2008年度 青年部・青年局幹部海外研修(大韓民国)
竹島問題で、日韓関係が揺れる中での訪問でした。
- 日時 : 2008年7月27日~7月31日
- 場所 : 大韓民国 ソウル市・釜山市
「問題がある時だからこそ、話し合いが必要だ」。羽田空港での井上信治青年局長のこの言葉で訪韓研修がスタートした。今回は、竹島問題で日韓関係が非常に悪化した中での研修ではあったが、そんなときだからこそ多くのことを感じ取ることができた。最も近い隣国としての共通点とそれでもなお、多くの相違点を抱える日韓関係を同時に体感できたからだ。
井上信治青年局長と当会参加者の記念撮影
羽田空港からソウル金浦空港まで所要約2時間。改めて日本と韓国の距離が近いことを実感する。街の景観を見ると、日本のそれと大きな違いはないことに気づく。そのことは、ソウル大学教授の朴氏は講演の中で述べられた「日韓は多くの価値観を共有している」という言葉に凝縮されていると思う。
一方で、産経新聞社の黒田ソウル支局長は講演で、「日韓の国民性は大きく異釜山旧港視察なる」と述べられた。「感情に素直に表現する民族」。黒田支局長は韓国人の国民性をこう表現した。そのことは今般のように日韓関係が悪化したときに私たちが韓国人の言動を理解しづらく感じる一つの原因のように思われる。
以上のような体験を通じて、冒頭で井上局長が述べられた話し合いの重要性を改めて実感することになった。共通点が多いからこそ、問題が発生したときに話懇親会の様子し合うことが何よりの解決策だからだ。さらに釜山新港で感じた韓国の港湾政策、サムスンを訪問した際に感じた韓国経済の可能性―政治に限らず、経済分野を考えても日韓関係の重要性を痛感した。
また、研修中、多くの地方議員の方々と話す機会を頂いた。全国のこれほど多い地方議員の方々とお会いする機会は非常に貴重であり、私たち東京で活動する韓国拉致被害者との対話学生部にとって多くの刺激となった。
今回の研修を通じて、日韓関係の重要性を認識し、さらに青年局や全国の青年部間との交流を深めることが出来た。この経験を生かし、学生として日韓関係がプラスの方向へと進むように、全力を尽くしていきたい。