かのだん【彼男】

1. [代] 三人称代名詞。「彼」を元々のジェンダーニュートラルな代名詞として用いやすくするために考案された、女性三人称の「彼女」に対応する男性三人称。

2. [名] 男性である交際相手。ボーイフレンド。

レンタル彼男とは

• 安心できる人に、無言でただ側にいてほしい。

• 素敵な男性と甘く親密なひと時を過ごしたい。

• とにかくジャッジせずに悩みを聞いてほしい。

• 自分の魅力を心から褒められて、求められたい。

• 自分に喜んでもらうために一生懸命デートプランを考えてくれる人に会いたい。

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あなたがふとそう思った時、それを実現できる相手を
すぐに確保できたら、最高だと思いませんか？

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タイミング良くちょうどいい人に出会えなくても、
長い時間をかけてお互いに探り合いをしなくても、
いきなり、あなたを人として尊重して
ケアしてくれる男友達やボーイフレンドがいる。

「レンタル彼男」が提供するのは

そんなサービスです。

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あなたの性別もセクシュアリティも不問です。

そして当然のことながら、私は人種や民族的ルーツ・国籍・障害・宗教・出自・性別や性自認・性的指向・性別表現・身体特徴や能力・職業や学歴その他の属性を理由としたあらゆる差別に反対し、差別に加担しないよう最大限努力することを約束します。

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​双方の積極的な同意を何よりも大切にし、

あなたがしたいこと・したくないことを

最大限尊重しながら、あなたを全力でケアします。

彼男からひとこと

私は自分から誰かに恋愛感情を持つことがない、

Aロマンティックです。

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私自身はロマンティックなデートを計画したり、

甘い言葉を囁いたり、親密な雰囲気で身体接触を行う、

などといった「恋愛っぽい」行為を、

恋愛感情と無関係に楽しむことができます。

また、ある程度の心理的安全さえ確保されていれば、

赤の他人に対してそれらの行為を行ってもよいと感じます。

（全てのAロマンティックの人がそうではありません。

「恋愛っぽい」雰囲気自体が無理、という人もいます。）

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お付き合いした方に対し、そんな私の特性を活かして、

「恋愛っぽい」ケアをマメに行う 良き恋人であろう

と努力したこともありました。しかし、相手のニーズと

私のしたい行為がマッチしなかったり、

「恋愛っぽい」行為を楽しみたいだけなのに

私の恋愛感情のあり方や捉え方にまで踏み込まれたり、

自分の気持ちをすり減らしたまま

無償で「サービス」だけを提供しているようで

「割に合わないな」と感じてしまったりして、

フラストレーションを抱えてもいました。

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それならいっそのこと、

自分が他人に対して提供したい「恋愛っぽい」ケアを、

最初からサービスとして条件付きで提示し、

受けたい人に有償で提供すれば良いのではないか？ と考え、

「レンタル彼男」を始めることにしました。

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人間を「男」か「女」のいずれかに勝手に振り分けた上で

男性主導の手続きに従って「女」が「男」をケアする

男女間の性的な恋愛を「自然の摂理」として奨励し、

他の親密さのあり方を周縁化する。

「恋愛」と見なされた人間関係の中で起きる様々な暴力

（自由で積極的な同意のないあらゆる行為）を、

「恋しているから仕方ないのだ」などと正当化する。

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そんな現代の家父長制の枠組みの中で、

「男性から『恋愛っぽい』ケアを受け取りたいのに、

安心して受けることが難しい」と感じている人は

きっと多いのではないのでしょうか。

私自身、この家父長制的な社会で いないことにされてきた

一人のクィアな男性として、

そのように悩んでいるあらゆる人が

自分の望むケアを安全に手に入れる手助けをしたい

とも思っています。

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私はそのために、適正な対価を受け取りながら、

同意に基づいた良質なサービスを提供していきます。

頼 [たのみ] (彼男/he/him）