【土地家屋調査士】勉強法・ノウハウ

土地家屋調査士試験「択一式」の勉強法と学習計画の立て方

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土地家屋調査士試験の「択一」を制する者が本試験を制すると言っても過言ではありません。

記述式もあり作図に目が行きがちですが、「択一」の知識がベースです。

勉強を始めたばかりの人にとって、学習をどう進めたら良いか分からない、今おこなっている勉強方法で合格できるの?など、多かれ少なかれ疑問があると思います。

私の経験を含めた勉強方法を紹介していければと思います。

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土地家屋調査士試験「択一」とは?

土地家屋調査士試験『択一式過去問解析講座のガイダンス動画でも、択一式の概要が解説されています。

ぜひこちらも参考にしてください。


土地家屋調査士試験には午前の部と午後の部があります。

測量士、測量士補、一級・二級建築士の資格を所持していれば、午前の部が免除されますので、実質、午後の部が試験となります。

では、それはどういった試験なのか、情報を以下にまとめていきます。

午後の部は

試験時間2時間30分
(午後1時00分から午後3時30分まで)
試験内容民法、不動産登記法、土地家屋調査士法などから多肢択一方式(5択)で20問
記述式問題として2問(土地、建物)

となっています。

配点は択一式が1問2.5点、記述式が土地25点、建物25点の計100点です。

択一式、記述式にはそれぞれ基準点があり、それに満たないと足切りにあってしまいます。

令和元年度試験の択一式の基準点は13問でした。

では、基準点を目指せば良いのか?答えはNOです。

基準点に達しても合格点に届かなければ不合格となります。

基準点からの加算点が必要になってきます。

そこで、目指して欲しいのは、20問中18問以上取れる力をつけることです。

そうすれば記述式では基準点以上で合格です。

9割以上の正答率を目指すことは、かなりの努力が必要ですが、択一で上ずみ点を如何に稼ぐかが合格の近道となります。

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択一式の勉強方法

合格へと勉強を始めていく中で「計画を立てること」、つまり、何をいつまでに、どのように勉強していくかというプランニングが一番重要です。

予備校に通っていたり、通信の講座を受講していたとしても、日々の学習は自分で決めて進めていかなければならないので、基本は独学です。

計画を立てないで進めていくと、勉強すべき箇所が明確でないため、勉強の効率が落ちてしまします。

日々の中では○ページまでテキストを読む、○年度分の過去問を解くなど明確にしましょう。

本試験までの大きな流れを、1年の学習計画を3分割して「初期」「中期」「後期」と分けて紹介していきます。

あくまでも、目安ですが4ヶ月間ずつと考えていただければ良いです。

「初期」  本試験12~9ヶ月前

インプットとしてテキストを読んだり、講義動画を視聴します。

この辺りは、特に初学者にとっては難解の箇所が出てきたりしますが、サラッと進めます。

それが終われば過去問を解きましょう。

問題の解き方としては、一問一問、問題を解いては答えを見て、ではなく1年度分(20問)一気に解きましょう。

言うまでもなく、本試験は20問を一気に解かないといけませんし、一問一答形式だと分かっているつもりだと勘違いしやすいです。

ここで過去問の正答率が半分も満たないなら、まだまだ知識が足りていませんので、じっくりインプットに取り組みましょう。

それをクリアできていれば繰り返し過去問を解いていきます。

「中期」 本試験8~5ヶ月前

過去問を重ねていき、満点を目指します。

過去問は単純な○×問題として解くのではなく、しっかりと肢ごとの理由を考え、また、テキストにどういう風に書いてあったかなと自分で思い出しながら勉強していくのがコツです。

テキストに載っている正しい情報を武器として、本試験では戦っていかないといけないからです。

そこで間違った問題についてテキストに戻って学習し直します。

この頃から解く時間も意識しましょう。

1年度分(20問)を解答するのに、だいたい20~30分です。

「後期」 本試験4~1ヶ月前

何回過去問を周回すれば良いのだろうと不安に感じてくると思います。

法改正のあった平成17年度から令和元年度まで15年度分を5周するのを目標としましょう。

そうすれば、満点が取れてくるでしょう。

ただ、それで終わりではありません。

やっと本試験で戦えるベースが出来たに過ぎません。

そこからさらにその問題の出題の意図を理解し、その選択肢がなぜ間違っているのか、理由をしっかりと説明できるように過去問に取り組んでいきましょう。

過去問を反復していくうちに、だんだん正解を覚えてしまうことがあります。

でも、○○だから、この選択肢は間違っているという思考回路であれば、知らない問題にも対抗できます。

択一式の勉強に必要な時間

一般的に土地家屋調査士試験の合格に必要な時間は約1000時間だと言われています。

働きながら資格取得を目指そうとしている人にとって、1日の中であまり勉強時間を取れないのでトータルでどれくらい時間を確保すれば良いのか気になることかと思います。

私自身は7月から本試験の10月までの4ケ月間の学習期間がありました。

ほぼ毎日5~7時間くらいは勉強していましたので、本試験までの期間で4ケ月(120日)×7時間=840時間の学習時間は確保できていました。

あくまで1000時間というのは目安ですが、平日は1日2時間、土日で計8時間くらいといった学習プランであれば十分1年で合格圏内に入ってきます。

しっかりと計画を立てて、合格を勝ち取りましょう。

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この記事の著者 萩原 裕大 講師

萩原 裕大 講師

中山講師の「複素数で解く!関数電卓による測量計算」を活用し、土地家屋調査士の試験にわずか4ヶ月間の超短期学習で合格。

アガルートアカデミー講師と土地家屋調査士実務を並行しておこなう。

自らの受験経験、実務経験をもとに定期カウンセリングを担当し、的確な学習アドバイスで受講生を合格へと導いている。

萩原 裕大講師の紹介はこちら

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