本記事は、転職の専門家であるmotoが、ベンチャーの転職におすすめの転職サイトを比較・ランキング形式でご紹介します。
ベンチャーやスタートアップへの転職を考えている人やキャリアに悩んでいる人、どの転職サイトを使おうか迷っている人は参考にしてみてください。
本記事を監修しているmotoは、転職やキャリアに関する知見を発信し、Forbes JAPANや日経ビジネスなどのメディアに取り上げられています。
Twitterアカウント(@moto_recruit)のフォロワーは12万人を超え、著書『転職と副業のかけ算』はAmazon総合ランキングで1位のベストセラーとなりました。
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ベンチャーとスタートアップの転職におすすめの転職サイト
ベンチャー企業の求人情報が得られるおすすめ転職サイトは、下記の2つです。
■ いろいろなベンチャー企業を比較したい
→『doda 転職サイト』
■ ベンチャー企業でキャリアアップしたい
→『リクルートエージェント』
ベンチャーやスタートアップへの転職は、「求人が多い大手転職エージェント」と「ベンチャーやスタートアップの求人に強いエージェント型転職サイト」を利用することをおすすめします。
大手転職エージェントは国内最大級の求人数を持つ「リクルートエージェント」や「doda」、ベンチャー特化のエージェント型転職サイトは「プロコミット」や「Geekly」がおすすめです。
本記事では上記以外のエージェント型転職サイトでおすすめの転職サイトをご紹介します。全年代におすすめの転職サイトも合わせてご覧ください。
ベンチャー転職におすすめの転職サイト11選
ベンチャーやスタートアップの転職におすすめの転職サイトをランキング形式でご紹介します。
ベンチャー企業の転職におすすめの転職サイトランキング | |
---|---|
doda 転職サイト | 業界トップの求人数とコンテンツが充実 |
リクルートエージェント | 業界最大手のリクルートが運営する転職サービス |
プロコミット | ベンチャーの管理職求人に強い転職サービス |
キープレイヤーズ | 質の高い転職サポートを受けられる転職エージェント |
Geekly(ギークリー) | ITベンチャーの求人に特化した転職エージェント |
JACリクルートメント | 各業界のプロがサポートしてくれるハイクラス転職サイト |
Spring転職エージェント | アデコが運営する若手向け転職エージェント |
クライス&カンパニー | ベンチャーや管理職の転職に特化した転職エージェント |
キャリトレ | 転職する・しないに関わらず利用できる |
Green | IT業界の求人に特化した転職サイト |
Wantedly | ベンチャーやスタートアップの求人に特化した転職サイト |
1:doda 転職サイト
口コミ:doda 転職サイト 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:162,332(2022年10月12日現在)
【公式サイト】https://doda.jp/
ベンチャー企業の求人が意外と多くあるのが『doda 転職サイト』。リクナビNEXTに次いで有名な転職サイトで、大手企業の求人が多いイメージがありますが、実はベンチャー企業の求人も網羅されています。
dodaには転職エージェントサービスもあるため、情報が少ないベンチャー企業については、事前に転職エージェントへ相談して応募すると良いです(僕はこの方法を使っていました)。
出典:公式サイト
2:リクルートエージェント
口コミ:リクルートエージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:273,705(2022年10月12日現在)
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
『リクルートエージェント』はベンチャーへの転職時に利用しました。実際に転職エージェントと面談し、内定につなげてもらった経験もあります。
一般的な求人だけでなく、意外とベンチャー企業の求人も多いです。ただ企業情報は薄いので、ほかの転職エージェントも併用して使うのがおすすめ。転職サイトの『リクナビNEXT』にはないベンチャー企業が載ってます。
システム的に送られてくる求人のレコメンド精度はイマイチでしたが、それ以外はとても使いやすいので登録しておいた方がいいです。求人検索においては、転職サイトの『リクナビNEXT』との連携も便利でした。
出典:公式サイト
3:プロコミット
口コミ:プロコミット 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
【公式サイト】https://www.procommit.co.jp/
ベンチャーとスタートアップに特化しているのが『プロコミット』。リクルートやDeNAなどの求人もあり、パイプも強いですが、まだできたばかりのスタートアップや創業間もないベンチャー、上場したベンチャー企業とのパイプも強かったです。
プロコミットの特徴は、転職エージェント自身のスペックが高い点。企業理解度が高く、非常に細かく企業のことを説明してもらえました。面談担当者と企業担当者が常に情報共有をしているので、面接のフォローや年収、ポジションの交渉などもしっかりやってもらえます。
現職において役職がある30代の方や、キャリア、年収を気にする方におすすめの転職エージェントです。
出典:公式サイト
4:キープレイヤーズ
おすすめ度:★★★★★
【公式サイト】https://keyplayers.jp/
『キープレイヤーズ』はベンチャーやスタートアップの転職に特化した転職エージェントです。
キープレイヤーズは中長期的な目線でキャリア相談に乗ってくれます。転職しないことも一つの正解として、スタートアップ転職・ベンチャー転職のメリット、リスクやデメリットについて客観的に伝えてくれる信頼できる転職エージェントです。
代表を務める高野氏はベンチャー企業の経営者とのコネクションが強く、高い実績を出しているため、高野氏の推薦でベンチャーやスタートアップを受けること自体が選考においてプラスになることもあります。
質の高い転職サポートを受けられるため、ベンチャー企業やスタートアップを目指すすべての転職者におすすめの転職エージェントです。
出典:公式サイト
5:Geekly(ギークリー)
口コミ:Geekly(ギークリー) 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:16,519(2022年10月12日現在)
【公式サイト】https://www.geekly.co.jp/
『Geekly(ギークリー)』は大手の転職エージェントでは書類すら通過できなかった企業に、面接までつないでくれました。特にベンチャー企業の人事とのリレーションが強いので、ベンチャー企業の求人に対する交渉力があります。
ギークリーはIT業界の転職やベンチャー企業への転職に強く、Webやゲーム関係、eスポーツなどに関する求人も掲載されています。IT業界だけでなく、IT企業の営業やマーケ、管理部門の求人もあるため、幅広く求人を見ることができます。
ギークリーで「転職は“できること”、副業では“やりたいこと”をする」 motoさん×転職エージェント「Geekly」が考えるこれからの働き方」という取材も受けたことがあります。
ベンチャー企業の特別ポジション案件なども紹介してもらえたので、大変役立ちました。
出典:公式サイト
6:JACリクルートメント
口コミ:JACリクルートメント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:15,065(2022年10月12日現在)
【公式サイト】https://www.jac-recruitment.jp/
僕は『JACリクルートメント』を利用して、スタートアップの役員でオファーをもらったことがあります。外資系やベンチャー企業とのパイプが強い転職エージェントでした。
ビズリーチと同様、ハイクラスなベンチャー案件が多め。キャリアアップしたい、年収を上げたい、ベンチャーのハイクラス求人が見たいという人には最適です。
特定企業においては他社エージェントよりも通過率が高く、役職や年収の交渉も強かったです。企業ごとに担当が付いており、各担当から求人をもらえますが、担当が多くなるので少し面倒な感じでした。
出典:公式サイト
7:Spring転職エージェント
口コミ:Spring転職エージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:35,893(2022年10月12日現在)
【公式サイト】https://www.springjapan.com/
僕は『Spring転職エージェント』経由でベンチャー企業へ内定、入社をしたことがあります。求人の数は少ないですが、質の高い案件(年収高い、ポジションあり)が多かったです。
企業担当と面談担当の距離が近いため、企業の情報についても詳しく知ることができました。特にしつこくプッシュしてくる感じもなく、こまめに連絡が取れる感じだったので、リクルートエージェント同様、総合的なエージェントとしても使えます。
出典:公式サイト
8:クライス&カンパニー
口コミ:クライス&カンパニー 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:7,354(2022年10月12日現在)
【公式サイト】https://www.kandc.com/
面接のフォローなどが素晴らしく、ベンチャーの求人ラインアップが良かったのが『クライス&カンパニー』でした。他社のエージェントよりも手厚くフォローしてくれました。
求職者の目線で親身になって相談にのってくれるので、ちょっと上目の求人を狙う転職で使うエージェントとしておすすめです。外資系スタートアップのハイレイヤー職、外資系スタートアップ、年収が高めのベンチャー求人が多い印象でした。
年収を上げたい、キャリアアップしたいという方におすすめ。自分のキャリアをしっかり考えてくれるので、転職に迷っていても相談する価値ありです。
出典:公式サイト
9:キャリトレ
口コミ:キャリトレ 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:16,731(2022年10月12日現在)
【公式サイト】https://www.careertrek.com/
ベンチャー求人が多いのが『キャリトレ』。ある程度キャリアを登録しておくだけでスカウトメールがきました。自分の希望条件や職務経歴を細かく入れなくても自分に合ったおすすめ求人を紹介してくれます。
「今すぐ転職したい!」というより「何かいいベンチャー求人があったら知りたい」という感じでも使えるので、まずはベンチャーの求人を見たい人におすすめ。
良い求人があったら転職エージェントを通じて応募するのが良いと思います。ベンチャーのハイクラスな求人を見たい場合は『ビズリーチ』をおすすめします。
出典:公式サイト
10:転職サイトGreen
口コミ:転職サイトGreen 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:31,979(2022年10月12日現在)
【公式サイト】https://www.green-japan.com/
登録必須の転職サイト『Green』。ベンチャーやスタートアップの求人がたくさんあります。特にIT業界に強いです。採用に積極的な企業が使っているためか、気になるボタンを押した後、すぐにリアクションがありました。
また、企業とのやりとりにおける面倒くさいメールのやりとりを用意されたテンプレで対応できるので手間も少ないです。辞退とかがとてもやりやすいです。アプリがあるのもかなり良いです。
出典:公式サイト
11:Wantedly
口コミ:Wantedly 評判を確認
おすすめ度:★★★・・
公開求人数:108,573(2022年10月12日現在)
【公式サイト】https://www.wantedly.com/
スタートアップやベンチャーへの転職なら間違いなく入れたほうがいいのが『Wantedly』。最も多くの求人が載っており「話を聞きに行きたい」というカジュアルなスタイルでスタートアップやベンチャーと面談ができます。
ベンチャー企業は特に情報が少ないため、僕はWantedlyを使って直接会っていろいろ聞いていました。
ただ、Wantedlyには年収やポジションの表記がないため、行ってみたら思ったより年収が低かったり、想定と違うポジションを提示されるケースもあったので、僕は転職エージェント経由で応募してました。
出典:公式サイト
【ハイクラス】ベンチャー転職におすすめの転職サイト
1:フォースタートアップス
おすすめ度:★★★・・
【公式サイト】https://www.forstartups.com/
『フォースタートアップス』は、スタートアップ企業の経営層レベルから、急成長を続ける注目のベンチャー企業など、幅広いベンチャーやスタートアップ企業に特化している転職支援サービスです。
ベンチャーキャピタルとつながりがあるため、これから伸びていくベンチャーやスタートアップのボードメンバーとして転職したい人におすすめの転職サイトです。
面談時に希望条件や働き方、あなたのこれまでの経験などを細かくヒアリングした上で最適な企業を提案してくれます。また、ヒアリングした内容から個人の成長と紹介する事業領域の成長にどれぐらいリンクしているかまで、きちんと説明してくれる点も特徴です。
出典:公式サイト
2:アマテラス
おすすめ度:★★★・・
【公式サイト】https://amater.as/
『アマテラス』は、ベンチャーやスタートアップ企業の経営人材を目指す人のための転職サイトです。ベンチャーやスタートアップの経営幹部候補やボートメンバーを目指す人におすすめです。
アマテラスの特徴は、経営陣に直接メッセージを送ることができる点です。直接やりとりできるため、効率的に転職活動をすることができます。
また、アマテラスに掲載されている企業は、独自の審査を通過した厳選された企業が掲載されています。審査通過率は15%となっており、厳選されたベンチャー企業のみが掲載されています。事業内容やビジネスモデル、CEOの人間力の3点で審査されているため、優良なベンチャー企業を探している人におすすめです。
出典:公式サイト
3:ビズリーチ
口コミ:ビズリーチ 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:83,585(2022年10月12日現在)
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/
ベンチャーのハイクラス転職におすすめなのが『ビズリーチ』。
ビズリーチには年収700万以上のベンチャーやスタートアップ企業の求人が掲載されています。管理職などのマネジメントポジションだけでなく、経営幹部の募集も掲載されています。
ビズリーチにはベンチャー企業の社長から直接スカウトが送られてくることもあるので、とても効率的に転職活動を進めることができます。スカウトの中には、面接が確約された「プラチナスカウト」や、有料会員のみが閲覧できる独占求人もあり、利用者の8割がスカウトで転職を決めています。
ベンチャーの転職を通じてキャリアアップしたい人におすすめの転職サイトです。
出典:公式サイト
【女性向け】ベンチャー転職におすすめの転職サイト
1:LIBZ(リブズ)
口コミ:LIBZ(リブズ) 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:991(2022年10月12日現在)
【公式サイト】https://career.prismy.jp/
『LIBZ(リブズ)』は女性の転職に特化した転職サイトです。
LIBZ自体がベンチャー企業であることもあり、ベンチャーやスタートアップの求人が豊富に掲載されています。メンバークラスの求人から経営層まで幅広い求人が掲載されているので、女性でベンチャーを目指す人におすすめです。
リブズは、自分で求人を探す「転職サイト」がメインですが、「リブズパートナーズ」というエージェントサービスも行っているため、必要に応じてキャリアの相談なども行うことができるので、ベンチャーへの転職に不安があればぜひ相談してみてください。
出典:公式サイト
2:type女性の転職エージェント
口コミ:type女性の転職エージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:6,688(2022年10月12日現在)
【公式サイト】https://type.woman-agent.jp/
女性のベンチャー企業の転職に強いのが『type女性の転職エージェント』。
「女性の転職エージェント」と謳っているだけあって、女性のキャリアについて熱心に取り組んでくれます。転職サイトの中でも、女性が働きやすい求人案件を豊富に集めており、女性が活躍するベンチャー企業などを紹介してもらえます。
対応地域は首都圏に限られてしまいますが、面接前には過去に出た問題や、内定する人の傾向などを細かく教えてもらえるため、とても信頼できる転職サービスです。
出典:公式サイト
【IT・エンジニア向け】ベンチャー転職におすすめの転職サイト
IT・エンジニア向けのベンチャー転職におすすめの転職サイトをご紹介します。
1:レバテックキャリア
口コミ:レバテックキャリア 評判を確認
おすすめ度:★★★・・
公開求人数:16,086(2022年10月12日現在)
【公式サイト】https://career.levtech.jp/
IT・エンジニアのベンチャー転職におすすめの転職サイトが『レバテックキャリア』。
レバテックキャリアはITエンジニア、デザイナーに特化した転職サイトです。エンジニアのキャリアや転職に詳しいコンサルタントが面談で細かく希望をヒアリングし、自分に合った求人を紹介してくれます。
レバテックが初回面談後に提案した求人の内定率は90%を超えているため、とても精度の高いマッチングができています。エンジニアやクリエイター系の職種の中でも開発系・インフラ系求人への転職サポート実績が多いのが特徴です。
地方の求人よりも首都圏、関西、福岡に強いので、地方でIT業界への転職を考えている人は転職サイトのGreenがおすすめです。
出典:公式サイト
2:マイナビITエージェント
口コミ:マイナビITエージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★・・
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp/it/
IT・エンジニアのベンチャー転職におすすめの転職サイトが「マイナビITエージェント」。
業界大手のマイナビが運営するIT特化型の転職サイトです。業界大手ならではの求人数を誇り、非公開求人数も他社より多く掲載されています。企業規模も大手からベンチャーまで幅広く掲載されています。求人もITコンサルタントやセールス、エンジニアなど幅広い職種を網羅しています。
また、キャリアアドバイザーのサポートに定評があり、転職希望者と面談を行い、対面で今までのキャリアや転職先の希望などのヒアリングをしてくれます。
ITエンジニア専門のキャリアアドバイザーもいるので、エンジニアの仕事内容を理解した上で、求人を紹介してくれるので、初めて転職する方や希望に合った求人を紹介してほしい方におすすめです。
出典:公式サイト
3:リクルートエージェント×IT
口コミ:リクルートエージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:273,705(2022年10月12日現在)
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
IT・エンジニアのベンチャー転職におすすめの転職サイトである『リクルートエージェント』。
業界最大手ということもあり、IT業界の求人が豊富にあります。職種はプログラマーから品質管理、社内SE、テクニカルサポート、組込み・制御エンジニアなどさまざまで、マネジメントポジションなどのベンチャー求人もあります。
掲載求人の約50%が年収800万円以上との条件となっており、ベンチャー求人も豊富にあります。ただ、企業情報は薄いので、ほかのベンチャー向け転職サイトも併用して使うのがおすすめ。転職サイトの『リクナビNEXT』にはないITベンチャー企業の求人も豊富です。
出典:公式サイト
ベンチャー転職時に合わせて見るべき口コミサイト
ベンチャー企業やスタートアップはとにかく情報が少ないため、情報収集に非常に苦労します。僕は下記の2つのサイトを見て事前に情報を収集していました。参考までに見てみてください。
1:転職会議
口コミ:転職会議 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:293,145(2022年10月12日現在)
【公式サイト】https://jobtalk.jp/
『転職会議』は5ch化してると言われたりもしますが、結構参考になります。同じ口コミサイトのOpenWorkに比べてベンチャー企業の掲載が多く、無名ベンチャーでも口コミがあったりします。
ベンチャー企業における社内の口コミを見る際には、僕は退職理由を中心に見ています。転職サイトで募集されている正社員のコメントだけでなく、派遣社員や契約社員の口コミもあるので、こちらも参考にすると良いです。
出典:公式サイト
2:OpenWork
口コミ:OpenWork 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:31,219(2022年10月12日現在)
【公式サイト】https://www.vorkers.com/
個人的に信憑性が高いと思っている『OpenWork』。ベンチャー企業の情報件数は少ないかもしれませんが、意外とあったりします。組織風土や給与などについて詳しく書かれているので参考までに見ておくと良いです。僕は年収と社風を参考にしています。
出典:公式サイト
3:THE STARTUP
【公式サイト】http://thestartup.jp
The Startup代表の梅木雄平氏によるテック系のメディアです。国内のスタートアップやベンチャー企業の話題を中心に考察系記事が載っています。オリジナル性の高い内容が特徴的ですが、当然のことながら当たりハズレもあるので参考程度に見ておくと良いかと思います。
ベンチャー転職サイトの選び方
ベンチャー向けの転職サイトにおける選び方をご説明します。
1.ベンチャーの求人が多い転職サイトを選ぶ
ベンチャー企業への転職は数多くの求人を見ることをおすすめします。そのため、まずは求人数の多い総合転職サイトを使うのがおすすめです。doda転職サイトやリクルートエージェントが代表的な転職サイトです。
dodaやリクルートエージェントにもベンチャー企業は掲載されています。できたばかりのスタートアップなどの求人は少ないですが、大手が立ち上げた子会社ベンチャーや、ベンチャーキャピタルが投資しているスタートアップなどの求人は掲載されています。
まずは数多くの求人を見て、その中から自分に合った求人を選ぶことが転職する上では大切なので、各転職サイトの求人数を見ておいてください。
2.ベンチャーに特化した転職サイトを選ぶ
転職サイトには、特定の業界や職種に特化した転職サイトがあります。特にベンチャーの転職にはベンチャーやスタートアップ企業に特化した転職サイトを選ぶのがおすすめです。wantedlyやフォースタートアップあたりがそれにあたります。
ベンチャーやスタートアップはHPがなかったり、情報が少ないことが多いため、ベンチャーに特化した転職サイトで企業情報を見ることをおすすめします。社員インタビューや社内の雰囲気などもわかるのでおすすめです。
3.エージェント機能のある転職サイトを選ぶ
転職サイトの中には、転職エージェント機能を持った転職サイトもあります。dodaやリクナビNEXTがエージェント機能を持った転職サイトです。
ベンチャー企業の転職は転職エージェントを活用するのがおすすめです。どんな人を募集しているのかやどんな事業を展開しているのかについてエージェント経由で詳しく聞くことができます。転職サイトや企業HPだけではわからない情報も多くあるため、エージェントを使って情報収集してみてください。
ベンチャー向け転職サイトの登録方法
ここからは、転職活動をする方向けに転職サイトの特徴、登録の流れ、使い方について説明します。
転職サイトの流れは大きく5つです。
【転職サイトの登録の流れ】
1. 自己分析をする
2. 転職サイトに登録をする
3. 応募書類を作成する
4. 求人に応募する
5. 企業との面接・内定
1:自己分析をする
まずはじめに自己分析をします。求人を探す前に、自分がどのようなキャリアを歩みたいのか、今後どうなりたいのか、希望年収、希望勤務地、福利厚生など、自分が希望する条件を書き出してみてください。
その際、すべてを叶えることは難しいので、自分の中で譲れる条件と譲れない条件を分けておくのがおすすめです。こうした条件をもとに、求人検索する条件を見極めていきます。
自己分析には「リクナビNEXT」の中にある「グッドポイント診断」を利用してみてください。グッドポイント診断は、リクルートが持つキャリア開発のノウハウを活かして提供している、約30分でできる本格的な診断サービスです。
ビジネスパーソンが持っている強みを18種類に分類し、そのうち自分に当てはまる5つを発見することができます。診断は無料なので、まずはこちらで自己分析をしてみてください。
2:転職サイトに会員登録する
自己分析が終わったら、転職サイトに登録します。本記事でおすすめした転職サイトに登録し、自分が希望する求人を検索していきます。
転職サイトでは、勤務地や年収、職種、業界、働き方など、さまざまな条件を入力して検索することができます。総合型の転職サイトで数多くの求人を見た後に、特化型の転職サイトで業界を絞って求人を探していくのもおすすめです。この段階では、とにかく多くの求人を見ることを心掛けてください。
3:応募書類を作成する
自分が気になる求人を見つけたら、受かる受からないは別としてとにかく応募してみてください。入社するかどうかは内定後したあとに考えればよいので、とにかく応募数を増やすことが大切です。
応募書類は、主に履歴書と職務経歴書です。エンジニアやデザイナーの方はポートフォリオやスキルシートなども合わせて提出しておくのがおすすめです。
職務経歴書の書き方については【転職】企業に刺さる“戦略的”職務経歴書の書き方(テンプレート付)で詳しく解説しているので、合わせて読んでみてください。職務経歴書のサンプルもおいているので、ダウンロードしてそのまま利用できます。
また、無料で利用できる職務経歴書のテンプレートもあります。リクルートエージェントの中にある「職務経歴書エディター」や「職務経歴書フォーマット」を利用すると無料で書類を作成できるのでおすすめです。書き方についても詳しく解説されているので、応募書類の書き方に困ったら見てみてください。
4:求人に応募する
履歴書や職務経歴書を揃えたら求人に応募してください。応募ボタンを押して、添付書類を送れば完了です。
応募すると企業からDMが届きます。おおよそ7~10日の間で企業から書類選考の結果が届くので、それまではほかの企業の求人を探してみてください。
マイナビの調査によると、各年代別の応募社数の平均は8.4社です。年代別に見ると、年齢が上がると応募者数は増える傾向にあります。
各年代別の応募社数平均 | |
---|---|
~19歳 | 4.1社 |
20〜25歳 | 6.3社 |
26〜30歳 | 7.1社 |
31〜35歳 | 8.2社 |
36〜40歳 | 8.7社 |
41〜45歳 | 10.1社 |
46〜50歳 | 12.1社 |
51〜55歳 | 14.5社 |
56〜60歳 | 14.5社 |
61歳以上 | 15.2社 |
5:面接・内定
書類選考に通過すると、面接へ進みます。おおよそ3回から5回の面接で内定となります。
マイナビの調査によると、転職活動を行って内定を得た人の書類選考通過率は30%、そこから一次面接を通過する確率が30%、その後最終面接を通過し、内定を得る確率は50%とのことです。
これらのデータからみると、転職活動では1社に応募するのではなく、複数の企業に応募するのが重要なポイントになると思います。選考通過率から考えても、内定を得るためには6~10社に応募しておくと良いです。
複数の企業に応募し、面接を受けるにはそれなりに時間がかかります。転職活動はおおよそ3カ月を見ておけば終えられると思います。
ベンチャー転職に関するよくあるQ&A
SNSなどで寄せられるベンチャーへの転職に関するQ&Aをまとめておきます。
Q:ベンチャーの転職におすすめの転職サイトはどこですか?
A:「doda 転職サイト」がおすすめです。求人数が多く、メガベンチャーからスタートアップまで多くの求人が掲載されています。年収などを気にしなければ「Wantedly」もおすすめです。
Q:転職サイトと転職エージェントの違いはなんですか?
A:「転職サイト」は好きな求人を自分で探して、応募から面接まで進めることのできる転職サービスです。また、「転職エージェント」は、キャリアコンサルタントやキャリアアドバイザーが、自分に合った求人を送ってくれる転職サービスを指します。
Q:転職サイトと転職エージェントはどう使い分ければいいですか?
A:転職サイトで応募したい求人を探して、転職エージェント経由で応募するのがおすすめです。転職エージェントに推薦文をもらって応募するほうが、書類選考の通過率が高くなるのでおすすめです。
Q:ベンチャーの転職で転職サイトと転職エージェントに通過率で違いはありますか?
A:あります。転職サイトに掲載されている求人には、応募者に対して学歴フィルターや会社名、転職回数などのフィルターが設けられていることがあります。そのため、転職サイトから応募するだけでは、機械的に落とされてしまう可能性があるので、転職エージェントも併用することをおすすめします。
Q:同じベンチャー企業に2つ以上の転職サイトから応募していいのでしょうか?
A:問題ないです。募集している企業と転職エージェントの関係性によって求人への通過率が変わることがあるので、転職エージェントAで応募して落ちても、転職エージェントBで応募したら通過する可能性もあります。そのため複数の転職サイトから応募するのがおすすめです。
Q:転職サイト経由で内定をもらったら転職しないといけないのですか?
A:しなくても大丈夫です。自分が行きたいと思う企業であれば行くのが良いですが、内定したからといって無理に転職する必要はありません。転職エージェントの情報だけでなく、自分の今の環境や状況を見て転職を決めるのがおすすめです。
Q:ベンチャー企業に転職する上でおすすめの業界はどこですか?
A:平均年収の高い業界に転職することをおすすめします。各業界における平均年収は「業界別平均年収ランキング」などで検索すればすぐにわかります。転職サイトであるdodaやマイナビ転職などを参考にしてみてください。
ベンチャーへの転職まとめ
ベンチャー企業の情報は非常に少なく、面接前などは非常に苦労すると思います。私は会社名よりも、代表の名前や役員の名前で検索して、FacebookやTwitter、インタビュー記事などを参考にして情報収集をしていました。
それでもわからない場合は、直接問い合わせて会いに行ったりもしました。
ベンチャー企業に行くには行動力が大切なので、こうした情報収集も前向きにできると良いと思います。何より自分の知識も増えますし、こうしたつながりから人脈も生まれていくので、ぜひネットだけで完結せず行動してみてください。
もし時間のある求職者の人は、厚生労働省が発表している「雇用を取り巻く環境と諸課題について(PDF)」という調査などにも目を通してみてください。
以上、私がベンチャー企業への転職活動で活用した転職サイトと転職エージェントをご紹介しました。参考になれば幸いです。
執筆者・監修者のmotoについて
moto
戸塚俊介。1987年長野県生まれ。地方ホームセンターやリクルート、ベンチャー企業など7社に転職後、副業の転職メディアを上場企業へ売却。現在は「転職アンテナ」を運営するmoto株式会社とHIRED株式会社の代表取締役。著書に『転職と副業のかけ算』(扶桑社)、『WORK』(日経BP)がある。(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-313037)。
転職コラム(週一更新):「お前はどうしたいの?」リクルートで上司に“詰められた”話