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【特定職(業務分野特定タイプ)】東 由華

【特定職(業務分野特定タイプ)】東 由華

金融機構局考査運営課市場・流動性リスク考査グループ

2017年4月横浜支店入行 発券課 業務課 総務課
2020年4月金融機構局
#考査#金融システム#リスク管理

私は考査業務を通じて自身の成長を強く感じています。

考査は、メガバンク、地銀、信金などの金融機関の経営実態を把握し、各種のリスク管理体制を点検することが仕事です。私は、主に市場・流動性リスク管理や収益・経営管理の調査・点検を担当しています。考査開始前に金融機関から提出された膨大な資料を読み込んだり、データ分析を行ったうえで、考査が始まると金融機関の役職員の方々とリスク管理や経営管理の課題について喧々諤々の議論を行っています。

私は「中央銀行員という立場から金融経済の基盤を支えることで、国民の生活の役に立つ仕事がしたい」と考え、日本銀行を志望しました。もっとも、法学部政治学科出身のため、日本銀行に入った時には金融経済や会計について基礎知識しかなく、見ること・聞くこと「初めて知りました」の連続でした。上司・先輩から勧められた書籍や日本銀行内に蓄積されている資料を読み漁ったり、通信教育講座の受講などを通じ、少しずつ知識を深めてきました。

こうして身に付けた専門知識や日本銀行員ならではの知見を活かし、金融機関に日本銀行の考査員=金融のプロとして、リスク・経営管理の改善に役立てていただけるような提案が出来たとき、自分の成長を強く実感します。「初めて知りました」と言っていた自分が、金融機関の役職員の方々から「初めて知りました」、「有難うございました」と感謝のお言葉を戴けるようになり、「金融経済の基盤を支える一助になれている」というやりがいを強く感じています。

金融機関の業務内容や、求められるリスク管理や経営管理は、金融工学、デジタル化の進展、金融機関に対する規制の変化、金融経済の目まぐるしい変動によって日々進歩しており、自分自身の「初めて知りました」も一向に止まりません。このため、今も通信教育講座を受講したり、専門的な書籍を読んで金融機関の市場リスク管理や経営・収益管理に関連する専門知識を学び続けています。また、外資系の金融機関の考査を担当することもあるため、英語の勉強も定期的に行うようにしました。

日常的に自分が分からないと感じることを減らし、出来る業務の裾野を拡げることは、自分の成長を実感しやすいですし、社会人としての更なるステップアップにも繋がると思うので、これからも積極的に取組んでいきたいと考えています。

この先の自分にどのようなことが起きるかは分かりません。長期的に見れば、結婚・出産・介護など、今後様々なライフイベントを経験することになると思いますが、そうした中でもワークライフバランスを大切にしながら業務に邁進し続けられる女性になりたいと考えています。

日本銀行には、産休・育休制度はもちろん、介護休暇やフレックスタイム制度など、行員の多様な生き方に寄り添う制度が多数整備されており、性別・年齢を問わず、こうした制度を活用し易い環境にあります。

自分のライフステージに合わせてこうした制度を利用し、自分の生き方を大切にしながら、家庭・職場・社会など様々な場面で「初めて知りました」、「有難うございました」と言われる、社会に貢献できる人間になりたいです。

2017年4月横浜支店入行 発券課 業務課 総務課
2020年4月金融機構局
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