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アイドルタイムプリパラ 第24話感想

2017年09月17日 | アイドルタイムプリパラ
 「アイドルタイムプリパラ」第24話「勝負っす! シオン先輩!」の感想です。


~ オープニング前 ~

 今日も、にのは、憧れのシオンを超えるために、トレーニングをしていました。
 そのシオンは、今どこにいるのか? 意外にも、このパパラ宿にいました。
   
 シオンの視線の先には・・・、
   
「この街に一番にこだわるアイドルが現れたと聞き、舞い戻ったが、いつか必ず勝つ!」
   
 いや、大食いでの一番は目指さん方がいいと思うぞ。劇太りしそうな気がするから。っていうか、このアイドルは、もえあずとかギャル曽根とかにも勝とうとしているんでしょうか。(笑)

 その頃、ゆいとらぁらは、にのとみちるを交えてのパーティーの買い出しに行っていました。
 そんな中、ドロシーとレオナから連絡が。シオンを見かけたら連絡してほしいというものでした。

 その直後、近くの空き地で・・・、
   
 ステージ上でのゆいをマネている女の子がいました。


    オープニング直後の提供画像


~ Aパート ~

 女の子達はプリパラごっこをやっていました。この子達にはまだプリチケが届いていないため、空き地を借りて、アイドルごっこをしています。
 ちなみに、先程歌っていた子は「ひな」。小学1年生です。
    真ん中の子が、ひなです。
 パパラ宿にも女の子のプリパラが定着してきたと、ゆいとらぁらは喜びます。
 ですが、ひな達は、目の前にいるゆいとらぁらが、パパラ宿のプリパラを賑わせているゆいとらぁらとは認識していないようで。外見が全然違うのでは、無理もありません。

 その直後、何人かの男子の声が聞こえてきました。
   
    真ん中で歌っている男の子は「のりお」。
    
 この子達は、ダンプリごっこが大好きで、この空き地を借りて遊んでいるようです。
 しかし、ひな達と一緒に仲良く空き地を使っておらず、どちらがこの空き地を使うかでもめる事が、しょっちゅうです。そして・・・、
   
   
   
 ゆいとらぁらだけでは、どうにかできそうもありません。
 そんな時、1人のおばあさんが、両者のケンカに喝を入れました。
   
 彼女は、地主の「テルコ」。ひな達とのりお達は、すぐに逃げました。
 テルコは、残されたゆいとらぁらに、今度ケンカしたら立ち入り禁止だと言い、ゆいとらぁらも空き地から出ていきます。
「まったく、この空き地は私らの大切な場所なのに・・・。」
    
「天国のテルヨが知ったら、どんなに悲しむか・・・。」
   
 その直後、シオンの声が。傍にある大樹から、シオンが出てきました。
「名乗るほどのものではないが、東堂シオン。武者修行をするアイドルだ。
   

 「名乗るほどのものではない」=「名乗る」は、もはや、今作の定番ですなあ。よし、これを「『アイドルタイムプリパラ』の法則」と名付けるか!(笑)

 シオンは、テルヨの事について聞きました。
 テルヨは、テルコの双子の妹。テルコとテルヨは仲良しで、小さい頃は毎日この街で日が暮れるまで遊んでいたほど。
    
 時は流れ、街の開発は進んでいった一方で、この空き地だけは残されました。テルコは、いつしか、空き地で仲良く遊んでいる子供達を見ては、昔を懐かしんでいました。
   
   
   
   
 それだけに、子供達がこの空き地でケンカばかりしている現状が気に入ってません。

 その夜、ゆいとらぁらは、にのとみちるに、ひな達とのりお達を仲直りさせるよう、協力を呼びかけました。2人とも、了承します。
 そして、後日、ゆい達は小道具を持って、空き地に向かいました。今日も、ひな達とのりお達は、自分達が空き地を使うんだと譲らず、ケンカになっていました。
 ゆいは、紙芝居で両者を仲直りさせようと試みます。
   
「フン! ノリノリでプリチューブを楽しむこの時代に、紙のお芝居なんて・・・、逆にクール!」
   
 いいんかい! しかも、小学生が「ノリノリでプリチューブを楽しむ」って、何やねん! 現実でも、ネット動画を楽しんだり、スマホを持ったりする小学生が増えつつあると思うと、本当に怖ろしい時代になったと感じる今日この頃です。(笑)


 という事で、紙芝居スタート。
   
「むかーしむかし、ある所に、スポーティなパンと、恥ずかしがり屋さんのメンが住んでいました。」
   
「パン、劇ウマっす! 最強っす!」
   

「め、麺の方が・・・、美味しい・・・、です・・・。」
   
「『月刊プー』によれば、昔、プー大陸では、貴族だけが麺を食す事を許されていたと言います。」
   
「関係ないっす! 大事なのは今っす!」
   
「2人は、どちらが美味しいかでいつもケンカしてばっかり・・・。」
   
「そんなある日、ゆめかわなゴハンがやって来ました。」
   
「パンとメンは、どちらがユメ美味しいか、ゴハンに決めてもらう事にしました。」
   
「この後、ゴハンは・・・、」
「焼きそばパンが好き!」
「・・・って、答えて・・・。」
    

『パンとメンは友達だ!』
『友達だー!』
    
「で、すべて解決!」
   
「好きなのは・・・、好きなのは・・・、や・・・、やっぱ、ご飯!」
   
   
 そうだよな! 私もご飯好きですので、「よくぞ言った!」の一言です!
 「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」? 今の世の中、「ライスがなければご飯を食べればいいじゃない」なんじゃー!(ライスもご飯も同じだっつーの(笑))


「やっぱり、ご飯がナンバー1!」
   

「ご飯が・・・、ナンバー1・・・。」
「その言葉、聞き捨てならないっす!」
    
「あ・・・、今のナシ! ご飯が1番なのは、その・・・、つ、つい本心が出ちゃっただけで・・・。」
   

「本心・・・?」
「ご飯! ケンカ上等っす!」
   

「ちょ、ちょっとみんな! 話が変な方向に行ってるよ!」
   

 そうね。まあ、もっとも、女児向けながらギャグの濃いこのアニメも変だと思うけどな! ついでに、そんなアニメを見て、熱心に感想を書いている私も。(笑)


 ゆい達は険悪な雰囲気になってしまい、作戦失敗。
 ちょうどその時、テルコとシオンがやって来ました。シオンは、ゆい達に、空き地から出ていくよう命令します。


~ Bパート ~
 ゆい達は、きっと仲良くできるよう約束から、立ち入り禁止にはしないでほしいと、シオンに求めます。
 これに対し、シオンはゆい達に、柔道の3本先取勝負を提案しました。ゆい達がこれに勝てば、ゆい達の言い分が認められます。
 シオンと勝負するのは、にの。にのは、カルタ勝負での敗戦や、野球の試合で励まされた事から、シオンと戦いたい気概に満ち溢れています。

 そして、勝負開始。
    
 1本目は・・・、
    
   
 一本背負いで、シオンが先勝。続いて、2本目。
    
「気を抜いたら、一瞬でやられるっす・・・。」
   
 シオンは、その隙を見逃さず・・・、
    
 大外刈りで一本。シオンの連勝で、にのに後がなくなりました。
 応援しているはな達やのりお達は諦めムードに。
「まだまだ勝負はこれからっす・・・。ひなちゃんやのりお君達のためにも・・・、負けられないっす・・・。」
    

「お姉ちゃん・・・。」
「ボクらのために・・・。」
   
「ひなちゃん、のりお君。今は、ケンカなんてユメしてる時じゃないよ。」
「一緒に応援しよう!」
    
    
 そして、皆で仲良く、にのを応援しました。
   
「な、何すか・・・? ケンカはやめたっすか?」
   
「まさか・・・、シオン先輩は、始めからこうなる事を予想して、にのを仲直りさせようと・・・。」

「知らん。」
    
「い、いや。本当は追い出す気なんかなくて、わざと逆転負けして、この場を解決して、『さらば!』とか・・・。」
   

「負けん! 私は、勝負という勝負に必ず勝つ! つべこべ言わずに、集中しろ!」
    
「そうっすね・・・。すべてにおいて手抜きをしないのが、シオン先輩。勝負は勝負って事っすね!」
   


 そして、3本目が始まりました。
「集中っす! 勝つには、意表を突いた捨て身の攻撃しかないっす!」
    
 その後、両者が組み合い、シオンが先に仕掛けてきました。
   
 ですが、にのは、この時を狙っていました。巴投げでシオンを投げ飛ばします。
    
 これで決着と思われましたが・・・、
    
    
「イゴよく、剛も柔も制す。その技は読んでいた!」
    
   


 という事で、シオンの3連勝で、決着がつきました。それでも、にのは、全力を出し切ったと満足しています。
   
 そんなにのに、シオンは、手を差し伸べました。
「虹色にの。良い草に育ったな。」
    

 にのは負けましたが、はな達とのりお達は、自分達のために頑張ってくれたと、仲良くにのに感謝します。テルコも、もう空き地から追い出す事はないと満足しました。
 そして、にのとシオンのアイドルタイムが最大まで溜まりました。
「にの。次は、ペアライブで真剣勝負。お前の全力をぶつけてこい!」
「はいっす! 劇アツのバチバチでいくっす!」
    
    


 そして、にのとシオンのペアライブが始まります。
 コーデは、にのは「スゥイングドットイエローコーデ」、シオンは「スゥイングドットグリーンコーデ」。
    
 曲は「快打洗心♡カッキンBUDDY」。
    
    
    
    
    
    
    
    
    
 メイキングドラマは「ずっトモミラクルハイタッチ」。
    
    
    
   
    
   
    
    
    
    
   

 ネットを通じてライブを見ていたゆい達も、興奮していました。
 そして、はな達とのりお達はせんべいを分け合いました。まるで、トモチケ交換のように。
    
「テルヨ・・・。アタシらもああして、せんべいを分け合ったものだったねえ・・・。」
    
 天国にいるテルヨもきっと喜んでいると、ゆい達は言いましたが、テルコは、早く帰ってこないものか、と言います。
 それは、どういう事なのか? すぐに、その理由が分かりました。
「天国に一番近い島、パワイ帰りのテルヨだよー!」
   
 テルコの言っていた「天国」とは、パワイの事でした。

 その頃、ドロシーとレオナは、シオン捜索中。
 ドロシーは、シオンがなかなか見つからない事に、ドレッシングパフェ解散だと叫びます。まあ、本心ではないようですが。
 
 少しして、はな達とのりお達は一緒に歌うほど仲良くなりました。
   
 にのとシオンは、トモチケ交換。
   
 しかし、すぐに、シオンは、唯一無二のアイドルになるための修行に出ると、にの達の元から離れました。
「いつか、その背中に追いつき、追い越してみせるっす! それが、にのの夢っす!」
    
「にの、夢見つけたっす!」
    


 今回は、これで終了です。


次回:「ユメユメ! タイムスリップ
 見たい夢の内容を絵に描いて、それを枕の下に入れて寝ると、その夢を見る事ができる、というおまじないを、ゆいとらぁらは信じ、寝る前に絵を描きました。夢を見る事が大好きなゆいは、何枚もの絵を枕の下に入れ、眠りにつきます。
 気が付くと、自分の夢の中にいたゆいは、夢の旅の中で不思議な体験をします。それは一体、何なのか?


    次回予告直後の提供画像


【まとめ】
 ある空き地で、小さい女の子達と男の子達のケンカが絶えませんでしたが、にのとシオンの柔道対決やペアライブを通じて、皆仲良くなりました。

 さて、今回のポイントは「アイドルが与える勇気、希望、夢」でしょうか。そう思わせるシーンは、前作を通じても、幾度となくありましたが、今話ほど多く感じた事はなかったと思います。
 それに「アイドルが」としていますが、スポーツ選手などにも同じような事は言えるでしょう。要は、何かに向けて必死に頑張る人達が、周りに様々なプラス要素を与えていると考えていいでしょうね。

 そう感じた最初のシーンは、オープニング前で、シオンが、一番にこだわるアイドルに勝とうと気を引き締めたところ。(「一番にこだわるアイドル」が誰なのかは、公式ホームページを見れば分かりますが、本編では未出ですので、あえて伏せています)
 アイドルの世界で頂点を目指す事がきっかけでプリパラ入りしたシオンにとって、一番を自慢するアイドルが出てくれば、そのアイドルを倒したいと闘争心が湧くでしょう。それを「目標」ととるか「夢」ととるかは、人それぞれでしょうけど、シオンにやる気は与えていますよね。
 それにしても、誰も踏み込まなそうな地で一番を自慢したり、大食い大会にも出たりなど、そのアイドルって結構ヒマなんでしょうか。「いっちばーん」というのは、ニート的な意味だったりして。(笑)

 次に、アイドルがもたらすプラス要素を感じたのは、空き地でゆいのマネをしていたひな。
 ひなは、ゆいのライブを見た事で、ゆいのように、外見が可愛くなって、可愛い衣装を着て、ステージに立ちたいと思ったでしょう。憧れの人がいたら、ついマネをしたくなるのは、小さい子供達にはよくある事ですよね。

 その次は、ひな達やのりお達のために柔道勝負に勝とうとするにのを見て、ひな達やのりお達が仲直りして、一緒に応援したところ。
 ひな達はプリパラが好きなのに対し、のりお達はダンプリが好きと、価値観は違いますが、共通の楽しみの場がなくなれば、それは悲しいもの。
 だけど、誰かが、何とかすると立ち上がれば、その者を応援したくなるものですし、それを機に仲良くなれるものです。共通要素があると良好関係になれますし、自分にはない相手の価値観を素晴らしいものと認める。それが、人間の良いところだと思いますね。

 そして、ラストは、にのがシオンを追い越そうと夢見たところ。
 とはいえ、これまで、にのは、シオンを憧れの人と感じており、シオンに勝ちたいと思ってはいました。ですが、「夢」とまでは感じておらず、「思い」程度のものでしかなかったでしょう。
 それが、柔道対決による再戦、そして、ペアライブを経て、シオンを追い越す事を「夢」に引き上げたのでしょうね。特に、ペアライブが大きな影響を与えていたと思います。
 今までは、遠くからシオンのライブを鑑賞して、シオンのアイドル力のすごさを感じていましたが、今話では共演した事で、より深くシオンの偉大さを感じたでしょう。憧れの人のすごさを近くで見て感じる事で、よりすごさを感じるのは、よくある話ですよね。
 そして、シオンに追いつきたい気持ちが高まり、追い越す事を「夢」とまで感じるようになったのだと思いますね。

 今後も、プリパラアイドル達は、多くのキャラに、そして、私達視聴者に沢山の勇気、希望、夢を与えてくれる事でしょう。
 そんなアイドル達の頑張りに応えて、私も、アイドル達から受けた感動を最後まで綴っていけるよう、頑張りたいと思います。
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2 コメント

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競い合い高め合えたら (aya)
2017-09-17 20:35:39
こんにちはー。

素晴らしい話でしたねぇ…。憧れが憧れを生み、高みが高みを生む、「夢」が感じられる回。
「いっちばーん」への伏線、プリパラの広がり、そして何よりにのちゃんの夢が見つかる展開に痺れました。
にしても、炭水化物だらけのパジャマパーティーは嫌だなあ(汗)。らぁらもピザを主張していいのよ。

前回おっしゃられた通りミラクルハイタッチ来ましたね!しかもまさかの新曲だとは…。ゲームのデュオライブで貰えるコーデ、単なる色&ブランド違いだと思っていたのでアニメ実装でビックリです。ブランニュー・ハピネスとはまた違う、ポップかつ熱い感じが良いですねぇ。身長差&馬跳びもグッドです。
この調子だとあろま&みちるもありえますかね?タイム4弾のペアライブコーデにも注目です。

次回はファララ絡みですね…。ガァララも喋りそうで楽しみです。
天気の不安定なこの頃ですが、何卒良い秋をお過ごしください。
それではー。
Re:競い合い高め合えたら (Msk-Mtn)
2017-09-18 08:39:39
 ayaさん、どうもです!
 今回もコメント、ありがとうございます!


 前話の次回予告直後の提供画像に「ペアライブで真剣勝負!!」とあったくらいですので、にの&シオンのペアライブと新曲登場は、容易に予想できたでしょう。
 ただ、ラストを考えると、この2人のペアライブは、今話だけになりそうですかね。シオンに勝つ事を「夢」とした以上、シオンに勝つまでは仲良く共演なんてしなさそうですし。今回のライブ曲は、ゲームには出ないかも?
 とはいえ、メイキングドラマの良い宣伝にはなっていたと思いますね。ライブ前のハイタッチが良い流れを作っていたと感じています。

 あろま&みちるのペアライブは、今の感じだと、実現しないんじゃないかと。
 みちるは、あろまのおかげでプリパラデビューしたものの、プリパラ内でのみちるは孤高なキャラ。誰かとライブするのは、性に合わないかも。
 それに、前作2期の「でび&えん☆Reversible- Ring」人気を考えれば、あろまをみかん以外のキャラとペアライブさせるのは、難がありそうな気がしますね。

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