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ファクトチェック。STAP論文は発表から1週間ぐらいは絶賛の嵐、2週間ぐらいでチンケな画像操作がバレ始める、1ヶ月ぐらいで学位論文を取り寄せたハンターが数多の不正を指摘してやべー奴だということがバレる、1.5ヶ月後に若山さんがリトラクトを提案、5ヶ月後にようやく正式にリトラクト。
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知念実希人 小説家・医師
@MIKITO_777
その論文が発表された数時間後には、 「この論文、捏造されていないか?」 と世界中から指摘され、 すぐに世界中の科学者が再現実験を行い、論文の方法ではSTAP細胞など出来ないと数日後には結論が下されました。 論文が発表されるということは、世界中の科学者にチェックを受けるということです。 twitter.com/UvyzfjMitbDAKr…
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私が当時、Facebookに投稿したのを連投しておく。 STAP細胞について小保方自身から「自家蛍光の可能性を認める供述」を得ていたというのはちょっと驚きました。これを機にメモをまとめます。捏造発覚までの私の動揺が克明に綴られています(笑)。
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1月30日夜:STAP論文発表をニュースで知る。内容もさることながら、筆頭著者かつ責任著者である30歳(同い年)の研究者が既に理研の独立研究室主催者(PI)であり、Nature論文を2本同時に発表したことに動揺する。 1月31日朝:研究所にて論文をダウンロードし通読する。
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大胆な着想と隙の無い論理展開もさることながら、極めて高い転換効率に度肝を抜かれた。iPSや他のダイレクトリプログラミング系の論文だと1%がいいところなので、棒グラフで概算20%ものoct4レポーター陽性率に驚愕する。
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疑わしく思うも、若山さん、丹羽さん、笹井さんという名だたる大御所研究者が共著者、しかも前2者が技術系ということもあって信じるしかないと思う。振り返ると権威主義に呑まれていたことを猛烈に反省するのだが。
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2月1日:関連のニュースが続々と続き、リケジョが大フィーバー。なかでも大御所の西川伸一さんが彼女をべた褒めする記事を読み、心から敬服すると同時に嫉妬を抑えられない。いま読んでみると笑えるのでみなさんもぜひ。これを消してない西川さんの根性も凄いと思うが。
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自分の歩んできた人生でどこをどう変えたら、彼女のように20代にして理研CDBの研究室主催者となり、あれほど革新的なNature論文を筆頭著者かつ責任著者として2本同時リリースできるのか、真剣に反省した。
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高校のとき受験勉強をもっとがんばって大きな研究室のある有名大学を受験し合格できていたらとか、大学生時代にもっとがんばって勉強と実験をしてたらとか、卒業後に初期臨床研修をしないで基礎系の大学院に進むとか、大学院時代に当直バイトをしないで研究室に泊まり込んでひたすら実験するとか、
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いろいろ考えるも決定的なものはなく、能力の不足だと思い知って猛烈に落ち込む。ため息ばかりで仕事が進まない。
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2月3日:学生が抄読会を担当するので、この論文を勧める。同時に2回目として、より詳細に読んだ。Natureに掲載された論文としては、全体的に図が汚いことに気づく。特に写真の解像度が低く、明らかに投稿基準を満たしていない。バックグラウンドが均一でなく、拡大率も微妙にまちまちの印象を受ける。
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2月5日:Pubpeerという怪しい論文を暴くwebサイトにて、最初のバンドの切り貼りが指摘される。かなり驚くも、最も厳しいとされるJ Cell Biol基準でも「割線で対処可能」なので、まあいいか、と納得。そのうち訂正が出るな、と。
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2月6日:疑いの目で論文を読む。以下5点を発見。1) FACSのゲートが不適切で、漏れを検出している。2) 蛍光顕微鏡によるGFPの検出で、ネガコンの細胞に赤いフィルタを使っている。3) 免疫染色の抗体が不適切(複数)。4) 奇形腫の写真がどう見ても成体マウスの正常組織。
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特に3)と4)により、「こいつは査読者の訂正要求を一部すっとばして実験してないのでは」という強い疑念を持つ。リバイスを焦ってちょっとやらかしちゃったのかな、と。この時点ではまだ「酸浴による多能性獲得自体は事象自体はホンモノ」だと思っていた。
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2月17日:胎盤写真の重複が指摘される。追試不可能という報告が続出する。私は発生・幹細胞部門というところで働いているのだが、この時点で多数の同僚達が疑いを口にし始める。しかしやはり現象そのものや論文全体としての信頼性を疑う者はおらず、
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「こんな大事な論文でなぜそんな杜撰で幼稚な画像加工をするなんて信じられない」という論調。 以降3月12日まで:論文の怪しい箇所が続々と指摘され、学位論文の盛大なコピペが発掘される。私は全部まるまる虚構だと疑い始める。研究室の一日がSTAP論文データに関する新たな疑惑の語り合いで始まる。
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3月12日:学位論文が不正を追及する研究者有志の手に渡り、STAP細胞を裏付ける最も重要なデータであるテラトーマの画像がNature論文と学位論文と同一であり、しかも紙原稿をスキャナで取り込んだものだという指摘がなされる。
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この時点で、私も含めて幹細胞の専門家はほぼ全員が、STAP論文がまるっきり虚構だと考えるようになったと思う。百歩譲って細胞死直前のOct4発現誘導までが真実、というところ。
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また同時に学位論文の序章がwebサイトのコピペであり、引用文献に対応がなくでたらめで、写真の1つが試薬会社のカタログであったことが判明し、小保方とはとんでもない奴だ、という意見が主流になる。
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3月15日:理研による会見、中間報告。争点を過度に矮小化する一方で部分的には捏造を認めることで関係者を処分するという方向性が垣間見える。これは泥沼化するなと思ったが、STAP細胞が虚構だと確信したことにより、それ以降は科学的な意味の興味を完全に失い、ゴシップとして扱うことにした。
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私は当時シドニーの某医学研究所の幹細胞・再生医学研究部門でポスドクやってました。日本のマスコミの情報に流されてたわけではありません。以上は同僚である海外の幹細胞研究者の間の空気について話しています。
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Paul Knoepfler氏が論文発表当初から懐疑的でしたが、論文発表直後にSTAP幹細胞を信じるか?というアンケートの数日後の結果を載せていて、この段階では皆半信半疑ですが、日本の回答者の75%がSTAP細胞 を強く信じているというのが、当時の状況をよく表している気がします。
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私は同世代で理系修士で文系就職した組ですが、当時確かに小保方さんこの歳で凄いなと思いました。まだまだ研究者としては駆け出しでしょう。 あんな完膚なきまでに叩かなくてもと思いました。議論は学会でやれと。 修論まで公に晒されてて、修論なんて自信ある人いるのかなと。皆優秀なんだな。
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