天報星は変転、変化の性情を持っています。その変化の様子は、朝に右と決めても夕方には左と変えたり、今決めたことも一時間後には百八十度の転換をするほどです。そのことが気まぐれでお天気屋の性格の人のように見られます。前々から計画を立てて旅行としようと決め、準備を整えていても、当日になって急に心変わりをして芝居見物をします。そのようなことをしても、一向に気にかけないで平気で変更をします。周りの者から見ると、いい加減な態度やお天気屋に見えますが、本人にしてみれば旅行を止めたのではなく、後日に延期しただけなのです。性格は天衣無縫となったり駄々っ子となったりもします。多忙な毎日の中で種々のスケジュールをこなす才能があり、超人的行動も可能となります。一人で二つ三つの仕事をこなし、多芸多才の能力を持っています。しかし、いずれも短時間しか続かず、長時間を必要とする仕事の時は休息を必要とします。この休みがとれるかが天報星にとって最も大切な部分で、いかに上手に休むことができるかです。休みが取れないと、どれも中途半端になり、俗にいう器用貧乏となりかねません。その時はどの仕事も大成しません。
天報星は幼少期の教育が最も大切です。甘やかされたりいい加減な育て方をされると、いい加減な人間性になったり、辛抱できない人となります。行動や態度に出れば乱暴者になり、職業に出ればどんな仕事も長続きせず、転々とするようになります。結婚しても家庭的になれず、相手と衝突することが多くなり、時には離婚にまで発展します。自分の失敗の責任を他人に転化するようになり自分は良い人のように振舞います。晩年には衣食に事欠くようになったりもします。
幼少期のころに目的感を与えて教育をすると、多芸多才の中から一業に専心する能力を生み出すようになり、独特の世界を築き上げるようになります。