今日、TOHOシネマズ緑井で『DOCUMENTARY of AKB48 存在する理由』を観た。緑井のシネコンで映画を観たのは、春以来だな。
前作から随分間をおいての5作目。初期メンバーがほぼいなくなったAKB48の世代交代を強調したカンジになっていて、13期メンバー、15期メンバー、チーム8、NGT48にスポットを当て、彼女達に期待を寄せながらもかつて運営から次期エース候補と推されながらも低迷したり、挫折して卒業したOGも登場させることで、世代交代の難しさもシビアに描いていたな、と。
それにしても、この『DOCUMENTARY of AKB48』シリーズにおけるまゆゆは、エースであるにも関わらず出番が少ない。まゆゆのことだからカメラを意識した行動をよしとしないゆえにそうなったのだと思うが、せめて総選挙2位直後のAKB48Gのピンチを訴えたスピーチシーンぐらい拾って欲しかったな。
お先に映画を観たでーぶさんが指摘していたが、総選挙で圏外に終わって泣きじゃくるNGTメンバー2人に歩み寄ってなぐさめる指原莉乃のドヤ顔には僕もゲンナリした。そんなに良い人ぶりたいのかよ。 指原はシリーズ当初からカメラ前での行動が一々あざといんだよね。3作目『少女は涙の後に何を見る?』での絶叫なんか、クサイ芝居ッ気を感じたもの。
僕はシリーズ1作目『10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』をきっかけにAKB48に本格的に興味を持ち、まゆゆファンになった「映画新規」を自認している。だが今回の『存在する理由』を観て、果たしてAKBに興味を持ってファンになってくれる者達はいるのだろうか。正直、微妙だと思う。
アイドルをやりたい少女達のひたむきな姿とはうらはらに「炎上路線」で迷走に迷走を重ねて行くAKB48。“三銃士”と呼ばれたなあちゃんこと岡田奈々、こじまここと小嶋真子、みきちゃんこと西野未姫の翻弄されっぷりに「炎上路線」の罪深さを感じる。なんせ「王道アイドル」のまゆゆが、実はAKB48で“異端的存在”になっているというからね。こんな不条理なものはない。
この映画ではチーム8が一番の希望とされていたが、確かにAKBでありながら「炎上路線」とは一線を画していて、ひたむきなステージパフォーマンスで熱狂ファンを増やしてますな。
僕はチーム8のステージを去年のフラワーフェスティバルにゲスト出演したのを一度観た程度であったが、あれからまた進化しているようだな。今年の福山ばら祭りに来てたようだけど、所用があったので行けなかった。是非また観てみたいと思う。