高知ユナイテッドSCのホーム戦を前に、選手の素顔を紹介するWe are ユナイテッドです。チームには先月、Jリーグ昇格のための必須条件である「J3クラブライセンス」が交付されました。高知初のJクラブ誕生への期待が高まる中、チームに最も長く在籍する横竹翔(よこたけ・つばさ)選手にシーズン終盤への意気込みなどを聞きました。

正確な長短のパスを駆使した試合作りと、体の強さを生かした献身的なディフェンス。背番号10、横竹翔選手です。在籍8年目、選手たちの中で最も長くチームに在籍しています。

高知ユナイテッドSC 背番号10 横竹翔選手


(高知ユナイテッドSC 横竹翔選手)
「今までの選手たち高知ユナイテッドSCの歴史を一番知っているので、選手たちの意見、思いを自分が一番クラブに伝えられる立場であると思うのでそういう役目がある」

高知ユナイテッドSC 横竹翔選手


2019年にはキャプテンとして高知ユナイテッドSCを地域リーグからJFL昇格に導きました。今でもほとんどの試合にスターティングメンバーとして出場し、チームの大黒柱として活躍しています。

2019年にはキャプテンとして高知ユナイテッドSCを地域リーグからJFL昇格に導く

(横竹選手)

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「高知に温かい人がたくさんいるのがすごく好きで、高知に残って、高知でJリーグのクラブを作りたい」

高知でJリーグのクラブをつくりたい


広島出身の横竹選手ですが、今では高知市出身の妻・咲季さんとの間に生まれた長男・桜羽くん、長女と次女の心季ちゃん、季乃ちゃん、3人の子どもの父親です。練習がオフの日には家族と一緒に過ごす時間を大切にしています。

オフの日には家族と一緒に過ごす時間を大切に


(横竹選手)
Q.家族と過ごす時間について
「癒やしの時間。肉体的には一緒に遊ぶのがきついときもありますけど、精神的に癒やされて、また次頑張るぞっていう意欲がわく」

家族と過ごす時間は精神的に癒やされて、また次頑張るぞっていう意欲がわく

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ピッチではどんなときも冷静で頼れる存在の横竹選手。しかし、家では意外な一面もあるようで・・・

(妻・咲季さん)
「涙もろくて。私の前では結構泣きます。JFL昇格のときは桜羽が一緒にいたいけどいれなくて。高知での試合なのに、ホテルに泊まって家に帰ってこなかったので、桜羽くんがさみしくて一緒にいたいって追いかけていったので泣いてました」

家では意外な一面も


横竹選手は元々、日本サッカー界のトップ戦線で活躍していました。世代別の日本代表に3回選ばれ、サンフレッチェ広島などでもプレーしてきましたが、高知では地域リーグからのスタートに。JFLになかなか昇格できず、辛い時期も経験しましたが、明るい妻の存在が支えになりました。

日本サッカー界のトップ戦線で活躍していましたが高知では地域リーグからのスタートに


(横竹選手)
「家に帰ったときの僕の空気や雰囲気をすごく読み取ってくれて、一番傍で支えてくれているので、感謝しかないですし、頑張る原動力です」

明るい妻の存在が支えに

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(妻・咲季さん)
Qプレー中の横竹選手
「恥ずかしいですけどかっこいいです。もう33歳なので、でも一生懸命頑張っている姿は、何年たってもかっこいいなと思います」

妻・咲季さん


もう一度Jリーグの舞台に立ち、「高知にサッカー文化を根づかせる」。夢に向かって走り続ける中、先月、横竹選手にとって大きな出来事がありました。それは、高知ユナイテッドSCに、Jリーグ昇格のための必須条件である「J3クラブライセンス」の交付です。33歳のベテランは、自身のサッカー人生にもう一花咲かせることを誓っています。

サッカー人生にもう一花咲かせることを誓う


(横竹選手)
「結果、条件次第でJリーグに上がれるかというところまでやっときたという思い。目の前の試合を一つ一つ決勝戦のつもりで勝っていくことが、次の可能性を引き上げてくれると思うので、家族のためにも、応援してくれるサポーターのためにも、J3昇格を信じて戦い抜きたい」

家族のためにも、応援してくれるサポーターのためにも、J3昇格を信じて戦い抜きたい


ホーム戦は10月16日(日)午後1時キックオフ。15位のクリアソン新宿と対戦します。会場が宿毛陸上競技場ですのでお間違えのないように訪れてください。