頭の中がカユいんだ 中島らも

文庫化によせて「当時東京の月島に借りていてワンルーム・マンションの中で実質的には4、5日で書かれたものだ(中略)異常な速さの推進力となったのは、アルコールと睡眠薬だった。この本はラリリながら書かれたものだ」という中島らも本人のコメントがあります。
これを読んですぐに思い出したのは、ヘロインでラリっているなかで「裸のランチ」The Naked Lunchを書いたウィリアム・バロウズWilliam Seward Burroughsです。ちなみにラリッた状態でウィリアム・テルごっこを奥さんとやって、ライフル実際に奥さんの頭を吹っ飛ばしたという伝説は有名です。
以前、「今夜、すべてのバーで」を読んだし、たぶん「白いメリー」さんを読んだとおもうのですが、久々にらも作品を読んで、面白かったです。よかった!すばらしい。
うかつに電車の中や人前で、読むことをさけてしまうほどでした。お酒で酔って電車内で読んでいたときは、あまりの面白さに人目をはばからずニヤニヤしながら読みすすめてしまいました。
らもさんの繊細さと感性と氏の才能に感服です。

頭の中がカユいんだ (集英社文庫 (な23-21)) (集英社文庫 (な23-21))
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