渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

フライ 〜埼玉県北部〜

2022年10月18日 | open



高校1年の時である。
一人でバイクに乗って北に走って
みた。埼玉県にあるさきたま古墳
群てやつを見学してみるか、と。
当てずっぽうの地図の無い旅。
日帰りだ。
埼玉県の北部まで来た時に、小腹
が空いたので街道筋にあった食堂
に入った。
壁のメニューに「フライ」とある。
「何フライですか?エビ?」と
お店の人に尋ねた。
「は?フライはフライだよ」と
言われた。
意味不明、皆目見当がつかない。
これも経験と頼んでみたら、ぺっ
たんこのお好み焼きを焼き締めた
みたいな謎の物体が出て来た。
埼玉北部では、この練り物の焼き
を「フライ」と呼ぶのだそうだ。
おいら、おったまげた。
薄いお好み焼きの具の無いやつ。
具らしいのはオンリー刻みネギ
のし。ちびっとだけ。
味は悪くは無いが極めて素朴。
まあ、何てのか、卵かけご飯の
卵抜き、みたいな感じ。

地方地方でいろいろな地元の食べ
物がある。
旅は面白い。

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