海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古ゲート前抗議行動/大浦湾でのフロート再設置作業など

2022-09-20 23:51:34 | 米軍・自衛隊・基地問題

20日(火)は午後2時54分頃にキャンプ・シュワブの工事用ゲート前に行き、この日3回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。

 3回目は市民18人ほどがゲート前に座り込んだり、歩道でプラカードを掲げて工事車両に抗議した。

 新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、機動隊員との過度の接触を避けているが、それでも各参加者はぎりぎりまで粘っていた。

 岸田政権の支持率が急落している。安倍元首相の国葬問題や自民党と統一教会との関係、東京オリンピックの収賄疑獄、物価高、低賃金による窮乏化、新型コロナウイルスの感染対策の失敗など、挙げればきりがない。

 辺野古新基地建設に関しても「唯一の選択肢」をくり返すだけで、話し合いの余地すらなく建設を強行し続けている。

 自公政権を倒さない限り埒が明かない。沖縄県知事選挙の勝利に踏まえて、政権交代を実現する動きを全国に広げていこう。ゲート前ではそういう発言がなされた。

 3連続の台風の影響で、埋め立て工事は今日で3週間も止まっている。

 K8護岸の延伸工事も止まっているので、入った工事車両は大半が空のダンプトラックだった。

 午後3時46分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 埋め立て工事は今日も行われず、台風の影響で3週間の中断が続いている。

 20日の午後11時半の段階で、ガット船やランプウェイ台船はまだ羽地内海と大島海峡に避難を続けている。これらの船が塩川沖や大浦湾に戻らないと土砂の海上搬送、陸揚げはできない。

 午後4時10分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。作業和船が浜からフロートを引き出し、再設置作業を行っていた。

 大浦湾には汚濁防止膜を積んだクレーン付き台船が2隻戻っていた。明日以降、積んである汚濁防止膜の再設置作業が進められるだろう。

 K8護岸では、高波対策で護岸上に設置してあった根固め用袋材の片づけが行われていた。

 波が収まれば護岸の先端部を汚濁防止膜で囲み、延伸工事が再開されるだろう。

 K9護岸の奥の斜面が切り崩され、赤土が露出していた。

 美謝川河口の切り替えや辺野古弾薬庫の商業用ゲートの建設などに向けて、K9護岸周辺で大規模な工事が進められている。

 


この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ガット船やランプウェイ台船... | トップ | 3000日目の辺野古ゲート... »
最新の画像もっと見る

米軍・自衛隊・基地問題」カテゴリの最新記事