神奈川県教育委員会は11日の定例会で、県立高校の2023年度入学者募集定員を決めた。公立中学校卒業予定者数が前年度より増加することなどに伴い、県立全日制で計10学級(1学級40人)400人増やす。16校でそれぞれ1学級増える一方、6校では1学級減る。
1学級増は、普通科14校(旭、白山、川和、舞岡、松陽、生田、百合丘、相模田名、上鶴間、追浜、鎌倉、藤沢西、伊志田、座間)、単位制普通科1校(横浜清陵)、総合学科1校(座間総合)。一方、1学級減は普通科4校(金井、横須賀大津、七里ガ浜、西湘)、単位制普通科1校(横浜桜陽)、総合学科1校(麻生総合)。
前年度に1学級増があった6校(金井、横須賀大津、七里ガ浜、西湘、横浜桜陽、麻生総合)は今回は1学級減となった。県教委は、校舎の受け入れ可能人数や志願動向などを考慮して学級増減を決めたという。
公私立高校全日制の定員枠を巡っては、県と私学側で構成する「県公私立高校設置者会議」で協議。今回は公立中学校卒業予定者数が前年度より870人増となることから、公立は前年度より400人増、私立は300人増を目標とすることで合意していた。
市立高校を含む公立高校の募集定員については25日に発表される予定。(成田 洋樹)