本野球連盟への加盟登録を申請とか。選手に色々と縛りがあるみたいですが、まずチームが考えるべきは、所属選手に落ち着いて野球ができる環境を整えてあげることが先決ですよ。
「各球団の目指す方向性が違ってきた」などと寝ぼけたことを言ってるけども、それは選手には関係のない事。経営陣と選手との間で、すきま風吹きまくりだったんではないだろうか。
近年はJABA日本野球連盟にも「クラブチーム」の参加が目立ちます。文中にある「大阪HDク」は「大阪ホークスドリーム」を前身としたクラブチーム。今年度からJABAに加盟していますが、いち早く「泥舟」から抜け出したのか、企業内のいち事業としてしっかり成り立っています。
兵庫(ブルーサンダーズ)関係者は、それでも「リーグ」に固執しておられますが、これだけ右往左往する方針に賛同出来るチームが現れるのかどうか。そもそも、もう12月だと言うのに「来シーズンから」などと言ってもどうやって準備をするのか。
関西独立リーグ発足(計画発表から開幕戦開催)までに至るにも一年をかけて、それでも大コケだったリーグ。それを半年足らずでまた新しいリーグって、酔狂いも程がある、としか思えない。
そもそも、もう関西独立リーグ自体がプロ野球でも何でもないんだし。
「ファンからも信頼されるリーグ」とは言うけども、プロレス的な「内部抗争」みたいなのが常に前面に出てくるようなリーグを「信頼してください」はどだい無理な話、ではないでしょうか。
いつまでも「リーグがあります、参加しませんか?」ではなく、まず自分たちのチームを売りに出すことが先決でしょう。「こんな事をやります、スポンサーになってください。」ってのはもう流行らない。
まずは社会人野球と言う場で、試合という「プレゼンテーション」をやる。そこで「ここにはお金を出す価値がある」と思ってもらえるのであればスポンサーになってもらえるだろうし。
きょうび海の物とも山の物ともつかないモノにお金を出す企業さんはそうないと思います。野球チームだけでなく、いろんなスポーツ、最近ではパナソニックパバドミントンチームが活動を休止、野球で言えば日産自動車野球部が実質的な「廃部」状態にあります。
企業スポーツチームですら、解散だの休部だのと取り沙汰されているのに、足元も覚束ない「野球リーグ」が存続出来る理由は、残念ですが今の社会にはないようにも思えます。
「まずリーグありき」でも構わないと思いますが、多分同じことの繰り返しになると思います。今度はしてを変えて「まずはチーム・選手ありき」から入ってもいいんじゃないでしょうか。
経営者の、リーグの都合で選手の行き場がなくなる。これが一番つまらん事です。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
野球の関西独立リーグの紀州は12日、リーグを11月に脱退したと発表した。今後は社会人野球を統括する日本野球連盟(JABA)への加盟を目指す方針という。関西独立リーグの残る兵庫、06ブルズもすでに脱退届を提出しており、リーグは事実上消滅することになった。
脱退の理由について紀州の竹中則行球団社長は「各球団の目指す方向性が違ってきた」と説明。その上で「選手の野球への思いや、地域貢献を考えるとJABAが最適だった」と述べ、近く同連盟に加盟登録を申請するという。
JABAによると、リーグの脱退が確認されればチームの加盟は可能。しかし、リーグに在籍した選手は退団後1年間はJABAでの選手登録はできないという。過去に大阪HDクが関西独立リーグから脱退後、JABAに加盟した例がある。
一方、兵庫は06ブルズと関西地区の別の球団を加えて、来シーズンから新リーグ設立を目指す。兵庫の関係者は「運営体制を確立し、ファンからも信頼されるリーグを作っていきたい」と話している。
最近になってようやく、NPBからも注目されるようになった、と思われる関西独立リーグ、でありますが、とうとう「解散」と言うか「崩壊」の憂き目にあってしまいました。
発足当初に一度見に行きはしましたが、その頃はまだまだ見れるもんでもなく、こんな事を言うのもアレですがそれこそ「掃き溜め」みたいな感じでした。
結局丸5年でドラフト指名選手は2人(深江真登/オリックスバファローズ、 福泉敬大/読売ジャイアンツ育成)のみ。野球選手としてのレベルは上がりつつあったんだろうけど、経営陣の軋轢ほど面倒なものもなく、リーグ運営自体が何となく曖昧と言うか何と言うか。
毎年のようにチームが脱退、加入を繰り返して、足場固めすらままなってない。これじゃ客足も伸びるわけもなし。お客さんの数がふた桁って試合もザラだったそうで、経営云々以前の問題。
だいぶ前に関西独立リーグの件に関しては触れたことがありますが、とうとうJABA日本野球連盟への加盟登録を申請とか。選手に色々と縛りがあるみたいですが、まずチームが考えるべきは、所属選手に落ち着いて野球ができる環境を整えてあげることが先決ですよ。
「各球団の目指す方向性が違ってきた」などと寝ぼけたことを言ってるけども、それは選手には関係のない事。経営陣と選手との間で、すきま風吹きまくりだったんではないだろうか。
近年はJABA日本野球連盟にも「クラブチーム」の参加が目立ちます。文中にある「大阪HDク」は「大阪ホークスドリーム」を前身としたクラブチーム。今年度からJABAに加盟していますが、いち早く「泥舟」から抜け出したのか、企業内のいち事業としてしっかり成り立っています。
兵庫(ブルーサンダーズ)関係者は、それでも「リーグ」に固執しておられますが、これだけ右往左往する方針に賛同出来るチームが現れるのかどうか。そもそも、もう12月だと言うのに「来シーズンから」などと言ってもどうやって準備をするのか。
関西独立リーグ発足(計画発表から開幕戦開催)までに至るにも一年をかけて、それでも大コケだったリーグ。それを半年足らずでまた新しいリーグって、酔狂いも程がある、としか思えない。
そもそも、もう関西独立リーグ自体がプロ野球でも何でもないんだし。
「ファンからも信頼されるリーグ」とは言うけども、プロレス的な「内部抗争」みたいなのが常に前面に出てくるようなリーグを「信頼してください」はどだい無理な話、ではないでしょうか。
いつまでも「リーグがあります、参加しませんか?」ではなく、まず自分たちのチームを売りに出すことが先決でしょう。「こんな事をやります、スポンサーになってください。」ってのはもう流行らない。
まずは社会人野球と言う場で、試合という「プレゼンテーション」をやる。そこで「ここにはお金を出す価値がある」と思ってもらえるのであればスポンサーになってもらえるだろうし。
きょうび海の物とも山の物ともつかないモノにお金を出す企業さんはそうないと思います。野球チームだけでなく、いろんなスポーツ、最近ではパナソニックパバドミントンチームが活動を休止、野球で言えば日産自動車野球部が実質的な「廃部」状態にあります。
企業スポーツチームですら、解散だの休部だのと取り沙汰されているのに、足元も覚束ない「野球リーグ」が存続出来る理由は、残念ですが今の社会にはないようにも思えます。
「まずリーグありき」でも構わないと思いますが、多分同じことの繰り返しになると思います。今度はしてを変えて「まずはチーム・選手ありき」から入ってもいいんじゃないでしょうか。
経営者の、リーグの都合で選手の行き場がなくなる。これが一番つまらん事です。
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2013.12.16 / Top↑
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