手のひらサイズのファミコンがカワイイ!
2016年(平成28年)11月10日は、通称“ミニファミコン”こと、ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータが発売された日。本日で5周年を迎えました。
ミニファミコンは、1983年に発売された据え置き型ゲーム機ファミリーコンピュータの復刻版。いまでは多数登場している復刻版ゲーム機ブームの先駆けとなったマシンです。
翌年に発売されたニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンからはじまり、ネオジオミニ、PlayStation Classic、メガドライブミニ、PCエンジン mini、ゲームギアミクロ、アストロシティミニと、ミニファミコン以降、多彩なマシンが発売されました。ダウンロードゲームの手軽さもいいけど、やっぱり物理的なアイテムに心が踊る人が多いのでしょう。
ミニファミコンは発売早々に各店舗で完売になり、2017年4月には、生産を一旦終了。2018年6月28日より店頭での販売を再開しました。なお、2018年10月に決算説明会資料ではミニファミコンとミニスーパーファミコンの全世界合計で1000万台以上が出荷されたことを発表しています。2年で1000万台とは、ものすごいヒットですね。
ミニ系のマシンは小さくてかわいいのでインテリアになるのも魅力。モニターに繋いでゲームをプレイしていなくても、部屋に飾ったマシンを見ているだけで癒やされるのではないでしょうか。なお、自分は初代ファミコンとミニファミコンを親子のように並べて部屋に飾っています。
このミニファミコンは当時のデザインそのままに、約60%のサイズまで小型化。コントローラーも小さくなっており、ちょっとプレイしづらいところはご愛嬌と言ったところでしょうか。ただ、大人には大きくても小さい子どもにはちょうどよかったみたいですね。ちなみに、翌年に発売されたミニスーパーファミコンは、コントローラー部分は当時と同じサイズになり、プレイしやすくなりました。
画面はHDMI接続で、現代のテレビに合わせてくっきりとした見た目で遊ぶことができますが、一方でブラウン管の走査線とにじみを再現した“アナログテレビ”モードも。当時を再現した画面でも遊べる、こだわり仕様でした。
ゲームに関してはオリジナルのようにロムカセットを交換するのではなく、収録された30本のソフトを遊ぶ形。1983年7月15日に発売された『ドンキーコング』から1993年3月23日に発売された『星のカービィ 夢の泉の物語』までハード初期~末期まで幅広い作品がラインアップされています。
また、任天堂作品だけでなく『ダウンタウン熱血物語』や『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』など、サードパーティのタイトルも多数収録されているのがうれしいところ。さらに『ゼルダの伝説』や『悪魔城ドラキュラ』などのディスクシステム用のタイトルも遊べました。ディスクシステムはデモ画面も完全に再現。懐かしさに浸れます。
リセットボタンを押すとゲームの進行状況を中断ポイントとして保存可能なため、気軽にゲームを中断・再開することができるのもありがたいです。『ファイナルファンタジーIII』の長~いラストダンジョンも安心してプレイできます(笑)。
なお、『グラディウス』のコナミコマンドなど、裏技もバッチリ再現可能。これも当時の思い出に浸れるポイントでした。
また、ミニファミコンには“ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ50周年記念バージョン”というバージョン違いも存在しました。
こちらは2018年7月7日発売。週刊少年ジャンプの創刊50周年を記念したものでした。当然ながら『キン肉マン マッスルタッグマッチ』や『キャプテン翼II スーパーストライカー』『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』など、ジャンプ関連作品が収録されています。こちらも懐かしくて、プレイしたときは子どものころを思い出して泣きそうになりました。マンガも好きだった自分はこちらのバージョンのほうが思い出深いかも。
また、『ろくでなしBLUES』がファミコンで発売されていたことを知らなかったので驚きました。スーパーファミコンで発売されていたのは知っていましたが、ファミコン後期の1993年に発売されていたとは……。週刊少年ジャンプ50周年記念バージョンのミニファミコンで、初めてプレイしましたが、ファミコンとは思えないほどグラフィックに感動しました。
個人的にミニファミコンのすばらしいところは、“レトロ”という言葉を使わずに“クラシック”という言葉を使っているところ。色褪せない名作の数々を、ぜひこのマシンで味わってみてもらいたいです!
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