(時代の栞)「おれがあいつであいつがおれで」 1980年刊・山中恒 男女入れ替わりの先駆
■「らしさ」への反発、読者に託す
小学6年生の斉藤一夫(かずお)は、転校生の斉藤一美(かずみ)とぶつかった拍子に、互いの体が入れ替わってしまう。
〈とんでもないことになった。おれのだいじな、チンポコが、なくなってしまったのだ〉
山中恒(ひさし)さん(91)の『おれがあいつであいつがおれで』…
■「らしさ」への反発、読者に託す
小学6年生の斉藤一夫(かずお)は、転校生の斉藤一美(かずみ)とぶつかった拍子に、互いの体が入れ替わってしまう。
〈とんでもないことになった。おれのだいじな、チンポコが、なくなってしまったのだ〉
山中恒(ひさし)さん(91)の『おれがあいつであいつがおれで』…