相棒 season 21 #2[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

相棒 season 21 #2[解][字]

拡大SP『ペルソナ・ノン・グラータ~二重の陰謀』
旅客機テロ予告で要人が死亡!
姿なき脅迫者と第二の殺人…
絶体絶命の特命係の秘策とは!?

◇番組内容
テロ予告のあった旅客機は無事だったが、サルウィン反政府運動のリーダー・アイシャが命を落とし、責任を問われた右京に謹慎処分がくだる。すると薫は、“親善使節団のメンバー”という立場を利用し、厩谷のもとに…右京の捜査復帰を官邸に働きかけてほしいと直談判。ところが右京が現れ、「くだらないまねは慎んでください」と薫を一喝。2人は再会も束の間、早くもぶつかり合う。そして、また一人、新たな犠牲者がーーー
◇出演者
水谷豊、寺脇康文
森口瑤子、鈴木砂羽、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、田中隆三、小野了、片桐竜次
杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二 ほか
【ゲスト】勝村政信、宮澤エマ、サヘル・ローズ、木村佳乃、柄本明 ほか
◇スタッフ
【脚本】輿水泰弘
【監督】橋本一
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
☆最新情報はツイッターでも!
【番組HP】https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/
【Twitter】https://twitter.com/aibouNow
【Instagram】https://www.instagram.com/aibou_official/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
福祉 – 音声解説

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. アイシャ
  2. クリス
  3. サルウィン
  4. ミウ
  5. 右京
  6. 美和子
  7. 亀山
  8. 犯人
  9. お前
  10. 一緒
  11. 今回
  12. 事故
  13. 捜査
  14. 外国語
  15. 脅迫
  16. 出掛
  17. 杉下
  18. お母様
  19. 外務省
  20. 禁足

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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亀山薫です。
(杉下右京)わかっています。

(衣笠藤治)扱いは国賓だ。

つまり ここにいる全員が

同じ 正体不明の脅迫メッセージを
受け取っていたという事ですか。

結局 ブラフ…。

(スイッチを押す音)
(爆発音)

右京さんにとっては
しょせん 他人事なんですよ。

亀山くん…!

アイシャは自殺だ。

自殺だけれど
バリバリ事件性がある。

ええ…。

(内村完爾)
脅迫事件の発生を認知した時

次に取るべき正しい行動は
我々への報告だ。 違うか?

(中園照生)それが
デュープロセスというものだ。

ん?
失礼しました。 部長のお株を…。

にもかかわらず 隠密裏に
勝手に捜査をするのは言語道断!

結果 何が起こった?

あたら尊い命を失わせる羽目に
追い込んだんだぞ!

お前の責任だ。

端緒より報告を怠らなければ
恐らく結果は違っていたはずだ。

(甲斐峯秋)お言葉だがね
それはどうだろうね。

どこで行動を見張ってるか
わからない

犯人からのメッセージに

警告があったそうじゃないか。

捜査当局を巻き込む事で
犯人を刺激して

最悪の事態を招く恐れも
あったはずだ。

(衣笠)着陸後
隅々まで調べましたが

結局 航空機に
爆発物はありませんでした。

それは結果論に過ぎんよ。

結果は重く受け止めています。

無期限の禁足を申しつける。

食事 排泄以外は
特命係から一歩も出るな。

(角田六郎)あっ… この男が
特命係で 杉下の下について

初めて長続きした男で…。

あっ 亀山薫です。

あっ これは…。

甲斐です。

警察庁の官房にいらっしゃる。

これは おみそれしました。
あっ… どうぞ。

警察庁官房付。

ただのね 浪人者ですがね。
いやいや…。

現在 特命係の面倒も
見ていらっしゃる。

杉下の直属の上司だ。
えっ!

まあまあ 座って。
はっ!

あなたの事は
ある程度 存じてますよ。

えっ?
来日してるというので

一度 お目にかかりたいと
思っていたんですがね

こんなふうに実現するとは…。
おや?

場違いな方々が
いらっしゃってますね。

ごあいさつだね。

ねっ? こんなふうに素っ気なく
あしらわれそうだったんで。

ハハ… いや 亀山から
急に連絡があってな。

入庁の許可 出してくれ
っていうんで許可したんだ。

久しぶりに会いたかったしな。

そうでしたか。
ああ。

で 積もる話でもってとこへ
甲斐さんがお見えに。

君の事で 衣笠くんから
こってり油絞られたよ。

それは申し訳ありませんでした。

同様に 僕も
内村部長と中園参事官から

叱られてきたところです。

まあ 事情はどうあれ

事件発生の通報義務は
あったと思うぞ。

いや あの状況で

うかつに そんなまね
できませんでしたよ。

あの… 君以外に5人
脅迫を受けていたとか?

はい。

狡猾な犯人です。

巧妙に
アイシャを死に追いやった。

脅迫された6人は いわば囮。

それによって
アイシャさんを追い詰め

自ら死を選ばせる事が
犯人の目的でした。

(益子桑栄)これが とどめだ。

アイシャ宛ての
犯人からのメッセージだ。

要約すると

「お前が生きてると
みんなが苦しむぞ」

まあ そんな感じだ。

右京さん 俺には今 なんの権限も
立場もありませんけど

できる限り
捜査に協力させてほしい。

いくらだって動きます。

気持ちはわかるが
今のお前は

事件の被害者としての協力しか
できないと心得ろ。

元特命係の俺に そんな常識
通用すると思いますか?

残念ながら 僕は ついさっき
禁足を食らいましてねぇ。

は? き… 禁足?

この件には 一切関わるなと。

部長からですか?
ハッ… そんなの無視でしょ。

だって 特命係だもん。
乱暴な事 言うな!

お願いしますよ。

部長の禁足なんて
もう蹴散らしてください。

あいにく 僕はね
どちらかといえば

杉下くんの暴走を
止める立場なんでね。

だったら 俺がなんとかします。

待っててください!

(角田)お… おい!
なんとかって… 亀ちゃん!

はあ… 社くんに頼んだリポートに
直情型とあったんだがね

なるほど そのとおりだ。

さて… 今回の件だが

するべき報告を怠りながら

一方で 社美彌子ばかりか
鑓鞍先生まで動かした事は

すでに上の耳にも入っているんだ。

傍若無人な振る舞いに
怒り心頭!

まあ いささか嫉妬もあるがね。

まあ これで
犯人でも検挙できていれば

ここまでの風当たりには
ならなかっただろうがね。

ええ。

アイシャの自殺も
お前の責任だという論調がある。

いや それは いくらなんでも…。

まあ 僕だってね
そんなこじつけには与さないが

杉下への怨念が

ここまで渦巻いている
という事なんだよ。

ねっ? ここは 少し身を慎んでも
罰は当たらないと思うよ。

ああっ… ちょっと出掛けます。

亀山くんの暴走を止めに。 では。

馬耳東風。

はあ… すいません…。

♬~

(芹沢慶二)脅迫を受けていたのは
この6名です。

ミウ・ガルシアと
その弟 クリス・ガルシア。

2人とも アイシャとは

反政府運動で
共に闘ってきた仲間で

今回 アイシャと共に

親善使節団のメンバーとして
来日していました。

(出雲麗音)日本勢は 谷琢

外務省アジア大洋州局次長です。

それから 尾栗江威子。

人道支援を行っている
NGOの幹部スタッフ。

この里村壱太郎は
IT関連企業のオーナーです。

(伊丹憲一)
で あとは 間抜けが一匹。

日本勢はみんな サルウィンに
ゆかりのある連中なのか?

(芹沢)外務省の谷はもちろん

尾栗江威子のNGOは

長年 サルウィン支援を
続けていますし

里村壱太郎も
以前から サルウィンに

資本投下を行っていて
現地法人も。

(ため息)

(外国語)

(ミウ・ガルシア)
おはよう 美和子先生。

(亀山美和子)
ああ ミウ おはよう。

どこも大本営発表を
記事にしただけだな こりゃ。

杉下右京を 今回の事件の捜査に
復帰させてほしいんですよ!

杉下右京は
捜査に必要不可欠です!

必ず役に立つ。 保証します。

彼は
飛行機を爆破するっていうのが

犯人のブラフだって
見抜いてたんですよ。

ただ 残念ながら
確証が得られなかった。

あなただって
犯人を捕まえたいでしょ?

卑劣極まりない方法で

アイシャを死に追いやった
犯人を!

(谷 琢)
そりゃ もちろんです!

だったら…。
(電話)

失礼。
(電話)

もしもし。

えっ?

わかった。
お通ししてくれ。

当のご本人が
いらっしゃったようですよ。

えっ!?

わかりました。
やってみましょう。

本当ですか!

恩に着ます。

(ノック)

どうぞ。

失礼します。

ああ… その節はどうも。

どうも。
えっ どうして…?

君の行動など
手に取るようにわかりますよ。

彼の依頼ですが…。
ご心配なく。 微力ながら…。

撤回します。
お願いは無視してください。

(2人)はあ?

大方 僕の処遇について
警視庁の上層部へ

圧力をかけてくれという
依頼だと思いますが…。

ええ。 その件なら たった今
お引き受けしたところで…。

ですから それには及びませんと
申し上げています。

いや 右京さんの潔癖は
わかりますけどね…。

わかっているなら
馬鹿なまねは慎んでください。

馬鹿なまねって…。

谷さんに 借りを作るのは
具合が悪いですからねぇ。

は?
えっ?

あなたの殺人未遂容疑について

僕は不問に付すつもりは
ありませんので。

今は プライオリティーを考えて
その件には触れないだけ。

まずは 卑劣な脅迫行為で

アイシャさんを死に追いやった
犯人を捕まえる事が先です。

あなたが 上から疎まれる理由が
わかった気がします。

この件は白紙でよろしいですね。

…ええ。 お騒がせしました。

(携帯電話の着信音)

あっ… ちょっと すいません。

おう。

薫ちゃん クリスがね…。

は? 行方不明!?

(美和子)右京さん!

ご無沙汰してます。
お元気そうで。

そういう美和子さんも
お変わりなく。 ご無沙汰でした。

クリス いつから?

ゆうべ 出掛けたきり…。

そうですか。

スマホも駄目だし
おかしいでしょ?

彼にとって ここは異国の地。
心配ですねぇ。

あっ 警察へは?
いや だから 警察に届ける前に

薫ちゃんに知らせようと思って
連絡したら

右京さんと一緒だっていうから
じゃあ いいかって。

いいかって…。
だって 右京さん 警察じゃない。

おあいにくさま。
この方 現在 禁足中。

禁足?
でしたよね?

今回の事件に首突っ込むなって
言われてるんじゃないんですか?

脅迫事件と
クリスさんの行方不明は

別ですからね。
は?

それとも 両者には
関連があるのでしょうか?

屁理屈 言わないでくださいよ。

脅迫事件には
首を突っ込みませんが

クリスさんの行方不明には
突っ込みます。

のちに 両者に関連があっても
それは結果論。

禁足でしょ。
そもそも出歩いちゃ駄目でしょ。

食事と排泄は認められています。

では という事で ちょっと失礼。

おトイレへ。

ここへ 借りに来たという事で。

♬~

(外国語)

間違いないそうだ。

そう。 ありがとよ。

パスポート登録の指紋とも
一致してるし

あくまで形式的な確認だ。

クリスさんの死因は?

警部殿にお教えする義理は
ありませんね。

ミウが聞きたがってる。

彼女
何も言ってないじゃないですか。

聞きたいってさ。
後付けするんじゃねえよ。

国賓の要望だ。 説明しろ。

あっ おとなしくしているならば

右京さんも一緒に聞いていて
構いません。

(麗音)遺体の発見現場は
上千住ですが

発生現場は
もっと上流と考えられます。

頭部に損傷があり
硬膜下血腫が認められました。

あっ ちょっと…
硬膜下血腫はね えっと…。

subdural hematoma。

失敬。 余計なまねしました。

僕は おとなしくしていなくては。
どうぞ。

続けます。

直接の死因は
硬膜下血腫ではなく溺死です。

しかし 頭部損傷など

どういった状況で
そうなったのかは不明なので

さらなる捜査の結果待ち。

現状では 事故と事件
どちらの可能性もあります。

死亡前 お酒を
召し上がっていたようですねぇ。

ああ 独り言です。
お気になさらず。

どちらへ?
トイレへ。

(携帯電話の着信音)

どうも 亀山です。

あっ そちらのお耳にも? ええ…。

携帯電話は
お持ちじゃなかったんですかね?

いや 見てないですね。

(ノック)
あっ すいません こちら…。

ああ…。

ここでしたか。 まったく もう…。

おトイレの帰り道
迷ってしまいましてね。

はいはい。 我々 戻ります。

(ドアの開閉音)

ついてきたければ どうぞ。
ただし おとなしくしてる事。

(社 美彌子)妄想モンスター
杉下右京ですか…。

刺激的なタイトルですね。

ええ 世論形成は
我々の重要な任務の一つですから

ご心配なく。

クリスが?

クリスが
アイシャを殺そうとしてたって

本当なんですか?

(里村壱太郎)そうしなきゃ

クリスさんとミウさんは
グランパとグランマを

彼女はご主人を
僕はフィアンセを

あなただって…。
ええ 確かに みんな

大事な人を
失うかもしれなかった。

そこで クリスが
アイシャ殺害を買って出た?

あなたが戻ってらっしゃった時
今 まさにって時だったんです。

急に あなたに
相談があると言われたのは

そういう事でしたか。
ああ… 黙ります。

(尾栗江威子)とにかく
お耳に入れたほうがと思って。

あっ… ご連絡
ありがとうございました。

いやあ… 見当たりませんね。

一体 どこへ
行ってしまったのでしょう?

♬~

(鑑識員)こんなものが!

スマートフォンです!

クリスのスマホで
間違いないのか?

ああ 本人のだ。

事故 もしくは事件の発生現場が
上千住?

ああ そういう見立てだな。

橋から川へ転落。

その際 スマホが服から落ちて
川へ沈んだか

または 橋から
スマホを落としてしまって

なんかの拍子に転落した。

溺死ですか。

しかし まだ 事故か事件かは
はっきりしねえ。

(衣笠)事故だ。 事故で矛盾はない。
迅速に処理したまえ。

はっ!

できるだけ早く幕引きを図りたい
というのが官邸の意向だ。

アイシャの遺体共々
クリスの遺体も早々に返却して

サルウィンご一行様には
一日も早くご帰国願う。

しかし 様々な捜査に
支障が出るのではないかと。

構わん。
捜査はできる範囲で。

承知致しました。

ああ… あえて
君一人だけ来てもらった意味は

わかるよね?

内村くん あれ以来 ほら

こういう大人の事情に
刃向かおうとするだろ?

目指せ 世界平和…。

そんな内村くんを

君が うまく
コントロールしてくれたまえ。

お任せください!

事故って事で 店じまいですか?

うーん…。

おたくさ…。
ん?

どういう立場で
ものを言ってんの?

国賓ですけど何か?

マイクロSDカードが
入っていませんね スロットに。

えっ? 別に
必ず入れるもんでもないでしょう。

本体の記憶容量 32ギガ。

まあ これで足りていた
という事でしょうかね。

誤って ここから落ちたという事は
考えづらいですねぇ。

ええ。 欄干の高さ
これだけありますもんね。

クリスさんは どういう心持ちで

お酒を
召し上がっていたのでしょう?

アイシャさんの
亡くなった夜ですからねぇ。

悲しみを紛らわすため?

うーん…
自己嫌悪に陥って… かも。

だって アイシャを
殺そうとしたんですよ!?

そしたら あの結末。
いたたまれませんよ。

しかし ホテル内ではなく
わざわざ 外へ飲みに出掛けた。

気分的に 一人になりたかった
っていう事でしょうかねぇ。

スマホに 当該時刻
通話記録もなかったようだし

単独で出掛けたって事ですもんね。

あるいは 関係者ならば
電話で誘わずとも

ホテルの部屋を 直接訪ねて
誘う事も可能ですねぇ。

確かに。 関係者か…。

♬~

(亀山の声)
よし! ここは外圧の一手。

国賓たる俺に 任せてください!

曲がりなりにも警察官の立場の
右京さんがいたら邪魔です。

今度こそ おとなしく!

♬~

(二宮)
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(警備員)よろしいんでしょうか?

こちら 亀山さん。
たってのご要望なので。

国賓でーす!

送って 送って。

送って 送って…。

ああっ! 通常速度に。

♬~

(杉下の声)ミウさんの部屋に?

「ええ。 封筒を差し込んで
出掛けました」

「単独で クリスさんは
出掛けたんですね?」

ええ。

しかし クリスさんのほうから
出向いて 出掛けたという事も

考えられますから
録画映像だけでは

単独で ずっと行動していたかは
依然として不明…。

とにかく 俺は ミウに

何を受け取ったか
確認してみます。

(せき払い)

(土師 太)こんなの拾ったので
お知らせに。

♬~

まもなく 駅売店やコンビニで
絶賛販売です~!

(美和子)あっ 薫ちゃん!

ん? ああ 美和子。
どこ行ってた?

えっ? ああ ちょっと買い物…。

それより
ちょっと これ 見てよ!

なんだ?

これ これ これ…。

ええっ!?

(鑓鞍兵衛)ハハハハハ…!

警視庁の妄想モンスターだって!
ハハハハ…!

(片山雛子)
典型的な牽制記事ですよね。

警察官を名指しで

こんな真っ向から
喧嘩を売るような記事。

『夕刊トップ』単独じゃ
できませんよ。

仕掛けたのは官邸かしら?

あっちこっち 摩擦を起こしながら
生きてるんだもんね。

仕方ないよね。

今回だって 政府の意向
完全無視でしょ?

外務省の谷さんの
差し金かもしれませんねえ。

ああ ねえ…。

あっ… 前の車と一緒なんで
ついていって。

(亀山の声)いくら問い詰めても
何も受け取ってないって

ミウが言うもんで…。

だったら こっちも
非常手段に打って出ようって事で

尾行したんですよ。
フフッ… 昔取ったきねづか。

そしたら 外務省に…。

なるほど。
面会相手は想像つきますがね。

恐ろしい姉弟だな… 君たちは。

(携帯電話の操作音)

妄想モンスターだなんて
失礼しちゃうわよね。

「その件は また今度ゆっくり」

オーケー。
で ご用件は何かしら?

母がキユーピーを使っていたので

そのまま受け継いだんです

おすすめはレモンマヨソテー

炒め物にも使います

爽やかさとマヨネーズのコクが

両方引き立ちます

どんな調味料とも仲良くなれるので

お子さんも食べやすいんです

家族が喜ぶと料理も楽しくなります

マヨソテーにしませんか?

ああ… ミウの奴
どうしても口を割らない…。

あれ? 美和子?

ん?

どこ行ったんだよ…。

あっ…。

どこ行くかぐらい書けよ!

うーん…。

なんなんだ 一体! はあ…。

(携帯電話の着信音)

あっ…。

もしもし?

ああ 亀山くんですか? 僕です。

何度も電話を…。

ええ かけましたとも。
億万回ね!

申し訳ない。 それはそうと
君も存外俗物ですねぇ。

はあ!?

「とても立派な肖像画ですが…」

教室に掲げているというのは

権威主義的すぎて
鼻につきますよ。

えっ? 何を…。

…ん? えっ!?

「右京さん まさか…」

ええ。 サルウィンです。

なんとか
最終便に間に合いました。

はあ!? あっ…。

ひょっとして 美和子も…?

サルウィンは
不案内ですからねぇ。

「いや… 何も美和子と…」

「サルウィン案内だったら 俺が…」

どうして 俺じゃないのかと
言ってます。

すいません。

ああ… もしもし 薫ちゃん? 私。

…おう!
(美和子)「あのね 薫ちゃん」

「小じゅうとみたいだから
右京さん 辟易だって」

えっ?

おとなしくしてろ
おとなしくしてろって

鬼の首とったみたいに
言ったんでしょ?

右京さん 傷ついたって。

そりゃ 立場上 言ったけどさ…。

はい。

大いに傷つきました。

ああ… それは悪うござんした。

それより 何しにサルウィンに?

物見遊山で来たとでも?

手掛かりがないかと…。

日本だけでは
らちが明かない気がしましてね。

あっ… はあ…。

(美和子)こっちがミウ
こっちがアイシャ。

2人は 子供の頃から
切磋琢磨し合ってきました。

良きライバルでもあった
という事でしょうかねぇ?

ミウは ずっと

アイシャに ライバル心を
燃やしてたんだと思います。

どこか 嫉妬にも似た…。

嫉妬?
フフッ…。

どうしても歯が立たない相手って
いるじゃないですか。

常に 自分はナンバー2。

せめて 相手も自分の事を
ライバル視してくれたなら

気持ち的には
多少マシかもしれないけど

アイシャは
聖女みたいな子だから

そういう感情を見せる事は
ないんで…。

(美和子)ああ… あの肖像画
アイシャが描いたんですよ。

卒業してから
何年かぶりに訪ねてきて

描いてあげる! って。

よく描けてるし 薫ちゃん
よっぽど嬉しかったのか

早速 教室に飾って
ずっと そのまま…。

知らぬ事とはいえ
失礼 言ってしまいましたね。

片山先生から お話は…。

こちらに準備しました。

協会創設以来
記録しているものです。

第一人者の面目躍如。

外務省の谷氏

サルウィンを訪れた回数が
官僚としては 断トツですねぇ。

…そうだ。 せっかくだから

アイシャの実家にも
行ってみます?

アイシャは 母子家庭で育ってて
ずっと貧しい暮らしでした。

そのお母さんも
1年前に亡くなって…。

(外国語)

(美和子の外国語)

(外国語)

えっ!?
どうしました?

ああ… 「日本人か?」って聞くから
「そうだ」って言ったら

「一緒にいるのは
アイシャの父親か?」って。

はい?

アイシャさんの父親は
日本人なのですか?

いえ 初耳ですけど…。

聞いた事あるんですよ

学校に通ってきてた頃
お父さんの事。

わからないって言ってました。

お母さんに聞いても
教えてくれないって。

そうでしたか…。

そのお母様も 1年前に他界…。

(土師)死亡したと
推定される場所を中心に

付近の防犯カメラ映像を
こっそり解析したところ

こんなの発見しました。

(土師)そっちがクリス・ガルシアで
間違いないと思います。

もう一名は不明ですが…。
いや わかります。

助かりました。
調べろと言われても迷惑なので…。

ああ ああ…。 飲んで 飲んで。

あっ…。

なるほど。 やはり
単独行動ではなかったわけですね。

ええ。 ホテルを出たクリスは

谷さんを訪ねて
一緒に飲んだようです。

あっ… 今し方 店は特定しました。

クリスは 大の和食好きなので
行くとしたら和食だろうと踏んで

徒歩圏内の界隈 探したら

3軒目でビンゴ!

短時間で お見事でした。

右京さんが渡航前に

仕込んでおいてくれた
おかげですよ。

土師くんが役に立ったようで
何よりです。

それはそうと 2人
祝杯あげてたそうですよ。

祝杯?

今 祝杯と言いましたか?

俺も 女将に聞き返しました。

少なくとも
湿っぽさは みじんもなく

笑い声が絶えない
陽気な席だったと…。

ハハハハ…!
(クリス・ガルシア)ハハハハ…!

(亀山の声)おめでたい事でも
あったんだろうって

思ったそうです。

アイシャが死んだ夜ですよ。

その死の責任の一端がある
2人がですよ!?

陽気に 酒飲んでたって…。

それは奇妙ですねぇ。

引き続き 頼まれてくれますか?

少々 難易度の高い
オーダーですが…。

それが
人に ものを頼む態度かよ?

どうしろってんだ?

土下座しろ。

お願いするときゃ 土下座一択!

ハッ…。

てめえ! 何しやがんだ コラ!
えっ? えっ?

プライドってもんがねえのかよ!?
このクソ亀が!

お前が しろって言うから
してんじゃねえか!

そもそもよ お前ごときに頼まれて
俺らが動けると思ってんのか?

刑事部長に直訴しろ。
部長の命令がありゃ動ける。

あの部長に話したところで
時間の無駄だ!

そう思うなら諦めな。

おい!

なんだよ…。

ものは試し!

直訴 お勧めします。
えっ?

先輩の知ってる内村部長は

もう死にました。
えっ!?

相手が誰であれ

正義を遂行するのに
躊躇などいらん。

頑張りたまえ。

えっ…?

あっ…
これは ご無礼申しました!

♬~

警視庁 鑑識課の益子。

空港運ぶ前に アイシャさんに
ちょいと用事あるの。

どういう事だ? 説明したまえ。

いや… ですから その…

殺人未遂案件の捜査が
部長の号令のもと…。

殺人未遂だと?
アイシャは自殺だろう。

実は その前段階で
殺人未遂が発生していたと…。

その被疑者が
外務省の谷琢だというのか?

ああっ…!
ああーっ!

申し訳ありません!
君…!

この 間抜けー!
(麗音)キャー! ああっ…!

君も 女性に
なんてまねしてるんだ!

申し訳ありません!

出張前で忙しいんだよ!

私を取り調べるなんて
後悔する事になるよ。

我々 しがない宮仕え。
上からの命令なもんで…。

ご出張 場合によっては
中止して頂く事になるかも…。

新しいの持ってきなさい!
(麗音)はい!

♬~

(外国語)

生まれ変わったとはいえ

まだ あちこちに
腐敗が残ってます。

これも その一つ。

地獄の沙汰も金次第…。

(ため息)

(谷)ええ。
予定どおり出発します。

木っ端連中の相手は疲れますよ。

(英語)

うるさい 黙れ!
私を誰だと思ってる!

(谷)ええ。
落ち着いたら また連絡します。

♬~

確認したい事が いくつか。

確認事項ならば 電話かメールで。

クリスさん行方不明の
連絡を受けた時

あなたも一緒にいました。

なのに
なぜ黙ってらしたんですか?

前夜 彼と一緒だった事を。

うかつな事を言って

妄想モンスターの餌食になるのは
御免ですから。

それに
あなた方に言わなかっただけで

上には ちゃんと報告しています。

事故だったようですね…。

さあ どうでしょう…。

妄想力が うずきますか?

ご苦労さま。

ああ… もう一つ。

アイシャさんは
あなたの娘だったのですね。

いえ… 現段階 僕の妄想ですが。

あなた アイシャさんへの
殺人未遂容疑で調べられたと

お思いですか?

その件のプライオリティーは
低いと

申し上げたじゃありませんか。

まさか…!

親子関係の 確たる証拠が
欲しかったものですから。

プライバシーの侵害だろう!
忸怩たる思いですが

アイシャさんを死に追いやった
卑劣な脅迫犯を捕まえるためです。

ああ…

さらなる僕の妄想を
お聞きになりたいようでしたら

明日 レナンジャウンにある
学校の講堂まで

おいでください。

♬~

(子供たちのはしゃぎ声)

(谷)ええ そうです。

ご指摘のとおり
アイシャは 私の娘です。

父子証明を持参で

わざわざ サルウィンまで
ご苦労さま。

ご心配なく。
ここが 俺の本拠地ですから。

娘だという事を
いつ お知りになりましたか?

はい?

恐らく この1年以内。

アイシャさんのお母様は

彼女に 父親について
語らなかったといいます。

そんなお母様が
父親について話すとしたら

亡くなる直前しか…。

思い残す事なく旅立つために

アイシャに隠していた事実を
打ち明けた。

そうなんじゃないかって。

あなたは アイシャさんから
それを聞いた。

まさしく 寝耳に水だったのでは
ありませんかねぇ。

あなたが 過去に

アイシャさんのお母様と
ニアミスしている記録が

残っていました。

ちょうど28年前

あなたは まだ 外務省の新人職員。

覚えておいででしょう?

サルウィンを訪れた際

政府主催のパーティーで
ホステス役…

いわゆる
給仕係をなさっていたのが

アイシャさんの
お母様だったのですよ。

あなたは その席で
アイシャの母親を見初めた…。

なーんて
ロマンチックな話だったら

こんな事にはなっちゃいない。

ええ。 あなたは

アイシャさんのお母様を
陵辱したんです。

サルウィン政府高官に
金を握らせて

おぞましい事実を闇に葬りました。
そうですね?

フフフフフ…。

妄想モンスター。

いいえ。

拘束中の元政府高官から
証言を取りました。

(杉下の声)あなたの支払った
お金と引き換えに

アイシャさんのお母様に
因果を含めた事

よく覚えておいででしたよ。

それで済んだとばっかり
思ってたでしょうが

そうじゃなかった。

アイシャの母親は まさかの
妊娠という事態に見舞われていて

人知れず
アイシャを産んで育てた。

父親の存在を秘したまま。

28年近く経って現れた
アイシャさんは あなたにとって

強烈な
しっぺ返しだったでしょうねぇ。

単なる隠し子騒動では
済みませんから。

アイシャさんは
あなたに何か要求しましたか?

ひょっとして
アイシャさんの要求が

殺害の強力な動機となった
可能性も…。

私は 殺せと脅迫されて
アイシャを殺そうとしただけです。

未遂ですがね。
ハハハ…!

追い詰められて

否定していた殺人未遂を
ここで認めますか。

いいえ
その未遂は いわば呼び水。

何しろ あなたが

アイシャを殺せと6人を脅迫した
張本人ですからね。

自分で脅迫しておいて

それにのっかって
一芝居 打っただけ。

自作自演です。

そばに そういう切迫した人間が
6人もいる事を印象づけて

アイシャを
精神的に追い込むためにね。

人質となっていた
あなたのお嬢さん…。

調べたところ お嬢さん一人だけ

他の人質たちと比べて
搭乗予約が随分遅いんですよ。

今回 人質を取られて
脅迫されてたのは

みんな
サルウィンにゆかりの連中で

親善使節団来日に
関わってますから

予約日は みんな一緒なんです。

ところが お嬢さんだけ…。

今回の計画のために
仕込んだからですね。

想像でしょ!

いいえ 妄想ですよ。

せっかくですから もう一つ。

アイシャさんが受け取った
駄目押しともいえるメッセージ…。

「お前が生きてると
みんなが苦しむぞ」ってやつ。

とどめともいえる あんな内容の
メッセージを送れるのは

状況を
しっかり把握できる位置…

つまり よほど
そばにいた人物に限られます。

今となれば簡単な引き算。

あんたほどの
明快な動機を持った人物は

他にいませんでしたからね。

♬~

サルウィン語ですね。
僕は歯が立ちません。

なるほど。 ミウさんが
クリスさんから受け取ったのは

そのメッセージを保存した
SDカードだったのですね。

ドアの下から差し込まれたって
言ってました。

(美和子の声)そこには
アイシャの出生に関する告白と

母親の墓参りを
谷さんに頼んでほしいって

書いてあったって。

墓参りを…。

アイシャの
たった一つの要求です。

墓前で
一言 母に詫びてほしい

それで全て水に流すからって。

サルウィンに来た時
こっそりでいい

しっかりアテンドするって
申し出ていたそうです。

そして その果たせなかった要求を
クリスさんに託して

旅立ったという事ですか…。

犯人を必ず捕まえて
罪を償う機会をあげてくれって。

クリスさんは
アイシャさんの告白を切り札に

今後のサルウィンへの協力を
要請した。 そうですね?

政府開発援助等
あなたの口利きで

サルウィンの役に立つ事が
山ほどありますからね。

その話がまとまったから
祝杯あげてたんですよね?

アイシャの死んだ夜だってのに。
それで筋が通る。

しかし
あなたにとって クリスさんは

恐喝者に等しかった。

実際 恐喝ですよ。

アイシャは
そんな事をさせるために

クリスに
秘密を打ち明けたわけじゃない!

(外国語)

いずれにしても
握手するふりして油断させて

クリスさんを殺した。

後顧の憂いを排除するために。

ええ… 事故などではありません。

あなたが殺したんですよ。

(クリス)ホワッツ!?
(川に落ちる音)

♬~

(殴る音)

♬~

ところが 一難去って また一難。

新たな恐喝者が。

アイシャの気持ちを
踏みにじって…。

恐ろしい姉弟だな… 君たちは。

ミウ!?

ご苦労さま。

きっと後悔しますよ
一緒に帰国しなかった事を。

♬~

開花したのは1輪だけ。

それも もう散った。

なんのために 俺たち…。

やってきた事 無駄だったのか…。

無駄だったなどと
思ってはいけません!

思った瞬間

全てが
無意味になってしまいますから。

(美彌子の声)
妄想モンスター 杉下右京…。

記事の仕掛け人が鑓鞍先生だとは
誰も気づいていませんね。

谷くんの仕業と
思われてるみたいね。

どうして 急に
杉下さんを牽制しようと?

彼とは
ずっと友好関係でいたいんだ。

けど この世界
きれい事だけじゃない。

万が一 彼が
牙をむいてきた時のためにね

少しずつ
彼の信用を毀損しておこうかと。

(携帯電話の振動音)

これは 片山先生。

♬~

進むも戻るも地獄でしょうけど

日本のほうが
まだ辛うじて民主的ですよ。

帰国を強くお勧めします。

ご忠告 どうも。

俺たちに サルウィンを
出てけっていうのか!?

ペルソナ・ノン・グラータ…。

まるで 外交官扱いね。

好ましからざる人物として
国外退去処分ですか…。

わざわざ
日本政府に通告が来たそうよ。

2人に対する
精いっぱいの敬意でしょうかねぇ。

♬~

♬~

気安く呼び出すんじゃねえよ。

こっちは これから
家探しやら なんやかんやで

忙しいんだ。 なんの用だ?

仕事 どうすんだよ?

おめえの知った事か!

警視庁 戻りたくねえか?
えっ?

出戻りは
そう簡単じゃないんだけどな。

事と次第によっちゃあ
力になってやってもいいぞ。

フンッ!

お前に
どんな力があるっていうんだよ。

フンッ!

昔の俺と思うなよ。
その気になりゃ

てめえの一人や二人
ねじ込んでやる。

条件は?

股 くぐれ。
あっ?

俺様の股 くぐれ~!

フンッ! ハハハ…。

おい! てめえ 何しやがんだよ!
何? 何?

プライドってもんがねえのかよ!
何回も言わせんな この出戻り亀!

お前が しろって言うから
してるんじゃねえかよ!

(ため息)

お前が真剣だって事はわかった。
なんとかしてやる。

でも 親切だなんて思うなよ。

俺がそうする理由は ただ一つ!

警視庁に戻ったお前を
いびり倒して

引きこもり亀にする事だ!

ヘヘヘ…。

まあ 楽しみに待ってろ。

返り討ちに遭って
泣き言 言うんじゃねえぞ

馬鹿野郎!

♬~

どうやって ねじ込んだんですか?

謎。 わからない。

(伊丹の声)
お願いするときゃ 土下座一択!

♬~

おはようございます!

おはようございます!
おはようございます!

おはようございます!

おはようございます。

本日付で
特命係に配属になりました

亀山薫です。 出戻りです。

よろしくお願いします!

申し上げておきますが

嘱託職員に
捜査権はありませんので。

そもそも
特命係に捜査権ないでしょ?

わかっていれば結構。

では 改めて…

よろしくどうぞ。

♬~

もうちょい… よし!

よっしゃー! ハハハ…。

♬~

うわっ…!

芸術…。

(拍手)

(美和子)薫ちゃんの事
いじめないでくださいね。

本人 平気な顔してますけど

今回の事で
心はズタボロなんですから。

余計な事 言わなくていいよ!

全然こたえてませんから。

たとえ いじめられたって
へっちゃらです。

そもそも 僕は
誰もいじめたりしませんがねぇ。

あっ… そうだった。
そうでした。

痛っ! 痛いな。

(小出茉梨)
奥様は お仕事はなさるの?

ああ もちろん。
なんか探しますよ。

じゃあ 見つかるまで
うちでバイトなさらない?

はっ…?
えっ? えっ…?

私 実は ちょっと
料理には自信があるんですよ。

あら! じゃあ
なおさら お願いしたいわ。

えっ! ちょっと
私の得意料理があります。

美和子スペシャルっていう…。
うわっ!

なんか すごそう。
すご… すごいんですよ。

確か すごかったですね。
ええ ええ ええ ええ…。

なんなら 今ね
ほら 作っちゃいましょうか?

あっ 本当に?
ちょっと

冷蔵庫 見てもいいですか?
行ってくるから。

今じゃなくても
いいんじゃないの? ねえ。

小手鞠さん…。
あの すいません…。

亀山くん。
はい。

あれは まずいですね。
あれは まずいですよ!

(伊丹)亀山に
殺人容疑がかかってます。

はい?
(羽柴亮平)亀山だ!

違う! 俺じゃねえ!

(伊丹)だったら どうして
現場から逃げた!?

右京さん…
最後まで やらせてください!

最もやってはいけない事を
やってしまったんですよ。