建築基準法とミニスカートの幾何学による“35cm丈のミニスカートは絶対安全”という証明
今回は平林純さんのブログ『雑学界の権威・平林純の考える科学』からご寄稿いただきました。
■建築基準法とミニスカートの幾何学による“35cm丈のミニスカートは絶対安全”という証明
スカートの長さが32cmよりも長ければ、スカートの内側を見られる心配はありません。なぜなら、「風が吹くことさえなければ、角度が25度程度の比較的急な階段であったとして、スカートの内側を見ることはできない」ということが数学的に証明されているからです。たとえば、階段の上に立つミニスカートを履いた女性がいたとしても、そのスカート丈が32cmよりも長ければ、(たとえ、どんなに階段の下に降りてみたとしても)ミニスカートの内部をのぞき見ることはできないという代数幾何的な証明がされているのです(参考:ミニスカートの幾何学)。
しかし、32cm丈のスカートで安全なのは、角度が25度程度の階段までに過ぎません。もしも、それより急な階段があれば、もっと長いスカートを履いていなければスカートの内側が見えてしまう、ということになります。 それでは、一体どのくらいの長さのスカートであれば“スカートの内側を見られる心配をしなくて済む”のでしょうか?
……今回の話は“風が吹いたりすることがなければ”という話です。 しかし、法律書のページをめくり、その中にある数字を科学的に解き明かしていくと、「建築基準法とミニスカートの幾何学による“35cm丈のミニスカートは絶対安全”という証明をすることができる」なんて、何だか少し面白いとは思いませんか?
執筆: この記事は平林純さんのブログ『雑学界の権威・平林純の考える科学』からご寄稿いただきました。