住化アグロ製造(株)【住友化学グループ】

■製造技術部　吉村教久（2013年入社／島根大学総合理工学部出身）

山口県宇部市出身で、地元に近い場所で働きたいという思いを持っていました。学生時代は有機化学の研究をしていたため、当社の事業とは分野が異なるものの、研究を進めていくというプロセスや考える工程は共通していると感じ、当社を志望しました。
当社は住友化学グループの企業で、主にグループ会社が技術・開発を行なった農薬や肥料の受託製造を手がける企業です。国内に4つの事業所を構えており、私は各種工業化の検討や合理化の検討を行なう製造技術部に所属しています。配合や大まかな製造プロセスはメーカーが考えるのですが、いかに効率よく生産を行うかを検討し、既存製品に関しては作業性や生産性を高めていくための合理化を検討することが主な業務となります。この仕事の面白いところは、市場に出回る製品のモノづくりに携われること。害虫防除剤などはホームセンターなどに陳列されていますので、商品を目にしたときは嬉しい気持ちになりますね。また、既存製品の製造に関する合理化を行なった際に、工場の方から「作りやすくなった」と言っていただくこともあります。私たちの仕事によって社員の皆さんの仕事がしやすくなり、会社に利益をもたらすことができることに、技術者としてのやりがいを感じますね。
製造技術部は少数精鋭で30代から60代まで幅広い世代の技術者がいます。風通しがよく、わからないことがあればすぐに相談できますし、入社後は業務に必要な知識やスキルを着実に身につけることができました。最近はどんな依頼がきても、最終的な絵を描けるようになりましたし、どのような問題点が起こるかも思い浮かぶようになりました。外部講習や学会などに参加し、最新の情報に触れ幅広い知識を習得していくことも可能です。これからも自分自身の知識、知見を深めていくとともに、今後は若手社員に自分が得てきた技術・知識を伝えていくことを意識しながら、さらなるレベルアップを図っていきたいと考えています。