評価 クソ映画
備考 酷評です。(多分0に等しいかと思われるが)この映画が好きな人はブラウザバック推奨。
得点 評価に値しない
・三木聡監督制作の映画。突如現れた光に包まれて死んだ大怪獣の死体の処理を巡る物語。個人的には視聴者をとことん馬鹿にし腐ったゴミであると感じられた。
この作品に置けるやばい点はこのような所。
①低レベルでダダ滑りのギャグパート
・この作品は所々で頻繁に内閣や各省の大臣達が集まって会議をするシーンが頻繁に入るのだが、その肝心の内容は安っぽいドタバタ劇や過剰なだけで面白くないリアクション芸だったり小学生でも引きかねないような下ネタだったりと露骨なウケ狙いが見え見えで寒々しく、不快感をあおるものとなっている。
②なぜ入れたのか疑問符が付くような恋愛要素
・ただでさえ話が支離滅裂で迷走しているのにもかかわらず主人公と別の男と結婚している元カノの恋愛模様や不倫描写がねじ込まれる。この間にこれと言ったキャラ掘り下げもないので見ている側は困惑し、テンポも削いでいるためイライラさせられる。
③ストーリーの方向性が全く定まってない
・そもそもこのクソ映画のストーリー最大の問題点とは、「何がしたいのか良く分からない」という部分である。上述の通り恋愛を入れたり下ネタを連発したり低レベルな軍事ドラマを広げたりと物語がどのように組み立てられているのかが不明瞭で、それらの複雑に混ざった要素が妨げにしかなっていないという部分が疑問に残る。
④どんでん返しもクソもない滅茶苦茶なラスト
・今まで人間が怪獣の死体処理にどうのこうのしていたのに、ラストに主人公がウ〇トラマンを彷彿とさせる巨人に変身して怪獣の死体を連れ去るという荒唐無稽かつ空いた口が塞がらないような「物語のキリがつかないから雑に終わらせました」とでも言いたいようなオチに脱力させられ、虚無感と怒りをダブルで味わう羽目になる。(冒頭にそれを示す伏線があり、これで大体の終え方は示しがつくようになっているのも虚無感を味わう要因である。)
評価点はあってたまるか。
強いて言うなら笑える要素はごく稀にあったのでそこを笑えれば楽しめる可能性はなくもない。
特撮映画としても低レベルで面白いとは到底言い難い代物と化した大駄作。全てを茶番劇にしたという意味では特撮作品の恥さらし、「仮面ライダービルド」も似たような展開の駄作ではあるが、あちらは前半がキチンと物語を組み立てられており、なおかつヒーローの是非を説いたという意味では曲がりなりにもメッセージ性はあっただけあちらの方が作品としてよっぽどまともである。はっきり言うがおすすめは出来ない。