†DOSとバッチ†
作成開始日 2018.07.17
最終更新日 2018.07.17
●Win7上でFDモードのUSBメモリを作成する
FreeDOS 1.0のInstall FDイメージを入手(現行の1.2で作成すると動作が重い)
USB Image Toolで小容量のUSBメモリにイメージを書き込む(どの途2MBしか使用できない)
●FreeDOSの入ったUSBメモリでブートする
PCのBIOS設定で[USB-ZIP]からのブートを優先する(USB-FDDではない)
FreeDOSが[A:]として起動する(正確には通常のフロッピーではなく、スーパーフロッピーとして)
メニューからコマンドラインに抜けて、一通りいじってみる
システム本体しか入ってないので、何もできない;日本語表示も不可能
これをこのまま使うのは無理、/V化もやや面倒 → DOS/Vに移行する
●HDD上のDOS/Vを起動してDOS/Vをインストールする
BIOS設定でHDD優先ブートに戻し、同時にレガシーFDDを無効にする
レガシーFDDが生きていると、USBメモリが[A:]になれない([B:]になる)
HDD上のDOS/Vをブートする(我が家の場合はPC-DOS 6.3/V)
[FORMAT A: /S]でA:ドライブを再フォーマット&システム転送
このとき、メディアサイズは1.44MBではなく、2MBとなる!
あとは適宜必要なシステムファイルやツール類をコピー
再度BIOS設定で[USB-ZIP]を優先ブートに設定して、A:からDOS/Vが起動するか確認
●スーパーフロッピー
今回のキモは、このUSBメモリが通常のフロッピーディスク互換ではなく、スーパーフロッピー互換(ZIP)になる点
ブートデバイスが[USB-ZIP]になるのも、フォーマット後の容量が2MBになるのも、恐らくそれが原因
標準的な[USB-FDD]ではないので、環境を選んでしまうリスクがある--これが第一の不安
また、S-Floppy互換ならば、120MBとか240MBとかになっても良さそうなものだが、2MBにしかならないのも疑問
[sFDform]というUSBメモリをスーパーフロッピー互換でフォーマットできるツールを使ってみたが失敗
環境がPC-DOS 6.3/Vなのが悪いのか、或は必要なドライバが欠けているのか、その辺は何とも…
ただし、A:ドライブからDOS/Vのお助け環境が起動できるようになったので、結果には満足している
●背景
HDDのパーティショニング、アクティブ区画設定、MBRの更新、MBMの導入などを行うには、FDブートのDOSが必須
HDDブートのDOSでは、アクティブ区画やMBRなどが弄れない--起動HDDは1台のみ(自分自身)なので
ウチの環境では、これらの作業を行うことが多い(CFやSDをブートデバイスにすることが多い)
WinやOS/2のように、論理ボリューム管理になってしまうと、不都合がいろいろと発生する
なので、今までは普通にFDDからDOSをブートしていたのだが、
ここに来て、メインで使用していたFDDが故障、貴重なメディアを次々に
もちろん、FDDを換装すれば良いのだが(近々その予定)、あるいは正常な外付けUSB FDDに乗り換えても良いのだが、
FDDに頼っている限り、今後も同じようなことは繰り返されるだろう
信頼性でも速度でも、代替方法を考える必要がある
最初はSDカードやUSBメモリをFDとして扱える互換ドライブを検討した
国産品は全て企業用で3万円くらいするが、中国製ならば2000円台から存在する
コスト的にはクリアだが、汎用性がない
つまり、使用するPCすべてに搭載しないと、データのやり取り、ディスクの流用といったことができない
以前は、BIOSレベルでUSBメモリをHDD互換かFDD互換か選べるPCもあったが、それも汎用性がない
と言うことで、USBメモリ自体をFDD互換にできないか、というのが問題意識であった
現時点では結果に満足しているが、やはり[USB-ZIP]互換と言うのが引っ掛かっている
今後は完全にUSB FDD互換になる方法、或は逆に完全に120MB ZIP互換になる方法を探す
我が家のPCでは[Opera Piccolo]がUSBメモリをZIPと見做すようだが、
これもUSBメモリ自体をZIP化するのか(0x00)、単にHDDをZIPとして扱うだけ(0x80)なのか不明
●FDイメージの作成
いや、単純に手持ちの適当なFDのイメージを作成して、USBメモリに焼けばいいんじゃね?
ということで、rawwritewinというツールを使って、適当なMS-DOSのブートFDのイメージを作成し、
それをUSB Image ToolでUSBメモリに焼いてみた…
が、結果はFreeDOSのイメージを使用した場合と全く同じ:USB-ZIP扱いで、再フォーマットすると2MBとなる…
本物のFDのイメージを焼いたのに、sFD扱いとは…ナゾは深まってしまった…
手許のFDのイメージを作成するのは重要だけど、それはまた別のハナシ…進展はナシ
しかし、FDのイメージ作成ツールって、古いものしかないんだね…それはそれで驚いた
なお、こうして作成したUSBメモリのイメージを作成すると、今度はメディア容量と同サイズになっちゃうんだね…
ま、これはUSB Image Toolの問題だろうが…ドライブ丸ごとのイメージしか扱えないので
もう一つ思い付いた:本物のZIPドライブを入手して、こいつのイメージを作成したらどうだろう?
いや、プレミアもんかぁ…(^_^;