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宅建の独学におすすめのテキスト・参考書2022【比較ランキング!】

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宅建士(宅地建物取引士)のテキスト
宅建の独学におすすめのテキスト・参考書【人気テキスト比較ランキング!】

更新日:2022年10月15日

宅建のおすすめテキスト・参考書

 宅建に『独学』で挑戦する場合に一番悩むのが、テキスト・参考書などの教材とその使い方だと思います。

 そこで、私が宅建試験に独学で合格した際に実際に使用したテキストを含め、宅建の独学におすすめのテキスト・参考書を徹底的に比較し、ランキング形式でご紹介します!

 さらに、知識の総整理のための要点整理テキストや、入門用のマンガ版テキスト、短期合格を目指す薄型テキスト、スマホで読めるKindle版テキストについても後半で簡単にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

2023年度版テキストの発売日

2023年度版テキストは、下記のとおり、10月~12月にかけて発売されます。

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明(宅建士)

市役所に22年間勤めた元公務員。宅建、行政書士、司法書士、土地家屋調査士などの資格試験に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
2022年 司法書士開業!Twitter

執筆者 大西雅明のプロフィール写真(宅建士、行政書士、マンション管理士、土地家屋調査士などの合格証書)
執筆者紹介

宅建のテキスト・参考書の選び方

 まずはじめに、宅建のテキスト・参考書の選び方からご紹介していきます。

テキスト選びは噛み砕いた解説とメリハリがポイント!

 宅建試験の合格を独学で目指す場合、テキスト選びとても重要です。

 宅建の勉強は、まず基本テキストを使って知識のインプット学習を行うところから始めます。

 宅建のテキストとしては、いわゆる基本テキスト(基本書)と呼ばれるもののほか、要点整理テキストマンガ版テキストというものも存在します。

  • 基本テキスト・・・宅建試験の学習をするうえで、最も基本となるテキスト(知識のベースとなるテキスト)
    学習を始めた段階から試験直前まで常に使用するもので、当ページで主にご紹介しているのが、この基本テキストです。
  • 要点整理テキスト(暗記本・まとめ本)・・・重要事項や要点のみを抜き出して集約したテキスト
    上記の基本テキストは、重要事項・要点を解説する文章が大部分を占めていますが、それをカットしたのが要点整理テキストです。これを使えば、知識の総整理ができます。
    ⇒ 当ページ内「宅建の要点整理テキスト(暗記本・まとめ本)で知識の総整理!」でご紹介します。
  • マンガ版テキスト・・・基礎的な知識や全体像を大まかに把握できるようマンガで解説された入門書
    本格的な学習に入る前の導入として読むもので、もう何年も勉強なんてしたことがない、法律の学習が初めて、といった場合に役立ちます。
    ⇒ 当ページ内「宅建入門用のマンガ版テキスト」でご紹介します。

 宅建試験の勉強を始める場合は、これらのテキストの中で、原則として「基本テキスト」から選びます。

 ただし、宅建試験は非常に人気があり受験者数も増加し続けているマンモス資格ですので、様々なテキストが乱立している状況です。このため、どのテキストを選べばよいか、なかなか決めるのが難しいかと思います。

ポイント①:噛み砕いた解説

 宅建のテキストを選ぶうえで最も大切なことは、初心者がイチから理解できるよう、噛み砕いた解説がなされているかどうか、という点です。

ポイント②:メリハリ

 ただし、ズラズラダラダラと解説が書かれていても、最後まで読む前に挫折してしまいますし、たとえ最後まで読めたとしても、何を理解して、何を暗記すればよいのかわからず、結局何も残らないということになってしまいますので、しっかりとメリハリをつけて記述されていることも大切です。

 このメリハリというのは、暗記事項と解説との区別のほか、図表で整理したり、イラストを使ったりするなどの工夫も含みます。

 ということで、当ページでは、この2点に重点を置いて、おススメのテキストをご紹介していきたいと思います。

宅建のテキストを選ぶポイント!
  • 噛み砕いた解説がなされているか
  • メリハリをつけて記述されているか(暗記事項・解説、図表、イラスト)

【関連記事】

問題集はテキストと揃えた分野別過去問題集を!

 基本テキストを使ってインプット学習をした後は、問題集を使ってアウトプット学習を行うことにより、知識を定着させていきます。

 宅建の問題集には、「分野別過去問題集」、「一問一答問題集」、「年度別過去問題集」、「予想問題集」など、いくつかの種類があります。

  • 分野別過去問題集・・・過去問を科目別・分野別に整理して収録した4肢択一式の問題集
  • 一問一答問題集・・・過去問は4肢択一式ですが、この4つの選択肢をバラバラにして、科目・分野別に収録した一問一答式の問題集
  • 年度別過去問題集・・・例えば過去10年間の過去問を、そのままの並びで年度ごとに収録した4肢択一式の問題集
  • 予想問題集・・・過去の出題を分析し、その年の本試験に出題される問題を予想して収録した本試験形式(4肢択一式・50問)の問題集

 これらの問題集の中で、必須の問題集となるのは、「分野別過去問題集」です。各シリーズとも、分野別過去問題集は必ず出版されていますが、年度別や一問一答などは付加的な問題集になりますので、出版されていないシリーズも結構あります。

 それぞれの問題集の使い分けやおすすめ問題集については、宅建のおすすめ過去問・問題集のページでご紹介していますが、原則は、テキストと同シリーズの分野別過去問題集を選ぶことをおススメします。

 というのは、問題集には、テキストの参照ページが明記されているものがほとんどですので、問題集を解きながら、その解説を読んだだけではよくわからない場合や周辺知識を確認したいような場合に、素早くテキストの参照ページに戻って確認できるからです。

 当ページでは、各テキストに対応した問題集についても掲載していますので(詳細は別ページにリンクを張っています)、そちらを参考にしてください。

宅建の独学におすすめのテキスト・参考書

 それでは、宅建の独学におすすめのテキスト・参考書について、ご紹介していきたいと思います。

 私自身は、宅建試験の勉強には、宅建学院宅建塾シリーズのみを使用しました。

 私が宅建試験に合格したのは10年以上前のことですが、それ以来、当サイトで一番のおすすめテキストとして「らくらく宅建塾」をご紹介していますし、知人から相談を受けたときも、「らくらく宅建塾」をおすすめしてきました。

 しかし最近は、この「らくらく宅建塾」もロングセラーとはいえ、人気が低迷してきているのも事実です。

 このため、最近の人気テキストも全て購入し、中身を読んで改めて比較検証してみた結果、やはり「らくらく宅建塾」がナンバーワンであることを再確認しました。

 そして、その他のテキストについては、以下のとおりランク付けをさせていただきましたので、ランキング形式でご紹介していきたいと思います。

おすすめテキスト No.1
らくらく宅建塾(宅建学院)オススメNo.1!

 宅建のテキストは、1993年の初版からロングセラーを続け、”受験生(独学者)のバイブル”と呼ばれるようになった宅建学院の「らくらく宅建塾」が1冊あれば十分です!

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建テキスト らくらく宅建塾(2022年版)

著者: 宅建学院
出版社: 宅建学院
発売日: 2021/12/10
ページ数: 532ページ

価格:
3,300円

 私は、宅建試験の勉強を始めるまでは、法律に触れたことなど一度もありませんでしたが、このらくらく宅建塾のテキストは、完全な初心者向けに丁寧にわかりやすく解説されていて、法律が初めての方でも無理なく理解できるようになっています。

 本文は、講義形式の文章で非常に読みやすく(いわゆる教科書的な読みにくいものではなくて、話し言葉で講義を受けているような感覚で読み進めることができます。)、どのような考え方をすれば覚えやすいかということまで独特の解説で、徹底的に噛み砕いて説明してくれています。

 重要事項や暗記事項、理解すべきポイント、まとめの図表などのメリハリがしっかりついているため、それを意識しながらスムーズに学習を進めることができますし、さらに、イラストや図表も豊富に使用されていますので、本当におすすめです!

 また、どうしても丸暗記せざるを得ない事項については、「ゴロ合わせ」や「替え歌」で覚えられるように工夫がなされるなど、まさに至れり尽くせりのテキストです!

 このテキストの冒頭に「苦労して受かりたい方には、おすすめできません。ラクに受かりたい方だけどうぞ」との記載があるとおり、他のテキストと比較して、最も苦労なく合格レベルの知識を身に付けることができるテキストに仕上がっていると思います。

 法律を真面目に学ぼうとしている人からすると、こんなテキストは邪道だという批判もあるかもしれませんが、このテキストが合格への一番の近道だと思います。

 私は、宅建試験に合格した後、行政書士、土地家屋調査士、マンション管理士、司法書士などの資格試験にも合格しましたが、この「らくらく宅建塾」のテキストで覚えた知識は、他の資格試験を受験する際にもずっと記憶に残っており、とても役に立っています。

 なお、印刷は、最近流行りのフルカラーではなく、赤系の2色刷りですが、2色刷りでもしっかりとメリハリをつけて記述されているため、まったく問題は感じません。

ポイント!

らくらく宅建塾(宅建学院)

  • 受験生のバイブルと呼ばれる(1993年からロングセラー)
  • 講義形式で、徹底的にかみ砕いた独特の解説
  • 重要事項などのメリハリが利いた記述
  • イラストや図表が豊富
  • 丸暗記するしかないポイントはゴロ合わせや替え歌で覚えるなど至れり尽くせり
  • 2色刷り(赤系)
  • 一番のおススメ!

「らくらく宅建塾」シリーズのテキスト・参考書

 テキスト「らくらく宅建塾」に対応した参考書などは、以下のとおり7種類がラインナップされています。

 基本的には、テキスト以外には分野別過去問題集があれば大丈夫ですので、あとは必要に応じて購入すればよいかと思います。詳細は、下記のリンク先でご紹介していますので、そちらをご参照ください。

らくらく宅建塾」シリーズのラインナップ
区分 書籍名
基本テキスト らくらく宅建塾
マンガ版テキスト マンガ宅建塾
要点整理テキスト まる覚え宅建塾
分野別過去問題集 過去問宅建塾
一問一答問題集 〇×宅建塾
オリジナル問題集 ズバ予想宅建塾 分野別編必修問題集
予想問題集(模試) ズバ予想宅建塾 直前模試編
 「らくらく宅建塾」シリーズのテキスト、問題集6冊の写真
「らくらく宅建塾」シリーズのテキスト、問題集を徹底解説!【独学者のバイブル!】

おすすめテキスト No.2
宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト(LEC)オススメNo.2!

 次にご紹介するテキストは、LECの「宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建テキスト 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト(2023年版)新刊!

著者: 友次 正浩 (著), 東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部 (著, 編集)
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2022/10/12
ページ数: 696ページ
サイズ: 14.8 x 3 x 21 cm

価格:
3,300円

 このテキストは、印刷はフルカラーでとても見やすく、本体は3分冊にセパレートできるようになっていますので、持ち運びにも便利です。 

 LECは、ライバル会社のTACから多彩なラインナップの宅建テキストが出版されるなか、水をあけられていましたが、満を持して出版されたのが、この「トリセツ」です!

※ 2018年版の初版「きほんの宅建士 テキスト」⇒2020年版から「宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト」に改題

 もちろんLECでも、「出る順 宅建士 合格テキスト」というロングセラーテキストがありますが、最近のフルカラーやイラストを追求した流れには乗らず、「情報量随一」を売りにして出版を続けています。

 逆に、「どこでも宅建士 とらの巻き」は、直前期からの短期決戦に特化したテキストです。

 要するに、いま流行りのフルカラーで、イラスト・図解を多く取り入れ、内容を適度に絞り込んだちょうどいいテキストがなかったわけです。

 そこで出版されたこの「トリセツ」は、最近のテキストの”良いとこ取り”をしたような洗練されたテキストで、TACのベストセラーテキスト「みんなが欲しかった宅建士の教科書」を凌駕するテキストに仕上がっています。

宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト(2023年度版)サンプル画像
出典:Amazon

 上の写真を見ていただければ一目瞭然ですが、イラスト・図解が豊富ですし、フルカラーを駆使して覚えるべきポイントなどメリハリをつけて記載されています。

 TACの「みんなが欲しかった宅建士の教科書」は、板書形式で要点を箇条書きし、小さい文字の注釈で説明を加えるという、人によってはわかりにくいと感じる本文の構成ですが、LECのトリセツは、初学者向けに、わかりやすい文章で、かつ、シンプルに記述されていますので、とても良いテキストだと私は思います!

 フルカラーテキストで選ぶなら、「合格のトリセツ」が一番のおススメです!

 また、要所に過去問を掲載し、知識を確認しながら読み進められるようになっています。

 なお、このテキストのその他特徴は、以下のとおりです。

  • 出題傾向にあわせた重要度ランクを3段階で表示
  • かわいらしいオリジナルの「付箋」が付属
ポイント!

宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト(LEC)

  • フルカラーで、3分冊にセパレート
  • ついにLECから出版された”ちょうどいいテキスト”
  • 主流テキストの”いいとこ取り”をしたような洗練されたテキスト
  • イラスト・図解も豊富で、フルカラーを駆使してメリハリがある
  • わかりやすい文章で、かつ、シンプルな解説
  • とても良いテキスト! フルカラーテキストなら「合格のトリセツ」が一番のおススメ!

「宅建士 合格のトリセツ」シリーズのテキスト・参考書

 「宅建士 合格のトリセツ」シリーズの参考書は、テキストのほか以下のとおり分野別過去問題集と一問一答問題集がラインナップされています。

 詳細は、下記のリンク先でご紹介していますので、そちらをご参照ください。

「宅建士 合格のトリセツ」シリーズのラインナップ
区分 書籍名
基本テキスト 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト
分野別過去問題集 宅建士 合格のトリセツ 基本問題集
一問一答問題集 宅建士 合格のトリセツ 頻出一問一答式過去問題集
 「宅建士 合格のトリセツ」シリーズのテキスト、問題集3冊の写真
「宅建士 合格のトリセツ」シリーズのテキスト、問題集を徹底解説!【LECから満を持して発刊!】

おすすめテキスト No.3
わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト(TAC出版)

 次のテキストは、「わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建テキスト わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト(2022年度)

著者: TAC宅建士講座 (著), 木曽 計行 (その他), 木曽 陽子 (その他)
出版社: TAC出版
発売日: 2021/11/26
ページ数: 706ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2.5 cm

価格:
3,300円
※2023年度版の予約販売開始(11/25発売予定)

 このテキストは、TAC合格のノウハウを惜しみなく投入したテキストとされており、生講義スタイルの「ですます」調の、かみくだいた解説で理解できる(わかる)から、合格できる(うかる)、というコンセプトのテキストになっています。

 まず、見た目の特徴としては、フルカラー(2018年版からフルカラーにリニューアル)4分冊にセパレートできるようになっており、また、赤シートで重要なキーワードを隠して暗記することもできます。

 このテキストは、講義形式の解説で、「みんなが欲しかった!」など、とっつきやすいタイプのテキストとは異なり、しっかりと理由付けや趣旨などを解説してくれますので、正統派のテキストの部類に入ると思います。

 このため、コンセプトどおり、初学者でもきちんと理解しながら学習を進めていくことができると思います。

わかって合格る宅建士 基本テキスト サンプル画像(2021年版)
出典(2021年版):Amazon

 フルカラー化される前は、固めの講義でズラズラダラダラとした記述でしたが、その後レイアウトにも工夫が重ねられ、かなり改善されてメリハリもついてきましたので、TACの3シリーズ(「みんなが欲しかった」、「わかって合格る」、「スッキリ」)の中では、一番におススメできるテキストになったと思います。

 なお、このテキストのその他特徴として、以下のようなものがあります。

  • 過去12年間の出題箇所にアンダーラインを引き、出題年度を併記
  • 本試験で狙われる超重要ポイントと法改正箇所にアイコン表示
  • 本試験で狙われる事例を“ケーススタディ形式”でしっかり解説し、要点は、「試験に出る!POINT整理」として図表で整理
  • 巻末に「厳選過去問プレミアム50」として本試験形式の出題予想模試を掲載
ポイント!

わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト(TAC)

  • フルカラーで、4分冊にセパレート
  • 赤シート対応
  • 生講義スタイルで、理解できる(わかる)から、合格できる(うかる)というコンセプト
  • しっかりとした解説で正統派テキスト。初学者でも理解しながら学習できる
  • レイアウトに工夫が重ねられ、メリハリがついてきた
  • TACの3シリーズで最もおススメ

「わかって合格(うか)る宅建士」シリーズのテキスト・参考書

 「わかって合格(うか)る宅建士」シリーズの参考書は、テキスト・問題集など以下のとおり4種類がラインナップされています。

 基本的には、テキスト以外には分野別過去問題集があれば大丈夫ですので、あとは必要に応じて購入すればよいかと思います。詳細は、下記のリンク先でご紹介していますので、そちらをご参照ください。

「わかって合格(うか)る宅建士」シリーズのラインナップ
区分 書籍名
基本テキスト わかって合格る宅建士 基本テキスト
分野別過去問題集 わかって合格る宅建士 分野別過去問題集
年度別過去問題集 わかって合格る宅建士 過去問12年PLUS
一問一答問題集 わかって合格る宅建士 一問一答セレクト600
 「わかって合格る宅建士」シリーズのテキスト、問題集4冊の写真
「わかって合格る宅建士」シリーズのテキスト、問題集を徹底解説!【理解重視の正統派テキスト!】

おすすめテキスト No.4
出る順宅建士 合格テキスト(LEC)

 次のテキストは、LECの「出る順 宅建士 合格テキスト」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建テキスト 出る順宅建士 合格テキスト 1 権利関係(2022年版)

著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2021/12/14
ページ数: 456ページ
サイズ: 14.8 x 2 x 21 cm

価格:
2,530円
宅建テキスト 出る順宅建士 合格テキスト 2 宅建業法(2022年版)

著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2021/12/20
ページ数: 336ページ
サイズ: 14.8 x 1.4 x 21 cm

価格:
2,090円
宅建テキスト 出る順宅建士 合格テキスト 3 法令上の制限・税・その他(2022年版)

著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2021/12/25
ページ数: 496ページ
サイズ: 14.8 x 2.1 x 21 cm

価格:
3,080円

 上記でご紹介したLECの「合格のトリセツ」とは打って変わって、こちらはあくまでも正統派テキストの立場を貫くロングセラーテキスト(1988年初版)です。

 印刷は赤系の2色刷りで、3冊(①権利関係 ②宅建業法 ③法令上の制限・税・その他)に分けて出版されています。

 このテキストの最大の特徴は、とにかく”情報量随一”を誇るという点にあります。

 条文・判例知識まで完全網羅し、万全の知識を身に付け、どんな問題が出題されても答えられるハイレベルな実力を身に付けられるというのが、このテキストのセールスポイントです。

 このため、3冊合計で約1,200ページという、宅建のテキストとしては最大のページ数になっています。

 他社のテキストは、500~700ページ程度が主流ですので、なんと約2倍のボリュームです!

 とはいえ、情報がぎゅうぎゅうに詰め込まれているわけではなく、文字のフォントは大き目で、ゆったりと余裕を持ったレイアウトになっていますので、他社のテキストよりも読みやすく感じますね。

出る順宅建士 合格テキストサンプル画像
出典:Amazon

 しかし、他のコンパクトなボリュームのテキストでも合格できるわけですから、初心者が1冊目に手に取るテキストではないかもしれません。

 出る順宅建士は、過去問の知識がテキストに載ってなくて困った経験がある方、コンパクトな解説では理解できない方、深掘りして勉強したい方など、情報量を求める受験生のニーズに応えられる唯一のテキストだと思います。

 ですので、テキストの情報量に不満を感じた方や、確実な合格力を身につけたい方におすすめです!

 また、LECの一問一答問題集やウォーク問など、定評のある問題集と完全リンクするテキストという意味でも、価値はあります。

 なお、その他特徴として、以下のような点が挙げられます。

  • 何を学ぶのかが一目瞭然となるよう、各章の冒頭に「学習内容のポイント」を掲載
  • 問われやすい箇所がわかるよう、重要度ランク(A・B・C)を表示するとともに、過去10年間の出題頻度も掲載
  • 関連する重要条文や過去に出題のあった本試験問題を掲載
ポイント!

出る順宅建士 合格テキスト(LEC)

  • 2色刷り(赤系)で、3冊に分けて出版
  • 正統派のロングセラーテキスト
  • 情報量随一で、3冊合計1,200ページ(一般的なテキストの2倍)
  • フォントは大き目で余裕をもったレイアウトのため、読みやすい
  • テキストの情報量に不満を感じた方や、確実な合格力を身につけたい方におすすめ
  • 定評のある肢別過去問やウォーク問と完全リンク

「出る順宅建士」シリーズのテキスト・参考書

 「出る順宅建士」シリーズでは、以下のとおり、5種類のテキスト・問題集がラインナップされています。

「出る順 宅建士」シリーズのラインナップ
区分 書籍名
基本テキスト 出る順宅建士合格テキスト(1)権利関係
出る順宅建士合格テキスト(2)宅建士業法
出る順宅建士合格テキスト(3)法令上の制限・税・その他
分野別過去問題集 出る順宅建士 ウォーク問 過去問題集(1)権利関係
出る順宅建士 ウォーク問 過去問題集(2)宅建士業法
出る順宅建士 ウォーク問 過去問題集(3)法令上の制限・税・その他
一問一答問題集 出る順宅建士 一問一答○×1000肢問題集
模試型過去問 出る順宅建士 過去30年良問厳選問題集
要点整理テキスト 出る順宅建士 逆解き式!最重要ポイント555
予想問題集(模試) 出る順宅建士 当たる!直前予想模試
「出る順宅建士」シリーズのテキスト、問題集4冊の写真
「出る順宅建士」シリーズを徹底レビュー!【圧倒的な情報力!】

おすすめテキスト No.5
ユーキャンの宅建士 きほんの教科書(U-CAN)

 次にご紹介するテキストは、「ユーキャンの宅建士 きほんの教科書」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建テキスト ユーキャンの宅建士 きほんの教科書(2023年版)新刊!

著者: ユーキャン宅建士試験研究会
出版社: U-CAN
発売日: 2022/10/14
ページ数: 744ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 3.5 cm

価格:
3,080円

 このテキストは、2022年度版で完全リニューアルされました。

 最近の流行りに乗って、印刷もフルカラーになり、4分冊にセパレートできるようになりました。

 今回のフルカラー化に伴い、本文も完全に書き換えられていますが、「正統派の教科書」というユーキャンらしさに変わりはありません。

 正統派といっても、「パーフェクト宅建士」ほど堅くはありません。ですます調の講義形式で、図やイラストも豊富でわかりやすく作られています。さすが、各種通信講座の教材を制作するプロフェッショナルのユーキャンですね。

 構成は、各テーマごとに、「Case」で具体事例 ⇒ 本文で丁寧に解説 ⇒ 重要知識を「必須」として整理 ⇒ 一問一答の「〇×チャレンジ」で確認、という流れで構成されています。

 ユーキャンの長年のノウハウがこのテキストに集約されており、初心者にもわかりやすテキストになっていると思います。

 個人的には、「らくらく宅建塾」のように徹底的に噛み砕いて教えてくれるテキストが好みですが、正統派で学習したい方には、ユーキャンのテキストは、なかなか良いテキストだと思います。

ユーキャンの宅建士きほんの教科書 サンプル画像(2022年版)
出典(2022年版):Amazon

 ただし、同系統のテキストとして、TACの「わかって合格(うか)る」がありますので、そちらと比べると、やはりTACの方が、わかりやすさに工夫が満載されていますので、「わかって合格る」には及ばないと感じます。

 なお、このテキストのその他特徴として、以下のようなものがあります。

  • 4分冊目は、効率的に復習できる「でるとこ論点帖100」 
  • 同シリーズの「きほんの問題集」とリンク(問題番号を記載) ←テキストから問題集へのリンクというのは、珍しいですね。
ポイント!

ユーキャンの宅建士 きほんの教科書(U-CAN)

  • フルカラーで、4分冊にセパレート
  • 講義形式で、図やイラストも豊富
  • 丁寧な解説で、正統派の教科書
  • さすが教材制作のプロフェッショナルのユーキャン
  • 初心者にもわかりやすい
  • 正統派で学習したい方には良いテキスト(ただし、TACの「わかって合格(うか)る」には及ばない)

「ユーキャンの宅建士」シリーズのテキスト・参考書

 「ユーキャンの宅建士」シリーズの参考書は、以下のとおり5種類がラインナップされています。

 基本的には、テキスト以外には分野別過去問題集があれば大丈夫ですので、あとは必要に応じて購入すればよいかと思います。詳細は、下記のリンク先でご紹介していますので、そちらをご参照ください。

「ユーキャンの宅建士」シリーズのラインナップ
区分 書籍名
基本テキスト ユーキャンの宅建士 きほんの教科書
分野別過去問題集 ユーキャンの宅建士 きほんの問題集
年度別過去問題集 ユーキャンの宅建士 過去12年問題集
マンガテキスト ユーキャンの宅建士 まんが入門
一問一答問題集 ユーキャンの宅建士 これだけ!一問一答集
 管理人が購入した「ユーキャンの宅建士」シリーズのテキスト、問題集の写真
「ユーキャンの宅建士」シリーズのテキスト、問題集を徹底解説!【教材制作のプロフェッショナル!】

おすすめテキスト No.6
スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト(TAC出版)

 次にご紹介するテキストは、「スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建テキスト スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト(2022年度)

著者: 中村 喜久夫
出版社: TAC出版
発売日: 2021/12/18
ページ数: 828ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2.5 cm

価格:
3,080円
※2023年度版の予約販売開始(11/29発売予定)

 このテキストは、2019年版までは「スッキリわかる宅建士 テキスト+過去問スーパーベスト」として出版されていたものが、一昨年(2020年版)から「スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト」に改題されたものです。

 2019年版までは、「テキスト」と「厳選された過去問100問」とが1冊になったものでしたが、「過去問100問」の部分がバッサリと削除され、好印象なリニューアルでした。

 このテキストは、4分冊にできるようになっており、持ち運びもしやすく工夫されています。印刷は、赤系の2色刷りです。

 テキストとしては、講義形式で読みやすく、説明もしっかりとしてくれています。ネズミやタヌキなどのかわいい動物を使ったイラストや事例も、ほのぼのとした雰囲気を醸し出しています。

スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト(2021年度版)サンプル画像
出典(2021年版):Amazon

 ただ、その動物たちが、ひとりずつカタカナの名前(タヌキチ、イヌマル、ツネキチなど)で解説本文に常に登場してきますので、少し読みにくいというか、面倒くさいというか。。

 しかし、全体として、初学者でも理解して学習を進められる内容になっていますので、とにかく気楽にスイスイと読み進めることができると思います。

 なお、巻頭特集としてフルカラーの「宅建ワールド攻略チャート」というものが収録されています。これにより、イラストとやさしい事例で、宅建試験の全体像をつかみ、合格までの「道すじ」を最初に把握することで、その後の学習をスムーズに進めていくことができるようになっています。

ポイント!

スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト(TAC)

  • 2色刷り(赤系)で、4分冊にセパレート
  • 講義形式で読みやすく、説明もしっかり
  • かわいい動物のイラストや事例が、ほのぼのとした雰囲気を醸し出すが、常に出てくるカタカナの名前が読みにくいというか、面倒くさいというか、、
  • 初学者でも理解して学習を進められる
  • 気楽にスイスイと読み進めることができる

「スッキリわかる宅建士」シリーズのテキスト・参考書

 「スッキリわかる宅建士」シリーズは、基本テキストのほか、分野別過去問題集と学習経験者向けテキストがラインナップされています。

 詳細は、下記のリンク先でご紹介していますので、そちらをご参照ください。

「スッキリわかる宅建士」シリーズのラインナップ
区分 書籍名
基本テキスト スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト
分野別過去問題集 スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集
学習経験者向けテキスト スッキリうかる宅建士 30日完成 超最速ナビ
 「スッキリ宅建士」シリーズのテキスト、問題集3冊の写真
「スッキリわかる宅建士」シリーズのテキスト、問題集を徹底解説!【スイスイ読める!】

おすすめテキスト No.7
みんなが欲しかった! 宅建士の教科書(TAC出版)

 次にご紹介するテキストは、TACの「みんなが欲しかった! 宅建士の教科書」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建テキスト みんなが欲しかった! 宅建士の教科書(2022年度)

著者: 滝澤 ななみ
出版社: TAC出版
発売日: 2021/10/20
ページ数: 652ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2.5 cm

価格:
3,300円
※2023年度版の予約販売開始(10/18発売予定)

 これは、最近一番人気のテキストとしてよく紹介されているテキストで、3分冊に取り外しが可能なテキストになっています。

 このテキストは、フルカラーイラストや図解も多く見やすくてとっつきやすいのかもしれませんが、私が読んでみた印象としては、教科書的なテキストに書いてある内容をそのままカラフルな体裁に置き直しただけのもの、又は、結論だけを整理して並べたもの、のように感じました。

 このため、説明が少なく、それぞれの理由や意味などの内容を深く理解できないため、理解した上での記憶というのが難しいように思います。

 このテキストのコンセプトとして、「読んでわかる」よりも、「見てわかる」を目指しているとのことですので、要するに、要点整理テキストに近いということになります。覚えるべき要点を並べて、そこに注釈で説明を入れていく構成になっているため、何もわからない初学者が一から勉強をしていくには、厳しいかと思います。

みんなが欲しかった宅建士の教科書(2021年度版)サンプル画像
出典:Amazon

 なお、このテキストのその他特徴として、付属の赤シートで重要なキーワードを隠して暗記できるようになっているほか、以下のようなものがあります。

  • 「巻頭企画」として、理解しにくい「用途地域」と「補助的地域地区」について、イメージしやすいよう写真を掲載
  • 理解度を確認できるよう、随所に「例題」として、一問一答式の過去問を掲載。そしてこの「例題」については、スマホで確認可能
  • 「ひとこと」として、本文を理解するためのヒントや用語の意味、応用知識など補足情報を掲載
  • 書籍の中で迷わないよう、例題と本文の行き来や、学習済みの項目や後で詳しく学習する項目などをアイコンでマーク
ポイント!

みんなが欲しかった! 宅建士の教科書(TAC出版)

  • 最近の一番人気のテキスト
  • フルカラーで、3分冊にセパレート
  • 赤シート対応
  • イラストや図解が豊富で、見やすくて取っつきやすい
  • 読むのではなく「見てわかる」を目指したテキスト
  • 説明が少なく、理由や意味など深く理解できない?
  • 初学者には厳しいのではないか?

「みんなが欲しかった!宅建士」シリーズのテキスト・参考書

 「みんなが欲しかった!宅建士」シリーズは、以下のとおり5種類がラインナップされています。

 基本的には、テキスト以外には分野別過去問題集があれば大丈夫ですので、あとは必要に応じて購入すればよいかと思います。詳細は、下記のリンク先でご紹介していますので、そちらをご参照ください。

「みんなが欲しかった!宅建士」シリーズのラインナップ
区分 書籍名
基本テキスト みんなが欲しかった!宅建士の教科書
分野別過去問題集 みんなが欲しかった!宅建士の問題集 本試験論点別
年度別過去問題集 みんなが欲しかった!宅建士の12年過去問題集
入門テキスト みんなが欲しかった!宅建士合格へのはじめの一歩
予想問題集(模試) みんなが欲しかった!宅建士の直前予想問題集
 管理人が購入した「みんなが欲しかった!宅建士」シリーズのテキスト、問題集5冊の写真
「みんなが欲しかった!宅建士」シリーズのテキスト、問題集を徹底解説!【見てわかるテキスト!】

おすすめテキスト No.8
パーフェクト宅建士 基本書(住宅新報出版)

 そして次のテキストは、「パーフェクト宅建士 基本書」です。印刷は、赤系の2色刷りになっています。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建テキスト パーフェクト宅建士基本書(2022年版)

著者: 住宅新報出版
出版社: 住宅新報出版
発売日: 2021/12/17
ページ数: 659ページ

価格:
3,080円

 このテキストは、宅建学習書として、全宅連(全国宅地建物取引業協会連合会)の推薦を受けているほか、通信講座 スタケンやL・A<エル・エー>(←市販のテキストを使ってプロの講義を提供する資格学校)のテキストにも選定されています。

 その選定理由は、講師オリジナルのような教材は使用せず、内容に偏りが出ない普遍的な教材を使いたいという狙いから選定されていますので、このパーフェクト宅建は、まさに宅建試験の定番の教科書といえるテキストだと思います。

 また、らくらく宅建塾(1993年初版)と同じくらいの時期から出版されているロングセラーのテキストでもあり(1991年初版)、「である調」のいわゆる教科書的なテキストでしたが、一昨年(2020年版)のフルリニューアルで、「ですます」調の講義形式になったため読みやすくなりましたね。

パーフェクト宅建の基本書(2022年版)サンプル画像
出典:Amazon

 このリニューアルでは、「網羅性・正確性」というコンセプトは維持しつつ、読みやすさを最重視したリニューアルとのことでしたが、やはり、まだまだ堅い印象は残っています。

 ただし、随所に「基本」、「暗記」、「理解」などの囲み記事で、まとめの表を掲載したり、補足知識は「メモ」、「プラスアルファ」でまとめるなどメリハリがついたため、これまでのズラズラとした解説よりは改善されたと思います。

 とはいえ、イラストや図は、他のテキストに比べるとかなり少ないですね。

 ということで、講義形式のテキストにフルリニューアルされたとはいえ、やはりパーフェクト宅建は、正確な記述がなされた正統派の「教科書」です。

 全宅連からの推薦や、スタケン・エルエーのテキストとして選定されるなど、真剣に学習したい方には最適なテキストだと思いますが、「教科書」を根気よく読める人向けのテキストであることに変わりはないと思います。

 なお、このテキストのその他特徴として、以下のようなものが挙げられます。

  • 各テーマごとの重要度を、直近5年間の出題実績や学習対策法とともに掲載
  • 各テーマごとにスムーズに学習に入れるよう、ウォームアップとしてコラム(ワンポイント解説)を掲載
  • 巻頭に、本試験で狙われやすい内容を「用語」単位で凝縮した「宅建用語ナビ」を掲載
ポイント!

パーフェクト宅建の基本書(住宅新報出版)

  • 2色刷り(赤系)
  • 全宅連の推薦を受けているほか、通信講座スタケンやエル・エーのテキストに選定されるなど、定番の教科書(1991年からロングセラー)
  • フルリニューアルで、メリハリもついてきたが、やはり「教科書」を根気よく読める人向き

「パーフェクト宅建士」シリーズのテキスト・参考書

 「パーフェクト宅建士」シリーズの参考書は、以下のとおり7種類がラインナップされています。

 基本的には、テキスト以外には分野別過去問題集があれば大丈夫ですので、あとは必要に応じて購入すればよいかと思います。詳細は、下記のリンク先でご紹介していますので、そちらをご参照ください。

「パーフェクト宅建士」シリーズのラインナップ
区分 書籍名
基本テキスト パーフェクト宅建士 基本書
分野別過去問題集 パーフェクト宅建士 分野別過去問題集
年度別過去問題集 パーフェクト宅建士 過去問12年間
一問一答問題集 パーフェクト宅建士 一問一答Pocket
要点整理テキスト パーフェクト宅建士 宅建合格塾 完全要点マスター
予想問題集(模試) パーフェクト宅建士 直前予想模試
 パーフェクト宅建士シリーズのテキスト・問題集の写真
「パーフェクト宅建士」シリーズのテキスト・問題集を徹底レビュー!【信頼のロングセラーテキスト!】

宅建の人気テキスト比較ランキングまとめ

 このように、様々なテキストを読み比べてみると、やはり「らくらく宅建塾」は、他のテキストとは明らかに一線を画していて、非常にわかりやすいテキストだと改めて感じます。

 「らくらく宅建塾」は、内容にメリハリが効いていて、覚えるポイントや理解すべきポイントがはっきりと認識できることや、かみ砕いた説明方法が独特で、とても覚えやすく理解もしやすくなっているということが、よくわかります。

 ちなみに、「らくらく宅建塾」では、最近の難化した試験問題には対応できないという話を聞くことがありますが、この点については、どんなテキストであっても、過去問のすべてが解けるような内容が記載されているわけではなく、テキストに載っていないところは過去問を解くなかで補充していくというスタイルになるわけですから、気にするようなことではないと思います。

 難しい問題に応用を利かせて対応するには、基本となる事項をしっかりと理解することが重要ですので、やはり、かみ砕いて説明してくれているわかりやすいテキストを選ぶことが大切だと思います。

<フルカラーテキストで学習したい方へ>

 とっつきやすいフルカラーテキストで言えば、LECの「宅建士 合格のトリセツ」が、図解・イラストを中心としながらもシンプルでわかりやすい解説となっていますので、フルカラーテキストを探している方には、「宅建士 合格のトリセツ」をおススメします。

<正統派のテキストで学習したい方へ>

 正統派のテキストで学習したい方には、わかりやすさの工夫が満載されたTACの「わかって合格(うか)る宅建士」を、おススメします。

宅建テキストのポイント比較表

 宅建の人気テキスト比較ランキングのまとめとして、特徴などを一覧表で整理しておきますので、比較検討する際の参考にしていただければと思います。

※画像は、Amazonへリンクしています。
宅建テキストのポイント比較表
宅建テキスト/著者/出版社/ページ数/価格 特徴、管理人の評価
No.1 
らくらく宅建塾(2022年版)

宅建テキスト

宅建学院/宅建学院/532ページ/ 3,300円

No.2 新刊!
宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト(2023年版)

宅建テキスト

友次 正浩,東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部/ 東京リーガルマインド/ 696ページ/3,300円

No.3 
わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト(2022度)

宅建テキスト

TAC宅建士講座/TAC出版/706ページ/3,300円

No.4 
出る順宅建士 合格テキスト(2022年版)

宅建テキスト

東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部/東京リーガルマインド/ ①456ページ/2,530円/②336ページ/2,090円/③496ページ/3,080円

  • 2色刷り(赤系)
  • 3冊に分けて出版
  • 正統派のロングセラーテキスト
  • 情報量随一で、3冊合計1,200ページ(一般的なテキストの2倍)
  • フォントは大き目で余裕をもったレイアウトのため、読みやすい
  • テキストの情報量に不満を感じた方や、確実な合格力を身につけたい方におすすめ
  • 定評のある肢別過去問やウォーク問と完全リンク
  • 「出る順宅建士」シリーズのテキスト、問題集を徹底解説!【圧倒的な情報力!】
No.5 新刊!
ユーキャンの宅建士 きほんの教科書(2023年版)

宅建テキスト

ユーキャン宅建士試験研究会/ U-CAN/744ページ/3,080円

No.6 
スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト
(2022年度)

宅建テキスト

中村 喜久夫/TAC出版/828ページ/3,080円

No.7 
みんなが欲しかった! 宅建士の教科書(2022年度)

宅建テキスト

滝澤 ななみ/TAC出版/652ページ/ 3,300円

No.8 
パーフェクト宅建士 基本書
(2022年版)

宅建テキスト

住宅新報出版/住宅新報出版/ 659ページ/3,080円

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宅建のテキスト・参考書の使い方

 それでは次に、これら宅建のテキスト・参考書の使い方についてご紹介したいと思います。

 まず、テキスト一通り読みます。この際は、とにかくわからないことがあっても気にせずに、ドンドン読み進めることがポイントです。細かいところは気にせず、大雑把にイメージを把握するつもりで読み進めるのがいいと思います。細かいところを気にしすぎると前に進めなくなり、挫折してしまうおそれがありますので。。

 このようにして、テキストを一通り読み終わったら、次は問題演習に入るわけですが、ここですぐに問題集をやろうとしても、テキストの最初の方に書いてあったことなんて、テキストを読み終わった頃にはスッカリ忘れてしまっていると思いますので、すぐに問題集を解いても挫折感を味わうだけになりかねません。

 このため、私は、再度、テキストを章ごとに読み直してから、その項目に対応する問題集(過去問)を解いていく、という方法をおススメします(おすすめの問題集については、「宅建の独学におすすめの問題集」のページでご紹介しています)。

 この際、問題集の解説だけではわからない部分については、テキストの該当部分を読み直しながら学習を進めます。

 問題を解くことによって、テキストを読むだけでは理解できなかった部分も理解できるようになってきますし、テキストには問題を解くために直接必要のない記述も含まれていますので、とにかくテキストを読む際は、余計なところで引っ掛からないように注意してください。

 このようにして問題集を一通り解き終わった後は、次は、問題集だけを再度解いていくという流れで進めます。

 ただし、試験範囲が広いため、問題集だけをイチから解いていると最後まで解き終わる頃には最初の内容を忘れてしまうということになりかねません。

 このため、私の場合は、1日の勉強時間の中で、問題を解く時間とテキストを読む時間とを分けて、双方を平行して繰り返しました。

 この際は、問題集とテキストとは、できるだけ異なる範囲(離れた範囲)をするようにしました。例えば、学習範囲が1章から10章まであるとしたら、問題集の1章を解く日は、テキストの6章を読み、問題集の2章を解く日は、テキストの7章を読むという具合です。

 こうすることによって、覚えた知識を忘れにくくなります。これを3周ぐらい回したと思います。

 それと、最後の1ヶ月ぐらいは、テキストに掲載されていたゴロ合わせや重要事項をまとめた表などのコピーをとって、通勤途中に見るようにしていました。

 なお、宅建の独学勉強法については、宅建は独学で合格できる!【勉強法と勉強時間を解説!】のページで詳しくご紹介していますので、そちらもご参照ください。

宅建の要点整理テキスト(暗記本・まとめ本)で知識の総整理!

 ここまでは、宅建士のテキストの中で、教科書とでも言うべき「基本テキスト」についてご紹介してきましたが、次は、その基本テキストを使って一通り学習を終えた方が、直前期に知識を総整理するために使用する「要点整理テキスト」についてご紹介したいと思います。

 要点整理テキストというのは、「暗記本」や「まとめ本」といった呼び方をする場合もあります。

 私自身は、このような要点整理テキストを使用するような時間的余裕もなかったため使用しませんでしたが、勉強期間に余裕がある方は、このようなテキストを使って知識を整理すれば、万全の態勢で本試験を迎えることができるかと思います。

 逆に、勉強時間が十分に確保できないまま本試験に突入しなければならなくなった場合に、基本テキストを読み直す時間も、過去問を解きなおす時間もない、、、と途方に暮れたときに、このような要点整理テキストで一気に総復習を済ませるという方法もあります。(私自身、他の資格試験で陥ったパターンですが、案外うまくいきました。)

 また、例えば1年目の受験で残念ながら合格できず、2年目に再チャレンジするような場合に、基本テキストをまた一から読み直すのではなく、このような要点整理テキストを使って学習を再スタートするという方法も効率的だと思います。

 さらに、机に向かって学習する時間とは別に、このようなコンパクトな要点整理テキストを持ち運んで、外出先や通勤時間などスキマ時間を利用した暗記用の学習に活用するという方法もあります。(要点整理テキストは、厚みも薄く、本のサイズ自体もハンディサイズの四六判(概ねB6版)のものが多いです。)

要点整理テキストの使い方
  • 直前期に知識を総整理して万全の態勢で本試験を迎えるために
  • 復習時間が確保できない場合に一気に総復習を済ませるために
  • 2年目の再チャレンジの基本テキストとして
  • 外出先や通勤時間などスキマ時間での暗記用

 なお、こういった要点整理テキストは、基本的には理由や趣旨などの解説は省略してコンパクトに結論を整理したものとなりますので、詳しい解説を確認したい場合は基本テキストに立ち返って確認する必要があります。

 このため、基本的には、要点整理テキストを購入する場合は、同シリーズで揃えるようにした方がよいと思います。

 ということで、各社から出版されている要点整理テキストについて、実際に購入して読み比べてみましたので、順にご紹介していきたいと思います。

要点整理テキスト No.1
まる覚え 宅建塾(宅建学院)

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建 要点整理テキスト まる覚え宅建塾(2022年版)

著者: 宅建学院
出版社: 宅建学院
発売日: 2021/12/23
ページ数: 347ページ
サイズ: 四六判

価格:
1,870円

 まずは、おすすめNo.1の基本テキスト「らくらく宅建塾」(宅建学院)と同シリーズの要点整理テキスト「まる覚え 宅建塾」です。

 このテキストは、「らくらく宅建塾」から、宅建試験に合格するために必要不可欠な基礎知識や重要ポイントのみをピックアップして、コンパクトにまとめた要点整理テキストです。コンパクトな四六判サイズ(ほぼB6サイズ)になっていますので、通勤・通学にも最適です。

 中でも特に重要なポイントは赤ゴシックになっており、付属の赤シートを使って目隠しできるようになっています。

 また、らくらく宅建塾と同様、覚えにくいけれど丸暗記が必要な内容は、「楽勝ゴロ合わせ」を活用して覚えられるようになっており、「らくらく宅建塾」と同様、至れり尽くせりの要点整理テキストです!

要点整理テキスト No.2
出る順宅建士 逆解き式!最重要ポイント555(LEC)

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建 要点整理テキスト 出る順宅建士 逆解き式! 最重要ポイント555(2022年版)

著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2022/4/28
ページ数: 285ページ
サイズ: 12.8 x 1.5 x 18.2 cm

価格:
2,090円

 次は、基本テキスト「出る順宅建士 合格テキスト」(LEC)と同シリーズの要点整理テキスト「出る順宅建士 逆解き式!最重要ポイント555」です。

 このテキストは、試験に合格するための根本・基礎知識を確実に覚えるために、膨大な学習範囲の中から555の重要ポイントに絞り込んだもので、一通りの学習を終えた方が、重要知識の確認や直前期の総まとめをするのに最適なテキストになっています。

 また、テキストのサイズもB6ですので、コンパクトで持ち運びに便利ですね。

 このテキストの最大の特徴は、そのページ構成です。

 一般的な要点整理テキストとは異なり、この最重要ポイント555は、各重要知識を2~3行で掲げ、その次に、一問一答式で過去問が2~3問ずつ掲載されるという構成になっています。

 ただ単に暗記するのはなかなか大変ですが、一問一答を解くことで、効率的に記憶することができるはずです。

 また、555の重要ポイントの中のキーワードは赤字になっていますので、付属の暗記シートで目隠しして暗記することもできます。

 さらに、この要点整理テキストの特典として、音声ダウンロードサービスが付属していますので、555の重要ポイントを読み上げた音声データを携帯音楽プレイヤーにダウンロードし、通勤通学などのスキマ時間に音声で復習することもできます。

 なお、各ポイントには、合格テキストの該当箇所も掲載してありますので、ポイントだけではよくわからない場合は、合格テキストを素早く参照することもできます。

 このように、要点整理テキストとしては、かなりの工夫がなされており、完成度が高く、よくできていると思います。

 他資格のテキストにおいても、LECの要点整理テキストはいずれも完成度の高いものが出版されていますので、さすがLEC!と感心しますね。

 正直なところ、一番のおすすめの「らくらく宅建塾」の要点整理テキスト「まる覚え宅建塾」は、らくらく宅建塾から重要ポイントを抜き出しただけのもので、基本テキストとは別に敢えて購入するメリットはそう大きくありませんが、こちらの重要ポイント555は、基本テキストとは全く異なる構成になっていますので、別途購入するメリットは大きいように感じます。

要点整理テキスト No.3
パーフェクト宅建士 宅建合格塾 完全要点マスター(住宅新報出版)

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建要点整理テキスト パーフェクト宅建士 宅建合格塾 完全要点マスター(2022年版)

著者: 株式会社TMN教育総研 山口智一
出版社: 住宅新報出版
発売日: 2022/3/11
ページ数: 444ページ
サイズ: 14.8 x 2 x 21 cm

価格:
2,420円

 次は、基本テキスト「パーフェクト宅建士 基本書」(住宅新報出版)と同シリーズの要点整理テキスト「パーフェクト宅建士 完全合格塾 完全要点マスター」です。

 このテキストは、過去12年間で出題された問題と、それ以前に繰り返し出題されている問題を徹底分析し、出題される問題をテーマごとに集約した内容で、合格するために必要不可欠な知識を短時間で総整理できるようになっています。

 ページの構成は、見開きで1テーマになっており、左ページで文章による解説、右ページで図表を使った整理がなされるという構成です。

 印刷は赤系の2色刷りですが、赤シートは付属していません。

 このテキストを読んだ印象としては、左側ページ文字ぎっしり感がなんとも言えないですね、、文字の大きさと行間とのバランスがどうも悪そうです。。

 テキストのサイズは、要点整理テキストとしては珍しく、基本テキストと同じA5サイズです。(つまり、他社の要点整理テキストよりも大きい)

 なお、「パーフェクト宅建士 基本書」の参照ページは明記されておらず、掲載順序も揃っていませんので、基本書からは独立した要点整理テキストと言えそうです。(書籍タイトルに「宅建合格塾」と付けられていますね。)

※ 2019年版までは基本書の参照ページが載っていましたが、2020年版から削除されています。

 テキストとのリンクなし、赤シートなし、サイズも大きい、ということで、要点整理としては、あまりおススメではありませんね。

宅建入門用のマンガ版テキスト

 宅建のテキストとしては、本格的な学習に入る前に読むことが想定された、入門書的な位置づけの「マンガ版テキスト」も出版されています。

 通常、「基本テキスト」と呼ばれるものは、完全な初学者がイチから学習を始められるように作成されているため、敢えて入門書としてマンガを読む必要は、ないわけですが、それでも、もう何年も勉強なんてしたことがないという方や、法律の学習なんてしたことがないという方など、「基本テキスト」を読むことに拒絶反応を示してしまう方もいらっしゃるかと思います。

 この宅建マンガ版テキストでは、宅建士の業務のイメージを掴みつつ、宅建試験の基礎知識や全体像をバクっと理解できるように工夫されているため、宅建試験の難しい用語にも自然と馴染みながら楽しくサクサクと読み進めていけるようになっています。

 そこで、このような宅建のマンガテキストについてピックアップし、それぞれのポイントを簡単にご紹介しますので、詳しくは、宅建の入門におすすめのマンガ版テキストのページをご参照ください。

マンガ版テキスト No.1
これだけ!まんが宅建士(日建学院)

 まず始めにご紹介するのは、日建学院の「これだけ まんが宅建士」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建マンガ版テキスト これだけ! まんが宅建士(2023年度版)新刊!

著者: 日建学院 (監修), 小沢カオル (イラスト)
出版社: 建築資料研究社
発売日: 2022/10/11
ページ数: 364ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 1.9 cm

価格:
2,420円
ポイント!

これだけ!まんが宅建士

  • 赤系の2色刷り
  • 1テーマにつき6ページの構成
  • 全体を通したストーリー性あり
  • 全てがマンガの中で解説される
  • コミカルなタッチで、マンガとして楽しめる
  • 絵のタッチも綺麗で、宅建マンガとして一番のおススメ!

マンガ版テキスト No.2
うかる!マンガ宅建士入門(日本経済新聞出版社)

 次にご紹介するのは、日本経済新聞出版社の「うかる!マンガ宅建士入門」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建マンガ版テキスト うかる!マンガ宅建士入門(2023年度版)新刊!

著者: 斎藤隆亨
出版社: 日経BP 日本経済新聞出版
発売日: 2022/10/13
ページ数: 256ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 1.4 cm

価格:
2,420円
ポイント!

うかる!マンガ宅建士入門

  • 赤系の2色刷り。冒頭の導入部分はフルカラー
  • 1テーマにつき6ページの構成
  • 4ページのマンガの後に、2ページの解説文章(整理・補足)
  • 全体を通したストーリー性あり
  • マンガとして楽しめて、絵のタッチもキレイ
  • 解説文章が入るため、おススメは2番手

マンガ版テキスト No.3
ユーキャンの宅建士 まんが入門(U-CAN)

 次にご紹介するのは、ユーキャンの宅建士シリーズのラインナップのひとつ「ユーキャンの宅建士 まんが入門」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建マンガ版テキスト ユーキャンの宅建士 まんが入門(2023年版)新刊!

著者: ユーキャン宅建士試験研究会
出版社: U-CAN
発売日: 2022/10/14
ページ数: 272ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 1.8 cm

価格:
2,420円
ポイント!

ユーキャンの宅建士 まんが入門

  • 赤系の2色刷り。巻頭の導入部分のみフルカラー
  • 1テーマにつき1ページの4コマ漫画
  • 1ページの左半分がマンガ、右半分が解説文章
  • 全体を通したストーリー性あり
  • 「マンガのセリフで解説→続きを解説文章で解説」の流れがスムーズ

マンガ版テキスト No.4
マンガ宅建士 はじめの一歩(住宅新報出版)

 次にご紹介するのは、住宅新報出版の「マンガ宅建士 はじめの一歩」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建マンガ版テキスト マンガ宅建士はじめの一歩(2022年版)

著者: 久保 望 (著), 井上 のぼる (イラスト)
出版社: 住宅新報出版
発売日: 2021/10/20
ページ数: 401ページ

価格:
2,750円
※2023年版の予約販売開始(10/24発売予定)
ポイント!

マンガ宅建士 はじめの一歩

  • 白黒印刷
  • 1テーマにつき6ページの構成
  • 5ページがマンガ、最後の1ページが解説文章
  • 全体を通したストーリー性なし
  • 日常の1コマを題材にした1テーマごとのオムニバス形式
  • マンガのタッチが古い

マンガ版テキスト No.5
マンガ宅建塾(宅建学院)

 次にご紹介するのは、一番のおすすめテキスト「らくらく宅建塾」の姉妹書「マンガ宅建塾」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建マンガ版テキスト マンガ宅建塾(2022年版)

著者: 宅建学院
出版社: 宅建学院
発売日: 2021/11/11
ページ数: 258ページ

価格:
2,640円
※2023年版の予約販売開始(11/4発売予定)
ポイント!

マンガ宅建塾

  • 赤系の2色刷り。巻頭ページのみフルカラー
  • 1テーマにつき1ページの4コマ漫画
  • 1ページの左半分がマンガ、右半分が解説文章
  • 全体の半分近くが解説文章のため、読むのが若干しんどい
  • 全体のストーリー性はあまりない
  • マンガ部分だけではよくわからない。解説文章でやっと内容が理解できる

 以上、宅建の入門におすすめのマンガ版テキストについて簡単にご紹介してきました。

 詳しくは、「宅建の入門におすすめのマンガ版テキスト」のページでご紹介していますので、興味のある方は、そちらをご覧ください。

宅建の短期合格を目指す薄型テキスト

 独学で宅建試験の勉強をするには、上記の比較ランキングでご紹介している標準的な「基本テキスト」を使ってインプット学習をすることが基本であり、スタンダードな勉強方法です。

 しかし、宅建試験までもう時間がない、、仕事が忙しくて勉強時間がとれない、、といった方が、それでもなんとかして今年の宅建試験に合格したい!という場合、一般的な500~700ページほどある分厚い基本テキストを使って勉強しようとしても、間に合わないおそれがあります。

 このような場合、テキストによる知識のインプットは必要最小限で済ませ、問題集を解きながら知識を補っていくという勉強方法が存在します。

 このような勉強方法は一般的ではありませんが、勉強法のひとつとして昔から存在しており、これがハマれば時間がないときの救世主のような効率的な勉強法になります。

 このように宅建試験まで時間がないときの頼みの綱、短期合格用の薄型テキストをピックアップしてご紹介したいと思います。

 なお、このページでは、各テキストのポイントのみを記載しますので、詳しくは、「宅建試験まで時間がない人のための短期合格テキスト3選」のページをご参照ください。

薄型テキスト その1
どこでも宅建士とらの巻(LEC)

 宅建の短期合格を目指す薄型テキストとして、まず始めにご紹介するのは、LECの「どこでも宅建士とらの巻」シリーズです。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建 薄型テキスト どこでも宅建士 とらの巻(2022年版)

著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2022/5/23
ページ数: 533ページ
サイズ: 14.8 x 2.5 x 21 cm

価格:
2,420円
宅建 問題集 出る順宅建士 一問一答○×1000肢問題集【アプリ付き】(2022年版)

著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2022/1/21
ページ数: 421ページ
サイズ: 10.2 x 2 x 17 cm

価格:
2,090円
ポイント!

どこでも宅建士 とらの巻

  • 最速合格のため「合格に必要な事だけ」を「効率よく」学ぶ短期決戦型テキスト
  • 合格知識のエッセンスを「とらの巻」に凝縮
  • ページ数は、一般テキストより少し少ないだけだが、無駄がなく凝縮された500ページ
  • 問題演習は、一問一答でサクサク効率的に解くことで、さらに時短効果が得られる。
  • 今回ご紹介する短期合格テキストの中で、一番のおすすめ!

薄型テキスト その2
ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書(KADOKAWA)

 次にご紹介するテキストは、「ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建薄型テキスト ゼロからスタート! 水野健の宅建士1冊目の教科書(2023年度版)新刊!

著者: 水野 健 (著), LEC東京リーガルマインド (監修)
出版社: KADOKAWA
発売日: 2022/10/14
ページ数: 232ページ
サイズ: 14.8 x 1.4 x 21 cm

価格:
1,650円
ポイント!

ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書

  • 初学者向けにやさしく丁寧にイチから教えてくれるテキスト
  • ただし、合格に必要な知識はかなり省略されており、基本的な知識のみに絞ってある。
  • 問題集を解きながら、多くの部分を補う必要が出てくる。
  • しかし、それができればかなりの短期合格が目指せる。
  • 問題集は、別シリーズから購入する必要がある。

薄型テキスト その3
スッキリうかる宅建士(TAC)

 次は、「スッキリわかる宅建士」シリーズの「スッキリうかる宅建士 30日完成 超最速ナビ」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建薄型テキスト スッキリうかる宅建士 30日完成 超最速ナビ(2022年度)

著者: 中村喜久夫
出版社: TAC出版
発売日: 2022/3/24
ページ数: 424ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2.5 cm

価格:
1,980円
宅建問題集 スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集(2022年度)

著者: 中村 喜久夫
出版社: TAC出版
発売日: 2022/1/27
ページ数: 796ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2.5 cm

価格:
2,860円
ポイント!

スッキリうかる宅建士

  • ある程度の法律を学んだことがある方なら、サクサク進めていくことができる。
  • 逆に、まったく初学者の場合は、理解できなくても勢いで読み進める必要が出てくる。
  • 問題集はボリュームたっぷりのため、別シリーズから購入する必要がある。

 以上、宅建の短期合格を目指す薄型テキストについて、ポイントのみご紹介しました。興味のある方は、「宅建試験まで時間がない人のための短期合格テキスト3選」のページをご参照ください。

宅建のおすすめKindle(キンドル)版テキスト

 宅建試験に独学で合格を目指す場合、製本された市販のテキストと問題集を購入し、机に広げて勉強する、というのが一般的な勉強方法かと思います。

 しかし、最近では、スマホを使って読むことができるテキストや、アプリ版の過去問題集なども出回るようになってきました。

 そこで、スマホを使って勉強できるKindle版テキストについて、ピックアップしてご紹介したいと思います。

 なお、ここでは、各テキストのポイントのみを記載しますので、詳しくは、「宅建のおすすめKindle版テキスト【スマホで独学!】」のページをご参照ください。

Kindle版テキスト その1
宅建士合格講座テキスト

 まずは、Kindle Unlimitedという読み放題コンテンツの中からのおススメです。

 Kindle Unlimitedで、宅建試験の全範囲を解説するテキストとして提供されているのが、「宅建士合格講座テキスト」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
Kindle版テキスト 宅建士合格講座テキスト 1 権利関係(2022年合格目標)

著者: gokaku.tv
形式: Kindle版
発売日: 2021/10/25

価格:
1,250円(Kindle Unlimited会員は無料
Kindle版テキスト 宅建士合格講座テキスト 2 宅建業法(2022年合格目標)

著者: gokaku.tv
形式: Kindle版
発売日: 2022/2/23

価格:
1,250円(Kindle Unlimited会員は無料
Kindle版テキスト 宅建士合格講座テキスト 3 法令上の制限、税その他(2022年合格目標)

著者: gokaku.tv
形式: Kindle版
発売日: 2021/10/25

価格:
1,250円(Kindle Unlimited会員は無料
ポイント!

宅建士合格講座テキスト

  • 「である調」で教科書的な記述
  • 図解などは適宜入っている
  • 文章は黒と赤の2色刷りで、デザイン的には、ひと昔前のテキスト
  • 読み放題コンテンツでは、市販テキストのようなデザインを期待してはいけない
  • 宅建の合格に必要な知識を一通り提供してくれる

Kindle版テキスト その2
宅建士 合格のトリセツ

  次は、Kindle Unlimitedの対象となっていないテキスト、つまり、1冊ずつ購入する必要があるKindle版テキストのご紹介です。

 まずは、LECの「宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト」です。このテキストは、上記の標準的なテキストとして、おすすめNo.2でご紹介しているテキストのKindle版になります。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
Kindle版テキスト 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト(2022年版)

著者: 友次正浩 (著), 東京リーガルマインド LEC総合研究所 (著)
形式: Kindle版
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2021/10/25

価格:
3,135円
※2023年版の予約販売開始(10/12発売予定)
ポイント!

宅建士 合格のトリセツ

  • 綺麗なフルカラー
  • 図表・イラストも豊富
  • フルカラーを駆使して覚えるべきポイントなどがしっかりとメリハリをつけて記載
  • 要所に過去問を掲載
  • 初学者向けにわかりやすい文章で、かつ、シンプルに記述
  • Kindle版テキストとしては、ナンバーワン!

Kindle版テキスト その3
合格しようぜ!宅建士 基本テキスト

 次にご紹介するのは、宅建ダイナマイト合格スクール代表の大澤茂雄先生が執筆しているテキスト「合格しようぜ!宅建士 基本テキスト」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
Kindle版テキスト 合格しようぜ!宅建士 基本テキスト(2022年版)

著者: 宅建ダイナマイト合格スクール
出版社: インプレス
発売日: 2021/10/18
形式: Kindle版

価格:
2,926円
ポイント!

合格しようぜ!宅建士 基本テキスト

  • 著者は「世界一おもしろい ぶっちぎり講師」
  • 黒・赤の2色刷り
  • 難しい法律用語は日常的な言葉に置き換えて、わかりやすく記述
  • 「対話形式」という個性的な記述で、おもしろおかしく会話しながら解説
  • 35時間の音声講義も付属
  • 「対話形式」は、好みが分かれるのではないか

Kindle版テキスト その4
出る順宅建士 合格テキスト

 次にご紹介するテキストは、LECの「出る順 宅建士 合格テキスト」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
Kindle版テキスト 出る順宅建士 合格テキスト 1 権利関係(2022年版)

著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所
形式: Kindle版
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2021/12/20

価格:
2,400円
Kindle版テキスト 出る順宅建士 合格テキスト 2 宅建業法(2022年版)

著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所
形式: Kindle版
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2021/12/30

価格:
1,986円
Kindle版テキスト 出る順宅建士 合格テキスト 3 法令上の制限・税・その他(2022年版)

著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所
形式: Kindle版
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2021/12/30

価格:
2,926円
ポイント!

出る順宅建士 合格テキスト

  • 黒・赤の2色刷り
  • 3冊に分けて出版
  • 情報量随一を誇る宅建テキスト(3分冊合計で約1,200ページ)
  • フォントは大き目で余裕を持ったレイアウト
  • これほどまでの分量を読み込む必要はないのでは。

 以上、宅建のスマホで学習できるKindle版テキストについて、ポイントのみご紹介しました。「宅建のおすすめKindle版テキスト【スマホで独学!】」のページで詳しくご紹介していますので、興味のある方は、そちらをご参照ください。

宅建試験用の六法(基本的におすすめしません)

 私は、宅建試験用の六法については購入しませんでした。らくらく宅建塾のテキストがあれば、条文を意識することなく合格に必要な知識を身につけることができるからです。

 ただし、宅建士受験後に、行政書士などの他の法律系の資格試験へステップアップすることを念頭に置いている場合については、六法も購入し、条文から理解しておくことをおすすめします(民法のみ)

 「民法」は他の資格試験の試験科目に含まれることが多い科目ですが、「らくらく宅建塾」のテキストでは、宅建試験に必要な知識に限定して内容が整理されているため、これを条文を見ずに学習を済ませてしまうと、他の資格試験の学習をする際に、条文知識を確認し直す必要が生じてきます。

 このため、どうせなら、ひと手間かけて最初から条文も確認しておいた方が得策かと思います。

 もし購入する場合は、住宅新報社の「最新宅建六法」がおすすめでしたが、平成28年版を最後に絶版となってしまいました。

 やはり、宅建試験対策では六法は必要ないというのが世間一般の常識のようです。それでも六法が欲しいという場合は、宅建試験の範囲のうち宅建業法の収録がありませんが、安価な(2,000円程度の)「ポケット六法(有斐閣)←Amazonへ」か「デイリー六法(三省堂)←Amazonへ」あたりがよいのではないかと思います。

 なお、「らくらく宅建塾」では、条文を意識せずに学習が可能ですが、参照すべき条文は、しっかりと明記されていますので、らくらく宅建塾に「第〇条」という記載を見つけた際に、その条文を六法で探して、なるほど、民法の条文上は、こういう表現で記載されているんだなぁと、参考に見ておく程度で構わないと思います。

 ちなみに、他の法律系資格へのステップアップを考えている場合でも、民法以外の法律については、条文の確認の必要はないかと思います。

宅建試験に通信講座で絶対合格!イメージ写真

独学が不安な方は通信講座の受講もご検討ください。おすすめ宅建講座はこちら
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