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アイカツ! シンデレラレッスン
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アイカツ! シンデレラレッスン
【あいかつ しんでれられっすん】
ジャンル
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アイドル体験(音楽/ミニゲーム集)
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対応機種
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ニンテンドー3DS
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メディア
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3DSカード / ダウンロードソフト
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発売元
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バンダイナムコゲームス
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開発元
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ウィル
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発売日
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2012年11月15日
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定価
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5,040円(税込)
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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1個(SDカード保存)
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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賛否両論
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ポイント
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AC版とは別物 幻の初期設定 Splashがメイン枠の唯一の作品
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データカードダスシリーズ
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アイカツ!シリーズ
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概要
AC版稼働開始から1ヶ月も満たずに
発売されたデータカードダスシリーズ『アイカツ!』のニンテンドー3DS移植第一作目。
マイキャラがスターライト学園に入学し、様々なレッスンやオーディションを受けトップアイドルを目指していく。
システム
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ストーリーモード
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作成したマイキャラが主人公となり、スターライト学園に入学してトップアイドルを目指すストーリー。
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様々なアイドル達と知り合ったり、レッスンでテンションのゲージを溜め、オーディションを受ける。
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オーディションによって、必要なカードが要求される。
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選んだ「ゆめ」によって、エンディングが変わる。
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メイクレッスン
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コーデのタイプに合わせて化粧品の色を選び、タッチ・スライド操作でメイクをするゲーム。
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ファッションレッスン
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要望された色のマニキュアとシールを使い、ネイルを施すゲーム。
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ダンスレッスン
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お手本通りに下画面をスライドする、記憶+リズムゲーム。
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モデルレッスン
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スライドパッドでランウェイを歩くゲーム。随所でボタンを押し、ポーズをとる。
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オーディション
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カードを使ってセルフプロデュースをし、リズムゲームをプレイする。
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オーディションによって使うカードが決まっている。
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フリーモード
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レッスンやオーディションのゲームがプレイできる。レッスンポイントも溜まる。
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オーディションのフリープレイでは、すれちがい通信ですれ違ったプレイヤーのマイキャラも使用可能。
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アイカツフォン
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自分やすれ違ったプレイヤーのプロフ確認、コーディネイトや容姿等の変更、集めたカードの確認、パスワードの入力・QRコードの読み取りが出来る。
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QRコードでは、第1弾のカードが読み取れる。
賛否両論点
AC版・後に発売されたコンシューマー版とは異なる点が多い。
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リズムゲームのシステム
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AC版では主に矢印(← ↑ →のどれか)が書かれたノーツだが、本作ではピンクと水色のフラワー型のノーツとなっている。
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また、長押しが無く代わりに下画面をぐるぐるとなぞるノーツが存在する。
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アピールもAC版とは異なり、一定時間毎にアピールフラワーが登場する。
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コーデのタイプマークが下画面に表示されそれに付いているフラワーを時間内になぞるようにタッチorスライドしていく物。
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アピールゲージがいっぱいの場合は、スペシャルアピールとなり高スコアが得られる。
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カード、曲の大半は本作オリジナルの物
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カードに関してはパッケージの星宮いちご・霧矢あおい・紫吹蘭が着用しているピンク・ブルー・パープルのステージコーデとQRコードで読み取れる第1弾+早期購入特典のコーデ以外は全て本作オリジナルの物となっている。
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一部のカードは次回作にも収録されている。
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開発会社がAC版と同じハ・ン・ドに変わった『365日のアイドルデイズ』以降は未収録。
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曲に関しては「アイドル活動!」「真夜中のスカイハイ」「prism spiral」以外は全て本作オリジナル。
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「ティアラ・スタイル」と「シャイニー・トゥインクル」は次回作にも収録されている。カード同様、『365日のアイドルデイズ』以降は未収録。
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一部キャラの設定
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AC版やアニメ版等とは設定の異なるキャラクターがいる。おそらく開発段階のものであるとされる。
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語尾に「~(な)のです」を付けない有栖川おとめ、テンションが大人しめのジョニー先生、英語交じりで話さない一ノ瀬かえで等。
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中でも顕著なのが藤堂ユリカ。
彼女の最大の特徴でもある吸血鬼キャラを演じている設定が無く、
一人称も「ユリカ」で口調も標準語に近い。本作での彼女を簡単にまとめると
「やや幼い雰囲気だがちょっと勝気な女の子」
といった感じだろう。一方、ツンデレなのは同じである。
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他にも霧矢あおいの「穏やかじゃない!」や有栖川おとめの「らぶゆ~!」等といった決め台詞や北大路さくらの「北大路劇場」が存在しない等。
こういった点から、アニメ版や本作以降の作品から入ったプレイヤーにとってはゲームのシステムやキャラクターの設定に違和感を感じるかもしれない。
しかし、本作は
アニメ放送開始からは1ヶ月少し、AC版稼働開始からは1ヶ月にも満たずに発売された
作品であり、発売日を考えると上記の点は仕方ないとも言える。
次回作以降は、そういった点はAC版・アニメ版に沿った物となった。
評価点
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アイカツ!キャラ達との関わり
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ストーリーモードでマイキャラは様々なキャラクターと親しくなっていく。
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一緒にレッスンを受けたりオーディションでユニットを組んだりと、マイキャラのスターライト学園での生活が堪能できる。
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手軽にプレイ出来る
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レッスンはどれもサクッと遊べるもの。
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レッスンポイントも溜まりやすく、カードも集めやすい。
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Splash!の活躍
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「立花ミシェル」と「氷室朝美」からなるユニット。
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アニメ版では脇役程度のユニットだが、本作ではメイン枠となっておりSplash!のファンやマニアには嬉しい作品となっている。
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しかし、AC版やアニメ版でのポジションから『2人のmy princess』・『365日のアイドルデイズ』では未登場。
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メインから脇役まで多くのキャラが揃った『アイカツ! My No.1 Stage!』には登場したが、ストーリーのプレイアブルではなく脇役として扱われている。
問題点
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ストーリーモードが短い
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サブイベント等をこなしても、数時間程度でクリア出来てしまう。
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曲は全てボーカル無しのインスト
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「アイドル活動!」「真夜中のスカイハイ」「prism spiral」といったAC版・アニメ版ではボーカルが収録されている曲でもインストバージョンである。
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楽曲のクオリティ自体は高いものの、やや物足りなさを感じてしまう。
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オーディションのダンスが地味
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ダンスは正面のアングルの時は同じパターンの繰り返しで、それ以外でも使いまわしが目立つ。アピールも決まったポーズをするだけの物。
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アピールもポーズのパターンはコーデのタイプによって幾つか存在するが、ブランドの方は反映されない。
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マイキャラパーツの使いまわしが目立つ
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マイキャラの顔・髪型パーツは半分程度既存キャラクターの使いまわしで、かさ増し感が否めない。
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Splash!の二人を除き既存キャラの髪型は「なりきりスタイル」と称されているが、顔パーツは異なる。
総評
スピード販売故に、AC版との違いが顕著な作品。
数々の異なるシステムから、AC版を移植した『アイカツ!』がプレイしたい場合はあまりお勧めできない。
しかし本作でしか見られない開発初期段階のキャラクター、Splash!の活躍等、
一部のマニアからは重宝されている作品でもある。