帯広日産自動車株式会社
1級整備士厚く配置アフターも充実
1971年に、帯広運輸支局を営業エリアとする日産自動車株式会社の販売会社各社が統廃合して設立。順調に業績を伸ばし、87年に帯広日産モーター株式会社と合併、2009年には釧路運輸支局を営業エリアとしてきた釧路日産自動車株式会社を吸収統合した。好調なセールスとともに、アフターサービスの充実にも神経を注ぎ、1級自動車整備士を手厚く配置することで、帯広日産のブランド力の向上に努めている。また、顧客のエコカーや安全志向の高まりとともに、軽自動車や電気自動車の売れ行きが伸びており、十勝管内の電気自動車の充電器普及などにも積極的に取り組んでいる。
Top Interview
十勝の社長に聞く
安心安全なカーライフサポート
Vol.1 〜安心安全なカーライフサポート〜
社長に就任して2年を振り返って―
お客様に安心安全なカーライフを過ごしてもらうために、自動車の整備に力を入れ、帯広日産自動車のブランド力向上に取り組んできた。整備スタッフとして、十勝管内にいる1級自動車整備士のうち、四分の一に当たる9人の1級自動車整備士を配置している。多くの高い技術を持った自動車整備士を背景に、ブランド力アップに努めている。
高まるエコカー、安全志向
直近の業況は―
2014年の十勝管内の帯広日産自動車の販売は、対前年比で横ばい状態にあるものの、軽自動車の比率が高くなっているのが特徴。13年は全体の25%だったのに対し、1年間で10%増え、14年は35%に伸びている。電気自動車は13年に十勝のエリアで17台を販売したが、14年は49台に伸びた。日増しに電気自動車が十勝エリアに浸透してきていることを実感している。「自動ブレーキなら日産」をキャッチフレーズに、アイドルグループ「嵐」を起用したCMが奏功し、自動ブレーキから想起するブランドとして、日産自動車が最も高くなっているという調査結果もある。来店客の中にも安全志向で日産を選んだとういう声が増えてきている。
技術の日産さらに定着
Vol.2 〜技術の日産さらに定着〜
プレミアムセダン2車種の評判は―
2014年に「スカイライン」のハイブリッド4輪駆動を皮切りに、新たに「フーガ」を改良し、この2車種については、日産が北米など国外で展開しているブランド「インフィニティ」のエンブレムを装着している。これは高品質、高性能な「インフィニティ」のブランドにふさわしい自動車の証でもあり、「インフィニティ」ブランドに見合う自動車として、「インフィニティ」エンブレムをつけて国内に逆輸入している。プレミアムセダン2車種は、お客様に好評をいただいており、「技術の日産」をさらに後押ししている。
新型エクストレイルハイブリッドで攻勢
2015年の販売強化車種は―
2015年4月に新型エクストレイルハイブリッドが販売開始される。ガソリンモデルは市場投入されているが、これにハイブリッドバージョンが追加されます。雪道を含めた冬季に悪路が多い十勝のエリアで、走破力とエコカーの要素を兼ね備えた新型エクストレイルハイブリッドを中心に攻勢をかける。
スピード感に対応できる布陣
Vol.3 〜スピード感に対応できる布陣〜
顧客の変化は―
最近はインターネットの普及により、お客様がネットで情報を得て、商品知識をある程度持った状態で来店するケースが多いので、来店から受注までのリードタイムが短縮している。そのスピード感に対応できるような布陣で臨んでいる。
一人ひとりの意欲から始まる
人材確保と人材育成―
企業は人(従業員)で成り立っている。日産の企業ビジョンとして、「すべては一人ひとりの意欲から始まる」という柱がある。人を育成する、モチベーションを上げることは、企業を運営の根幹をなす。帯広日産自動車では、人材教育、人材育成に力を入れている点を、リクルート活動する学生や、新たな就職先を求めている人たちに知ってもらいたい。
前例にとらわれない責任あるチームワーク
従業員に伝えていること―
「前例にとらわれることなく改善を施せ」、「他責にぜず、自責の念をもって仕事をする」、「個ではなくチームで仕事をしよう」―の3つのことを常に伝えている。もちろん個の力を高めることは基本としてあって、その個の力をさらにチームとして高めていくためにチームワークが必要で、チームでいかにパフォーマンスを高めていくかを考えてほしいということを伝えている。
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村松 一樹(むらまつ・かずき)1962年5月4日、東京都調布市生まれ。帯広日産自動車代表取締役社長。早稲田大学商学部卒。1988年4月、日産自動車株式会社入社。2009年4月、同社北海道カンパニーエリアマネジャー。11年4月、東海日産自動車株式会社執行役員エリアディレクター。13年4月から現職。14年2月、帯広自動車販売店協会副会長。
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Information
企業情報
法人名 | 帯広日産自動車株式会社 オビヒロニッサンジドウシャ |
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創業 | 1971年(昭和46年)5月 |
代表者 | 代表取締役社長 村松 一樹 |
業種 | 自動車販売・修理 |
資本金 | 9000万円 |
従業員数 | 319人 |
初任給・ 賞与 |
高 卒 147,400円 専門卒 156,200円 大 卒 170,000円 賞与年2回 |
年商 | 2014年3月期 97億円 2013年3月期 86億円 2012年3月期 87億円 2011年3月期 84億円 2010年3月期 63億円 |
所在地 | 〒080-0010 北海道帯広市大通南29丁目 |
電話番号 | 0155-23-4161 0155-23-4161(FAX) |
WEB | http://www.obihiro-nissan.co.jp/ |
福利厚生 | 各種保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険) |
代表取締役社長 | 村松 一樹 |
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取締役執行役員 | 小西 慶臣 |
取締役執行役員 | 佐藤 豊 |
管理部部長 | 板垣 茂樹 |
管理部部長 | 敦川 一生 |
営業支援部部長 | 西谷 斎 |
南29丁目店店長(部長) | 佐々木 清美 |
ドーム店店長(部長) | 逸見 陽子 |
クリスタル30店店長(部長) | 納谷 昭光 |
営業支援部サービス担当次長 | 栗原 大 |
営業支援部業務改善担当次長 | 柚原 知佳志 |
システム・保険・クレジット担当次長 | 永田 雅久 |
幕別店店長(次長) | 曽我 和美 |
宝町店店長(次長) | 清川 一吉 |
根室店店長(次長) | 田村 高廣 |
地域・法人販売促進部、リーフ担当次長 | 池田 哉人 |
主な役職者名
1971年 | 帯広日産自動車株式会社設立 |
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1987年 | 帯広日産モーター株式会社と合併 |
2009年 | 釧路日産自動車株式会社と統合 |
日産エクストレイル(X-TRAIL)