海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古ゲート前の抗議行動と埋め立て状況

2020-03-18 23:58:54 | 米軍・自衛隊・基地問題

 

 18日(水)は辺野古のキャンプ・シュワブゲート前に行き、資材搬入に抗議する2回目の座り込みに参加した。沖縄県警・機動隊による弾圧にさらされながらも、明るい歌声が流れて60名ほどの市民が、今日も新基地建設反対の声を上げた。

 いつもながらゲート前の唄声には笑い、励まされる。この雰囲気は沖縄独特ではなかろうか。

 生コン車や砂利、砂などを積んだダンプカーが列をなしてゲートに入っていく。それを見るのは、悔しく、腹立たしく、つらいものだ。無力感を覚える人もいるかもしれない。しかし、そこでくじけて日本政府の横暴に屈してしまえば、沖縄の将来はどうなるのか。

 誰かがゲート前に座り、行動で反対の意思を示さなければならない。誰がそれをやるのか。主体的に自分にその問いを発せられるか。発することを持続できるか。人それぞれ条件は違うだろうが、日々葛藤しているのは同じだろう。

 辺野古弾薬庫側のゲートには、今日も米兵が小銃を手に警備に立っていた。誰から何を守っているのか。銃口は誰に向けられるのか。

 弾薬庫側のゲートは海保の車両も利用している。午前11時40分頃、海保の車両2台がゲートを出て、名護市街地方向に向かっていった。

 3月も半ばを過ぎた。キャンプ・シュワブ周辺ではクビ(グミ)の実が色づき、ティカチ(オキナワシャリンバイ)、木麻黄の花が咲いている。

 午後1時23分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸では接岸しているランプウェイ台船の土砂陸揚げは終わったようだった。

 K9護岸のランプウェイ台船からダンプカーに積み込まれた土砂が、②区域のK4護岸沿いや、仮設道路中央部から海に投入されていた。

 K3護岸沿いの内側では、先に下した土砂をブルドーザーが海に広げ、ローラー車が転圧していた。

 並行してK4護岸外側への消波ブロック設置も進められていた。土砂の搬入を終えて大浦湾を出たガット船2隻(寿鷲丸、第十八勝栄丸)が沖の方を南に向かっていた。

 午後1時44分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸はランプウェイ台船の入れ替えが行われていて、土砂を満載した2隻目が土砂の陸揚げを行っていた。

 ガット船は第八そうほう丸が台船に土砂の積み替え作業中で、ほかに積み替えを終えた玄周丸とまだ積んだままの第八高砂丸が待機していた。席に出た2隻と合わせて、この日は5隻のガット船が大浦湾に入ったようだ。

 

 

 

 


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