みなさんお疲れ様です。
二浪目の方に向けて、私が体験から学んだ伝えたいなと思ったことを書いてみました。
私は二浪目で成功したので、まあまあの信憑性がある助言を言えるとしたら二浪目についてだと思ってこれを書いています。
たった1人の二浪体験者の無責任なアドバイスであることを承知で読んでください。
二浪をする人にも様々なタイプがあると思います。まずするべきことは、目的地を設定することです。
自分の第一志望校に合格する。これは第一目標で、今更決めるまでもないと思います。大切なのはその第一目標に失敗したらどうするのかを決めること。私大でも合格したところに進学するのか、特待が取れたら私大に進学するのか、特待の結果としての学費はいくらまでなら払えるのか、奨学金をもらえるなら進学するのか、どのタイプでどのくらいの金額の奨学金ならいいのか、私大は厳しいので中期後期国公立が受かったら行くのか、それとも就職するのか、はたまたもう一浪するのか。具体的な受験校の決定自体は秋以降になる方が多いと思いますが、この大まかな方針の決定は早い段階で、保護者との十分な相談のもと行っておくべきだと思います。特に私大vs国公立、進学vsもう一浪は、どのような成績ならどう受験して、どのような合否の組み合わせならどうするのか、結果が出る前、受験勉強が本格的に始まる前に決定しておくべきです。勉強の方針にも心構えにも大きく影響します。
二浪というのはその時点で、マジョリティから外れて厳しい道を進もうとしています。もちろんここにも二浪がいますし、このブログの今年度受験だった方にも何人かいましたし、全くいないわけではないのですが、二浪している側の体感としてはなかなか孤独ではないでしょうか。
そのうち精神的に追い詰められていくだろうことがわかっているのに、行き先を決めずにぼんやりと進んで行ってはダメです。ただでさえ受験なんて一歩先の見えない暗闇の戦いなので、自分で決められることは決めてから臨んでください。就職なら就職、進学なら進学ときちんと決めておくことで、より気も引き締まると思います。
「そんなものはもう決まっている、当たり前じゃないか」と思った方はその通りですので、そのまま進んでください。笑
そして、自分の状況を包み隠さずに話せる相手を持っておきましょう。
勉強しなかったなら勉強しなかったでそう言える、模試の成績が悪かったなら悪かったでそう言える相手、できるなら保護者が一番ですが、そんなにうまくはいかないという人もいるでしょう。親でなくてもかまいませんが、1年間自分と一緒に自分の状態と向き合ってくれる人がいると本当に助かりますし、人生への諦めムードを軽減させてくれます。
これには賛否あると思うので自身でよくメリットとデメリットを考えて検討してほしいのですが、私は自分が正直になれる相手はsnsやブログなんかでも良いと思っています。Twitterなどはブログよりも依存性のある感じがしますが、うまく活用している方もいますし、なんとなく孤独感が紛らわせられる場所が一つあっても良いのかなと。使うとしたら、誤魔化さず飾らない発信ができると良いと思います。(私は勉強がそんなにできなかった日にそんなにできませんでしたと正直に投稿するほどの素直さは持ち合わせませんでしたが、そういうストイックさがあるとsnsは自分への監視という意味で、よい影響になってくるのではないでしょうか。)もちろん、1日の使用時間の上限は厳し目に設定してくださいね。受験期のsnsはリスキーでもあるので、是非自分に厳しくなって判断してください。
そして、もう一つ。
二浪というのは厳しいです。少なくても私が二浪を決めた時に想像していたよりは厳しいです。
"前期終了"のブログでつらつらと語りましたが、二浪を無事に(?)終えるのはなかなかすごいことだと思っています。正直受験会場にたどり着いただけですごいです。
後輩が大学生になったり、成人式のお知らせを捨てたり、兄弟姉妹の学年がどんどん近づいたり離れたりすると思います。二浪してるのに模試の結果出ないなと思うこともおそらくあるでしょう。でも、それでも、この一年を無事に終えてください。人生を諦めないで、前に進んでください。前に進める場所がなさそうなときもあるかもしれません。そういうときは、ゆっくり立ち止まって行く先を考えてみてもいい。とりあえず逃げる場所を探してみてもいい。
二浪目の一年間、周りはみんな前に進んでいるのに私だけ時間が止まってしまったようによく感じていました。受験が終わった今、本当にそうだったんだと思います。浪人って、時間を止めてしまう。そして、浪人をやめてその先の人生を歩もうとすると、勝手に時間が動き出してくれます。("前期終了"のブログを読んでもらえると、私がそれを感じているところをわかっていただけるかもしれません。最後の方なんかちょっとかっこつけていて恥ずかしいですが、本当に思ったことそのものだったと思います。)
先の見えないトンネルのように感じられることも、もうずっと前に一歩も進めないように感じられることもあるかもしれません。私はありました。でも、必ず終わりは来ます。受験には本試験という区切りが必ずやってきます。そして受験と別れを告げて新しい生活を始めようとすれば、望む望まないに関わらず、勝手に時は進みはじめます。
あなたが終わりを望みさえすれば、必ず終わりのやってくる闘いです。
応援しています。無理をしすぎず、心身共に健康に気をつけて、頑張ってください。