第18話:残り164日

 マリトッツォのこと、今までずっと、最初見た時からずっとマトリッツォだと思ってた。今ファッションスナップの記事見て気づいた。誤解しててごめんな。

 なんか今日は初めから終わりまで、徹頭徹尾嫌な一日だった。

 出勤。後ろから来た車にクラクションを鳴らされる。車線をはみ出してたわけじゃないのに。前のほうにいる外国人集団、車線をはみ出した自転車集団は鳴らされていなかったのに。

 午前。前任者の尻拭いをする。私はこの分野は素人で(学会とかである煽り文句ではなく、ガチの素人)何も知らないので、「何にも分からないので教えてください」と言えば上司は鼻で笑う。

 午後。他部署からの依頼で増えた仕事を片付けるべく取りかかろうとしたら、データがない。結果、上司が持っていたのだけれど、当の上司は「書庫にあるかなあ」という認識だったし、前任者が保存していたファイルは金具が止められないほどパンパン。キングジムの中の人が泣いちゃうぞ。しかも、欲しい情報がピンポイントで保存されていない。文書管理どうやっとんじゃ。

 帰路。今度は後ろから来た車に謎の暴言を吐かれる。えー、何この街ー、治安わるーい。

 

 他にも細々としたダメージはあった。ため息しか出ない。あーーーーーつら!!

 

 明日はいいことありますように。読んでくれたあなたにも、ちょっといいことありますように。

第17話:残り165日

 朝起きたら自転車がなくなっていた。「盗難かー」と思ったけど、よく考えたら先週、駅に駐めっぱなしにしていたのだった。危うく無駄な恨みを生み出すところだった。

 今日も今日とて雨曇り。晴れの七夕は久しく見ていない。大人になると季節を感じるイベントが少なくなり、意識しないと節句も忘れそうになる。言わんこっちゃない、今日が七夕だということも、病棟の笹の葉を見て認識した。

 帰路、最寄り駅にも七夕飾りがあることに気がついた。他人の願い事を覗き見するのは趣味が悪いとは思いつつ、「プリンセスになりたい」「単位を落としませんように」「パパが東京に出張する数が減りますように」などの短冊をぼんやり眺めた。

 肌の調子が良くなりますように。早くこの街を出られますように。パートナーと幸せに暮らせますように。ぐっすり眠ってしゃっきり起きられますように。こんなもんかな。あ、できれば、自動的にお風呂に入って頭も体も洗ってもらって、上がったら髪も乾かしてもらえるなんかいい感じの仕組みが出来上がりますように。

第16話:残り166日

 先週末や先週の凪のような心は、一時的なものだったんじゃないかと思う。再びしんどみ溢れる時間を過ごしている。

 感染症が発生した場合(というか、患者に感染症の診断が降りた場合)、医師は発生届を書く必要がある。記入をお願いするために紙を印刷して検査結果も一緒に渡したのに、書き方が分からないことをナースに電話させ、対応すればしたでものっすごい上から目線で物を言う始末。

 検査方法の箇所、どう書けばいいか私に聞かれてもねえ。オーダー出したのあなただから、カルテ見て書いてとしか。「子どもの使いじゃないんだからさあ。事務のほうで書き方統一しててよ」と言いますが、お言葉を返すようですが、子どもの使いじゃないんだから、何回も書いてる発生届の書き方くらい、その鍛えた頭で覚えてはいかがですかね。

 昨日は疲れて、非常階段の入り口ドアを部屋と間違えてノックし、「失礼します」って開けていた。月曜日の疲労じゃない。

 せめて、街にパワー回復スポットがあればなあ。休みの日とか帰宅前、出社前に元気を補給出来るのに。

 ツイッターもゲームもインスタも、リアルも楽しくないな。手っ取り早く恋人でも出来ないかな。ま、作ろうとしてないので出来る訳ないんですけど。

第14話:残り168日

 好きなタイプは氷菓折木奉太郎です。どうもこんにちは。

 週末は引きこもって遊び尽くしました。人をダメにするソファが届いたので、ソファでくつろぎつつ、梱包箱をテーブル代わりにしてお菓子と飲み物とゲーム機並べて、ごろごろしながらゼルダやって、飽きたらアマプラで呪術廻戦観て、を繰り返す。充実した時間でした。天国だった。

 呪術廻戦、24話全部観ました。五条先生は折木奉太郎と同じく中村悠一さんが声を演じているんですね。噂に聞いていた「五条の女」にはならんだろ、と思いながら観たのだけど、いやー、あの飄々とした性格で喧嘩(って言っていいのか?)強くて、人情あって整ったお顔立ちで、声が中村悠一で。これは危険ですねえ。かっこいいです。

 あと、シャドーハウスの最終回も観ました。謎が謎のままだったので続編を期待しています。

 どれ、ぼちぼち洗濯と皿洗いでもしますかね。終わったら早めにご飯食べて寝よう。こういう週末もいいもんですな。

第13話:残り169日

 いやマジか、そこから説明しなきゃ分からんか〜!問題発生から半年以上経ってるんだけど、じゃあ今までもらった「ごめんなさい」は何に対する謝罪だったの〜!案件が降ってきました。元婚約者絡みの話。

 今までの謝罪は「悪いことをした。申し訳なかった」の気持ちよりも「なんか分からんけど雰囲気的に怒ってそうだし、謝ったほうがいいかも。怒られたくないし」という保身によるものだったことが分かって、怒り通り越して呆れる。いや人の気持ちがここまで分からない人マジ無理……結婚しなくてよかったとさえ思ってしまった……。

 「もしかして学生の頃、現代文苦手だった?」って聞いたら「得意だったことは一度もない」って言ってたので、私、次にお付き合いする人は現代文が得意だった人がいいな。そりゃお金はないよりあったほうがいいし、借金はないほうがいい。でもそれよりも「自分の感情や考えを相手に過不足なく伝えられるか」「他人に想像力を働かせられるか」「相手の話を理解する力があるか」のほうを、私は優先したい。

 何かトラブルが起きた時、自分のTwitterの名前を「屑」とかに変えるムーブする人も無理だなって、前から思ってたけど今回改めて思っちゃった。当事者の私も見てるアカウントだって分かってるのに、何を目的にした名前変更?他人からの慰め?自己憐憫?「どうしたの話聞こうか」待ち?それとも私に罪悪感抱かせて繋ぎ止めようって魂胆?なんでもいいけどどれも私には理解できないし、ごめんけど理解するつもりもないので悪しからず。

 あと、親御さんがまともな方がいいな。スピリチュアルだったり対話が出来なかったり、エセ科学に嵌って周りが見えなくなる人は無理。そんなん一緒に暮らしていけないもの。

 なんかかえって清々した。カエルの子はカエルってこういうことね。家族ぐるみの付き合いにならなくてよかった。はーすっきりした!来世に期待!現世では新しいパートナー探そうね!解散!