MBS(毎日放送)

会場レッスンの感染症対策について

2022年度の開催に関して、
大阪城ホールの合唱団出演に向けて、レッスンを実施します。

2022年度の開催に関して、大阪城ホールの合唱団入場の実施に向けて、レッスンを実施します。
昨年までの配信レッスンに加えて今年は3年ぶりに大阪・東京に限定して、これまで通りにホールなどを使用したリアルレッスンを行おうと思います。
そこで、感染拡大防止のため、サントリー1万人の第九事務局として今年レッスンで使用する全会場でスモークテストを行い、それぞれの会場ごとに安全な状態で合唱できる人数及び席の配列を割り出しました。

新型コロナウイルス感染拡大の状況、ワクチン接種の浸透などの社会的状況を鑑み、どのような形での実施がベストなのかを医学博士とともに逐一協議、判断、調整し進めていくため、変更の可能性があります。ご了承ください。

2022年度実施
各レッスン会場での
スモークテストについて

サントリー1万人の第九では、感染症の専門医と医学博士の計2名を「1万人の第九感染対策アドバイザー」として招聘し、各会場でのレッスン開催に向けて逐一アドバイスを受け、準備を進めて参りました。
以下、皆様にご入場いただく各レッスン会場の安全性の検証結果の概要についてご報告いたします。

実施場所
各レッスン会場(大阪・東京)
実施日時
2022年3月31日~4月20日
立ち合い
吉田友昭(医学博士、ICD)
使用機材
ANTARI Z-800II
スモークマシーン1台
試験方法
ステージと観客席のポイントごとにスモークを焚き、各会場内の給排気の場所、強さ、それに伴う会場内の気流の確認を行いました。

合唱スタイル

1万人の第九では、各会場内の気流把握と、この合唱スタイルをセットにすることで初めて安全な合唱が可能となります。
合唱者はまず、首掛けファンを首にかけて作動させ、顔のまわりに上方への気流を生じさせます。(そのためにはファンの向きを、地面と水平にする必要があります)
口元にはクリアマスクを装着して頂きます。そうすることにより合唱者の口からはき出された呼気のうち、エアロゾルと呼ばれる微小飛沫は上方へ、大きな飛沫はクリアマスクで受けとめることができ、前後左右の別の合唱者の呼気が自分の口に入ることを防ぎます。
こうして感染、クラスターの発生を防ぎます。

合唱者の頭上に飛ばされたエアロゾルは、隣人に降りる前に、速やかに会場外に排気されなければなりません。
そのためには、合唱者の頭上に上方の気流(下方でない気流)を確保することが必須で、その気流を確認するテストを行いました。

ステージ及び座席での気流確認

ステージ及び座席の各ポイントでスモークテストを実施しました。
事前に各会場の図面から給排気を確認し、順次、気流を生むポイントを探しつつ会場(ステージ及び座席)を細かく見てまわりました。
合唱者を想定したスタッフに首掛けファンを装着し、頭の上からスモークを焚きました。
スモークマシンの煙(エアロゾルを想定)が、上昇し消えていくのか、滞留し浮遊するのかを目視で確認、調査しました。

なお、スモークマシンの煙は大量ではないので、温度はすぐに室温と等しくなると考えられるため、煙自体の温度差による上昇要素は排除できると考えました。

スモークテストの結果について

後日、吉田先生と浮村先生、事務局スタッフとで議論を重ね、また全日本合唱連盟の感染対策ガイドラインを基準に安全な席の配置を割り出しました。
なお、今後、社会的な感染症の拡大状況によっては、各会場の入場者人数や配置の変更、また、予定しているレッスンの日程を変更せざるを得ない場合もございますので、悪しからずご了承ください。

『1万人の第九感染対策アドバイザー』
吉田友昭(医学博士、ICD)

レッスンご参加について、
安心・安全を目指してのお願い

各会場レッスン参加は任意です。
12月4日(日)開催予定のコンサートの入場の基準にはなりません。
体調不良の方は参加をご遠慮ください。

当事務局の取組み

  • スタッフの体調管理・マスク着用の徹底
  • 接客スタッフには飛沫感染防止シールドの設置、マスク・フェイスシールド・手袋の着用
  • 館内空調および換気の徹底
  • 手指消毒、館内各所(扉・手すり・エレベーターのボタン等)の除菌清掃の徹底
  • エレベーターは、車椅子・お身体の不自由な方を優先

会場レッスンに参加される方々へ

  • 以下の方は入場、参加をご遠慮いただきます。
    • 直前2週間以内に発熱や感冒症状で受診や服薬等された方
    • 咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、味覚・嗅覚障害、目の痛みや結膜の充血、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐等による体調不良を訴えられた方
    • 新型コロナウイルス感染症陽性とされた方と濃厚接触があった方
    • 直前2週間以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域への訪問歴及び当該在住者との濃厚接触があった方
  • 上述の症状があり来場を控えていただく場合、事務局までのご連絡は不要です。なお感染症拡大状況に鑑み、密集回避策として随時変更する場合がございます。悪しからずご了承ください。
  • 会場レッスンが中止となる場合や、開場時刻・休憩時間等の変更が生じた際には、公式HP、Twitter等でお知らせします。

レッスン当日のお願い

  • 入場口で検温いたします。37.5 度以上の方は入場、参加をご遠慮いただきます。
  • 合唱時以外は常に不織布マスクを着用していただきます。マスクを着用していない方は、ご入場いただけません。
  • 初回入場時に「大阪府新型コロナ追跡システム」にご登録をお願いいたします。
  • 会場レッスンが感染経路となった疑いが生じた場合には、来場者の氏名および連絡先を保健所等の公的機関へ提供いたします。予めご了承ください。
  • 座席の間隔を空けて配席しています。座席の移動は固くお断りいたします。
  • 十分な換気を施すため、客席内の室温が適温にならない場合があります。寒暖に配慮した備えを各自でご用意ください。
  • クロークは利用できませんので、手荷物は少なめにしてご来場ください。
  • 会場内で体調の異変を感じた場合は、レッスン中でも遠慮なくお近くのスタッフにお声がけください。
  • 咳エチケット、マスク着用、こまめな手洗い・手指消毒の徹底をお願いいたします。
  • 参加者同士の接触や大声での会話や声援は、お控えください。
  • 分散しての入退場にご協力をお願いいたします。