『ベヨネッタ』シリーズで英語版の主人公を担当した声優が報酬を理由に降板したことを告白
10月28日に発売が予定されているNintendo Switch向けアクションゲーム『ベヨネッタ3』。
『ベヨネッタ』『ベヨネッタ2』とシリーズを通して主人公ベヨネッタ(英語版)を担当した声優のヘレナ・テイラーさんが、『ベヨネッタ3』では報酬を理由に降板したことをTwitterで明らかにしました。
https://twitter.com/hellenataylor/status/1581289084718227456
https://twitter.com/hellenataylor/status/1581289973210574859
https://twitter.com/hellenataylor/status/1581290543619112960
テイラーさんによれば、『ベヨネッタ』シリーズは累計で「4億5000万ドル(約669億円)を売り上げた(マーチャンダイズは除く)」とのことですが、『ベヨネッタ3』で彼女に提示された報酬は(アメリカドルで)「4000ドル(約60万円)」だったということです。
4000ドルという金額を「侮辱的な金額」とも主張しています。
続けて『ベヨネッタ3』をボイコットする代わりにゲーム代金を慈善団体に寄付するよう訴えています。今回のTwitterで声明を発表したのは「才能に対する適正報酬を受け取っていない世界中の人たちと共に立ち上がるため」だとしています。
この件が英語圏のメディアで広く報じられたこともあってか、テイラーさんのツイートには次のようなコメントが世界中から寄せられています。
・『ベヨネッタ3』の定価(59.99ドル)から計算すると4000ドルって『ベヨネッタ3』66本分相当だぜ
・ひどい業界だな
・大ヒットゲームの声優としての出演料が4000ドルはないよな
・『ベヨネッタ3』を買うか買わないかは(開発元の)プラチナゲームズの対応次第
・とりあえず急いで買う理由はなくなった
・たった今事前予約をキャンセルしたよ
・テイラーさんを支持しています
・声優の報酬って相場はどれくらいなのかな
・大作ゲームの主役を担当する声優に4000ドルとか安すぎるよね
・それでも『ベヨネッタ3』は買っちゃうな
・才能の過小評価ってことだよね
・みんな彼女には同情するけど結局ゲームは買っちゃうんだろ
・プラチナゲームズと任天堂のどっちが悪いんだ?
・4000ドルはひどいと思うけどボイコットするほどの問題かな
https://twitter.com/PG_kamiya/status/1581316361657102337
一方、テイラーさんのツイートに対するものなのかは不明ですが、『ベヨネッタ3』開発元のプラチナゲームズ神谷英樹さんが上記の「不誠実な態度が悲しくて嘆かわしい。今言えることはそれだけ」という英語ツイートを投稿後、次のようなコメントが世界中から多数寄せられています。
https://twitter.com/JonathanKruyer/status/1581817842537635840
「声優に対する報酬を考えたほうがいいかもね。そしたら返信が沢山くることもないよ」
https://twitter.com/AboutNintendo/status/1581814181296476160
「もう一度アカウントを削除する必要があるかもしれません。または、声優に支払います」
https://twitter.com/Rockman_Ruby/status/1581360029105782784
「大きな子どもみたいな真似はやめて声優に真っ当な対価を払いなよ」
テイラーさんの一方的な声明だけでなく、『ベヨネッタ3』の開発元と発売元であるプラチナゲームズ及び任天堂の公式声明も待たれるところです。
※画像:Twitterより引用
https://twitter.com/hellenataylor/status/1581289084718227456
※ソース:
https://variety.com/2022/digital/news/bayonetta-3-voice-actress-4000-dollars-boycott-1235404736/
(執筆者: 6PAC)
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記者: 6PAC
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